老化対策

老後の趣味 シニア男性が夢中になれる!生きがいになるモノは?

投稿日:2017年5月24日 更新日:

お絵かきに夢中

仕事一筋で生きてきた現役時代が終了し、定年後をどう過ごせはよいのか困惑しているというシニア男性が多いようです。一方奥さんは、ご主人を気に掛けつつも、すでに自分の世界を築いていて、充実した毎日を過ごしておられます。

老後の暮らしを彩りある、充実したものにしてくれるのは「趣味」です。今回は、無趣味なシニア男性への趣味のススメです。

老後の趣味の効用

世界が広がる

なにがしかの趣味があれば、人生は彩り多いものとなります。趣味を通じて異世代の仲間と交流できれば、なおよしです。

はじめはひとりで楽しんでいてもよく出会う「いつもの顔」ができれば、自然と挨拶や情報交換などで言葉を交わすようになり、肩の凝らない趣味仲間が増えてゆきます。

このようにさまざまな人たちとの交流を通して、住む世界はどんどん広がってゆきますが、無趣味だとどうしても家にこもりがちになります。

確かに家は「男の城」ですが、自分の世界が40坪というのは少しさみしい気がしませんか?

創意工夫への意欲が高まる

創意工夫は、脳を活性化するためにとても良い活動です。創作系の趣味はもちろんのこと、それ以外の趣味であっても、創意工夫の余地は大いにあります。

旅行ならどこへ行くか、DVD鑑賞なら何を見るか、自分で決めなければなりません。与えられた仕事をガムシャラにこなしていた現役時代とは違う、能動的な活動が、趣味においては必要となります。

ストレスが解消される

ストレス解消法としてはいろいろなものがありますが、趣味に打ち込んで忘我の境地に入ることでも、スッキリした気分を味わえます。

この時のスッキリ感は、単なる憂さ晴らしで終わりません。充実感した時間を過ごすことでエネルギーが充電され、元気いっぱいになれます。

趣味は高次元のストレス解消法として、優れたものといえるのです。

無趣味な男の定年後

会社仲間は定年まで

企業戦士として自宅と会社を往復する毎日で、趣味に費やす暇などないまま定年に突入、しかし会社仲間がいるから大丈夫…などと考えていたら大間違い。

会社を離れた後も、ずっと会社仲間との交流が続くなどとは期待しないほうが身のため。あっけないほど早く疎遠になってしまうものです。

会社しか知らないまま社会に放り出されてしまったのなら、今から新しい居場所を探しに行くしかありません。

家にいればいい?

行くところもすることもなく毎日家にいるようになると、しょっちゅう外出している奥さんに腹が立ってきます。

「わしの世話をおろそかにするとはけしからん!」と暴れるほどの元気はないものの、「また出掛けるのか」と不機嫌な態度をとってしまう男性は、少なからずおられるようです。

奥さんとしては、夫も家にこもっていないで何か趣味を持ってもらえたら…と思っているようですが、なかなかご主人の重い腰は上がらないようです。

無趣味男性のホンネ

  • 今更新しいことをイチから始めるのは気乗りしない
  • 自分より若い人に教えを請うのはご免被りたい
  • 未知のコミュニティーは身の置き所がわからない

定年後、家にこもっている男性にありがちなホンネです。リタイア後の社会にデビューする新人として初々しくしているだけでいいのですが、それが難しいようです。

会社での実績や経験なんかは定年とともにリセットしませんか?身軽になって人生の第2章を新たにつづり始めることは、喪失感を上回る創造への期待感があると思うのです。

夢中になれる趣味をさがそう

何を始めようか?

趣味といっても、そんなに身構える必要はありません。やってみて面白ければしばらく続けてみてもいいかな・・・そんな気軽さで始めるのが、敷居を低くするコツです。

何をやればいいのかわからないという方へは、若い頃やりたかったことへのチャレンジをお勧めします。何歳から始めようと遅すぎるということはありません。

楽器演奏は認知症予防にも

楽器演奏は、認知症予防への高い効果が確認されているものです。女性にモテそうだからとピアノを始めるシニアもおられるそうで、下ゴコロ大いに結構。

最近では、鍵盤が順に光ってその通りに指を運べば曲が演奏できてしまうという、優れモノの電子ピアノもあるそうです。道具のチカラを借りて快調な滑り出しを目指すのも、賢いやり方でしょう。

定番の趣味をひと工夫

もっと気軽に始めたいなら、テーマを決めた旅行なども楽しいものです。酒蔵めぐりや、仏像を訪ねる旅などもおすすめです。

写真や俳句などは、作品を誰かに見てもらえたら楽しさ倍増ですね。簡単に開設できる無料ブログを使って、マイギャラリーをオープンしてみてはいかがでしょうか。

昔の趣味を再開

以前やっていたけれど、仕事が忙しくなって止めてしまったものがあれば、ぜひとも再開しましょう。忘れかけていた残り火が、長い時間を経て再び燃え始めるなんて、ステキではないですか。

なんだって趣味になる

時間を忘れて楽しめるものなら、なんでも趣味といえます。

懐かしの洋画をDVDで鑑賞したり、好きなコミックを全巻制覇したり、贔屓のスポーツチームをガチで応援したり。本当になんだっていいのです。

ボランティアもおすすめ

働くことに命を燃やしてきた世代の方が、趣味にイマイチ気乗りがしないのは、遊ぶだけに時間を費やすのが虚しいと思うからかもしれません。

このような方には、ボランティア活動への参加がおすすめです。自分を必要としてくれる人が確かにいるというやりがいと手応えは、生きがいにつながります。

ボランティア活動は敷居が高いという方には、地域内での見回りや見守りといったような、お役目を引き受けてみるのはいかがでしょうか?意外と面白いものですよ。

趣味があれば毎日が楽しい

いつまでもボケないでいる秘訣は「きょうよう」と「きょういく」。つまり、「今日用がある」「今日行くところがある」ということだそうです。

例えば、「明日はスケッチに出掛けよう」と床に就き、翌朝「さぁ、行くぞ」と元気良く目覚められたら、愉快な毎日を過ごせそうですね。

ちなみにこのブログでは「いっちょかみ」の筆者が、各種イベント・スポットに出掛けた体験レポートも掲載していますので、趣味やボランティア活動へのガイドとして参考にしていただければと思います。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【意欲】です。

やりたいことをやるのなら、意欲は湧き放題。夢中になれば年齢なんかは忘れてしまいます。年齢を意識してリバースさせるアンチエイジングもいいけれど、年齢を忘れて年齢不詳となったエイジレスは、さりげなくオトナの味わいを醸しています。

※今日はボタモチ1個追加!

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プロフィール

若杉ひふみ
兵庫県生まれの兵庫県育ち
アラ50のO型
現在、昼間は介護予防事業、アフター5はエイジレスライフ実現への考察と実験に勤しむ日々です。
介護予防につながるエイジレスライフの奥義は、好奇心を失わないこと。その実践として「興味本位」な毎日を過ごしています。おいしそうなボタモチはとにかく食べてみよう!ということで、新たな世界との出会いに加え、足腰が強くなるというおまけも付いてきました。
そんなボタモチたちを集めたのがこのブログです。稔り多い人生を祝う「祝活」を目指す日々が、ボタモチとなって棚の上に積み上がり、いつかナイスなタイミングで落ちてくるかも?

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