老化対策

脳トレに飽きたらTOEICがおすすめ!語学学習で認知症予防

投稿日:2017年5月2日 更新日:

アルファベット

認知症予防のため、脳トレに励んでいる方は多くおられます。でも「あまり面白くない」「飽きてきた」という方もおられるのでは?そんな方におすすめなのが、語学学習。

先日ご逝去された渡部昇一教授も、ご自身の体験を踏まえた上で「語学学習の健脳効果」を語っておられました。渡部教授の生涯現役ぶりをみれば、効果への期待は高まりますね。

今回は、語学学習といっても、何から始めたらいいの?という方に向けて、TOEICについてのお話です。

TOEICはだれでも挑戦できる

TOEICは、学生さんやビジネスパーソンが受験するというイメージがありますが、特に受験資格はないため、だれでも挑戦できるものです。

TOEICは200問で990点満点の英語テストで、英検のような合否判定はありません。出題も解説も全て英語で行われます。

リスニングとリーディングの二部構成で、前半はアナウンスされる音声を聞きながら45分間で回答、後半は問題文を読んで75分間で回答します。途中休憩はありません。

マークシート式なので、スペルがうろ覚えでも大丈夫です。後日送られてくるスコアで進歩具合が見えるので、「次回はもっと」と張り合いの出るテストです。

初期は大幅に伸びやすい

筆者が渡部教授の話を聞いて初めてTOEICにチャレンジしたときのスコアは、ちょうど半分の495点でした。

8ヶ月後に再チャレンジしたら625点になっていてびっくり。ざくっと25%増しですが、受験開始時はスコアが低いのと、テスト自体に慣れていないため、2回めのスコアは上がりやすいようです。なんだかダイエットに似ていますね。

英検3級でも600点取れた

筆者の実感では、英検より敷居が低いように思います。英検だと合否判定があり、不合格になると、モチベーションが下がってしまいます。

また、3級以上ではライティングテスト(英作文)と、二次試験での面接形式のスピーキングテストがあり、ここでびびってしまいます。

TOEICでは、ストーリーの概要さえわかれば正解にたどり着くことが出来ます。日本語で、一字一句まで理解できなくても話の内容はわかりますね。英語でも似たようなものなのです。

俗に英検2級とTOEIC600~650点が同等といわれていますが、筆者の英語力は英検3級(中卒レベル・中学生の時に取得)で、特に大人の場合はTOEICのほうがよい結果を得られるようです。

結果がイマイチだとモチベーションが下がるので、少しでもよい気分が味わえるTOEICから始めてみることをおすすめします。

TOEICを受ける前に

体力と集中力は必須

TOEICは頭だけでなく、身体も鍛えておく必要があります。テストの所要時間は休憩なしの120分と言う長丁場、これだけの時間を座り続けるだけでも結構な体力が必要です。

筆者が初めて受験したときは、90分を過ぎたあたりから腰が痛くなり、集中して問題と解くことが厳しくなってきました。体力と集中力の衰えをひしひしと感じたものです。

そこで再チャレンジに向けて、120分間座って集中力を保てるように、足腰を鍛えることにしたのです。足腰が強くなると疲れにくくなり、集中力も増してきました。また、足腰と脳は連動しているので、理解力も少しは高まったかもしれません。

眼鏡は合ってますか?

シニアなら老眼鏡を愛用している方が多いと思います。筆者は出来合いのものを使っていたのですが、テストの途中で目がかすみ始め、眉間にしわを寄せてなんとか問題を読む羽目に・・・。

これは老眼鏡が合ってないのではと思い、眼鏡屋さんでみてもらったところ、「ぜんぜん合ってない」とのことでした。

そこで、老眼鏡をあつらえて再チャレンジ、目がかすむことなく最後までたどり着けました。間に合わせの老眼鏡を愛用している方、TOEICチャレンジの前に、ぜひ眼鏡屋さんへGo!

教材は何を使えばいい?

テストと名の付くものの教材は、過去問が基本です。まず、公式問題集を購入し、一通り目を通します。その上で、自分の弱いところを補強しつつ、公式問題集を繰り返し解くのが一番です。

筆者の場合、文法が不安だったので簡単な文法書でおさらい後、時間を作り120分通しで問題を解くことをメインに取り組みました。

サブでは「見てわからないものは聞いてもわからない」ため、公式問題集を内容がわかるまで読んでから、BGM代わりにリスニングCDを聴いていました。

TOEICで精神修養もできる?

200問を120分ノンストップで解くTOEIC。リスニングは流れ去る音声を聞き漏らしたらアウトだし、リーディングもひたすら前に進まないと時間切れになってしまいます。

通常のテストと異なり、難しい問題の得点が高く設定されているわけではなく、後に行くほど問題が難しいということもないTOEIC。

難しい問題に時間を掛けすぎて、後ろのほうにある解ける問題に着手できず時間切れということを避けるために、最後の問題まで解くことを第一目標にしましょう。

「過ぎ去ったことは忘れる」「即断即決」が、好スコアを手にするコツです。筆者の初受験のときの感想は「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず…」でした。あぁ、無常…。

TOEICで頭も身体も若返ろう

筆者は英語が大の苦手でした。まさかアラフィフになって英語をやることになるとは思いもよりませんでしたが、介護予防の仕事をしている張本人が弱ってしまっては、説得力がなくなってしまいます。

受験会場には若い人たちに混じって、シニアも結構おられました。就活や仕事のためにスコアが必要な若い人たちに怒られるかもしれませんが、決してふざけているわけではありません。

「TOIECで若返り」あなたもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

今日のボタモチ

今日のボタモチは【チャレンジ】です。

人生はやったもん勝ちかもしれません、あれこれ悩んでいるうちに時間は過ぎてゆきます。案ずるより生むが易し、軽いフットワークで、気軽にチャレンジすることで、新しい世界に出会えるかもしれません。

※今日はボタモチ1個追加!

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プロフィール

若杉ひふみ
兵庫県生まれの兵庫県育ち
アラ50のO型
現在、昼間は介護予防事業、アフター5はエイジレスライフ実現への考察と実験に勤しむ日々です。
介護予防につながるエイジレスライフの奥義は、好奇心を失わないこと。その実践として「興味本位」な毎日を過ごしています。おいしそうなボタモチはとにかく食べてみよう!ということで、新たな世界との出会いに加え、足腰が強くなるというおまけも付いてきました。
そんなボタモチたちを集めたのがこのブログです。稔り多い人生を祝う「祝活」を目指す日々が、ボタモチとなって棚の上に積み上がり、いつかナイスなタイミングで落ちてくるかも?

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