超高齢社会に突入し、本来寿ぐべき長寿が、いつまで生きるかわからない長生きリスクに成り下がってしまいました。
ゴミ屋敷や老後破産などがマスコミで取り上げられ、不安をあおりますが、これらを一挙に解決してくれるのがミニマリスト。明るい老後はミニマリストからというのが、今回のテーマです。
老後こそミニマリスト!
ミニマリストとは最小限のものだけで暮らす人のことです。
執着を断つという修行っぽいイメージの断捨離とは違い、ミニマリストはノイズの少ない生活といった感じで、実践している人たちには結構若い人が多いようです。
彼らのブログを見ると、生活費もミニマルで、ここまで家計を圧縮できれば、老後資金が乏しくても何とか乗り切れるのではないでしょうか?
また、部屋の画像を見るとホントに何もなく、掃除が行き届いているのです。こんな部屋なら転倒して骨折するリスクもなく、遺品整理で子供たちに面倒を掛けることもないでしょう。
ミニマリストこそ理想的な老後のライフスタイルと言えそうで、キレイさっぱりと風の如く去って行けるのではないでしょうか?
ミニマリストでゴミ屋敷も解決!
モノを捨てるのは結構しんどい
とはいえ、モノを処分するには結構なエネルギーが必要です。筆者は数年前、婚礼タンスを処分しましたが、業者に依頼したにもかかわらず、かなり疲れました。
取り沙汰されているゴミ屋敷も、住む人の捨てるエネルギーが枯れてしまい、どうにもならなくなってしまった末のことなのではないでしょうか。
思い立ったが吉日、1日でも早く取り掛かるのが、スマートにミニマリスト化する秘訣、大モノや思い入れのあるモノは特にです。
ミニマリストへの壁は高い?
とはいえ、日本が豊かになる前の時代を知っている方々にとって、モノを捨てるのは相当の苦痛を伴うようです。
物資が乏しく、必要なものさえも手に入らなかった辛さが身にしみていて、まだ使えるものを捨てるなど、身を切られるような痛みを感じるのだそうです。
ミニマリストにチャレンジ!
筆者の母もそうで、包装紙や端切れなどをごっそりため込んでいました。さらに、オイルショックで懲りたのか、トイレットペーパーやティッシュも安売りのたびに買い込んで、押入れ半間を埋め尽くすありさまでした。
ところが、高齢者専用住宅への転居のため、モノを減らさざるを得なくなってしまったのです。
ついにミニマリスト宣言!
最初は後ろ髪を引かれる思いだったのが、モノが減るにつれて気持ちまで軽くなっていったようで、引越し後は、「もうモノはいらない!」と宣言するまでになりました。
戦後の艱難辛苦を乗り越えた年代の方々には、強靭な精神力が備わっています。ミニマリストへの壁など案外あっさりと乗り越えられるのではないでしょうか。
ミニマリストで老後破産も解決!
ミニマリストで節約できる
モノが多いと管理が行き届かなくなり、ムダが発生します。在庫や手持ちのモノを把握しきれていないと、必要なときに取り出すことができず新たに買うことになったり、同じものをいくつも買ってしまったりすることが多くなるのです。
また、ミニマリストは気に入ったモノやコトだけにお金を使って、満足度の高い暮らしをしているのだそうです。だから、憂さ晴らしで散財してしまうというようなことは、滅多にないのです。
ミニマリストで家賃も減らせる
そして、出費のなかで大きな割合を占めている賃貸住まいの方の家賃。ミニマリストになればモノが減るので、今より狭い部屋で暮らせるようになります。
老後破産では、家賃負担が大きいという事例が多いので、もっと安い部屋に引っ越しましょう。4月から5月は気候もいいうえに賃貸業界の閑散期なので、物件を探すには一番良い時期です。
▼引っ越しはまず見積もりから
老後こそミニマリストで行こう・まとめ
ミニマリストで身も心も軽く
人生は長い旅のようなもので、家康さんほどにタフではないと思うのなら、荷物は軽くして少しでも楽したい思いませんか?
重い荷物を背負っていれば、どうしても目線が下がりがちになります。無理して上を向くのはしんどくて切ないものですね。
荷物を減らせば、自然に上を向いて歩けるようになります。ミニマリストで明るい老後を目指してみてはいかがでしょうか?
今日のボタモチ
今日のボタモチは【知足】です。
老子によると、足るを知る者は富むのだそうで、富んでいるから足るというわけではないということです。
※今日はボタモチ1個追加!
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