介護は大変なものです。実の親の介護であっても修羅場となることはしばしばで、決してキレイ事ではすまないのです。当然、姑の介護など絶対にイヤ!という方は少なくないでしょう。
今回は、姑の介護をしたくないなら絶対にしてはいけない5つのことをご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
誰も助けてくれない
夫はアテにならない
親が要介護になったときに兄弟姉妹が集まって会議が開かれます。
このとき夫は、親や他の兄弟姉妹にいい顔をしたいのか「俺が看る」などと調子のいいことを言いがちですが、実際は「俺」ではなく「嫁(妻)」に丸投げすることになるのです。
さらに、介護が始まればさまざまな問題やイザコザが発生しますが、夫はあなたを助けてはくれません。
それどころか姑や兄弟姉妹の肩を持つばかりで、あなたに対して非難めいたことを口にするようにさえなるのです。
兄弟姉妹も口だけ
他の兄弟姉妹は、あなたの夫が姑を引き受けてくれてホッとします。そして「私達も手伝うから」などと申し出ますが、具体的に何を受け持つかについては一切口にしません。
もし、あなたが「通院をお願いします」とか「オムツ代の負担をお願いします」などと伝えても、「仕事が忙しいから無理」とか「私達も大変なのよ」などと言い逃れするでしょう。
それどころか、彼ら彼女らはあなたのことを「無責任だ」「お母さんがかわいそう」などと、夫に言いつけます。
そして、夫はあなたに対して「もっとちゃんとやってくれ」「親なんだから」などと、非難がましい言葉を投げつけるのです。
姑の愚痴を真に受ける実子たち
姑はたまに会いに来た実の子供たちへ、あなたに対する不満をぶつけます。そのときに「お世話してくれるお嫁さんに感謝しなきゃ」などという息子・娘はまずいないのです。
姑と一緒になって「ひどい嫁だ」「兄貴に言っておくから」などと、姑を慰めながら一緒になってあなたの悪口を言い募るでしょう。
そしてその話を聞かされたあなたの夫が、兄弟姉妹を諌めたりあなたの弁護をしたりすることはないのです。
嫁に遺産はなし
そんな大変な介護もいつかは終わります。そのときあなたはもう一度踏みつけにされるのです。
遺産相続の際、法的に介護の負担は勘案されません。あなたはボロボロになりながらひとりで頑張ってきたのに、嫁に遺産相続の権利はないのです。
姑が「嫁に世話になったから」などと遺言に一筆書いていたり、生命保険の受取人を嫁の子(姑の孫)にしていたりなどということは、まずありません。
姑と同居だった場合には、下手をすると「この家にも自分たちに相続権がある」などと言い出しかねないのです。そして、夫はここでも何も言えず、あなたのなかで何かがプツリと音を立てて切れてしまうのです。
姑を介護したくないなら
ここまでのとんでもない話はフィクションではありません。どれも筆者が実際に見聞きしたもので、筆者自身も姑の介護はご免被りたいと強く思ったものです。
ここからは姑の介護をしたくない方のために、絶対にしてはいけない5つのことをご紹介することにしましょう。
専業主婦でいる
もしあなたが現在専業主婦なら、今すぐハローワークにでも行って仕事を見つけてください。専業主婦でいることはとてもリスクが高く、兄弟姉妹はあなたに全てを押し付けてきます。
また夫が「家にいるんだから」「食わせてやってるんだから」と、あなたに対して強気に出ることは必至です。
夫を信用する
もっと頭のいい夫の場合、強硬に妻を押さえつけるのではなく「俺が責任を持つ」とか「兄弟や姉妹にも負担させる」などとあなたを懐柔する作戦に出るでしょう。
しかし、決して信用してはいけません。『誰も助けてくれない』の章を、今一度よく読んでいただければと思います。
先延ばしにする
姑がある日突然要介護になることは少なく、ある程度の前兆が見られるものです。このようなときにこそ、要介護になったらどうするのかを、夫に確認しておくことが必要です。
おそらく夫は機嫌を損ねるでしょうが、それを恐れて先延ばしにしていると、いずれあなたが不機嫌では到底すまされないような毎日を過ごすことになるのです。
☆事前に老人ホームや介護施設を調べておこう
夫に任せる
姑が要介護になったとき、一族が集まって今後のことを相談します。このとき、夫ひとりに任せては絶対にいけません。
あなたも必ず同席して、夫に調子のいいことを言わせないようにしてください。ここで大ゲンカになるかもしれませんが、負けてはなりません。
優柔不断な態度をとる
姑の介護をしたくないなら腹をくくり、決して優柔不断な態度をとってはいけません。離婚も辞さない覚悟で拒否してください。
このことで、夫との関係が悪化するかもしれませんが、多くの場合、あなたが介護を引き受けても夫婦関係は悪化するのですから…。
姑の介護をしたくないなら…まとめ
ケンカは先にしてしまえ
「私は姑の介護をしない」と夫に宣告してしまうと揉めるのは目に見えています。ここは賢く「プロの的確で手厚い介護を受けることは、姑にとって幸せなことなのだ」ということを夫に理解させましょう。
それでも夫はあなたに対して「薄情だ」とか「義理の親だからだろう」などというかもしれません(実際他人ですけど)。しかし、ここで折れてはいけません。
プログラムのバグと同様に、問題は先に露見させておくのが正解なのです。ここでケンカを避けたとしても、ほとんどの場合あとで大ゲンカになるのですから。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【覚悟】です。
嫌なことをどうしても避けたいのであれはそれ相応の代償が必要で、それが嫌ならガマンするしかありません。しかし、覚悟を決めれば不思議とうまくいったりするものなのです。
※今日はボタモチ、1個追加!
コメント
全てに同意。口先ばかりの夫。嫁ならやって当然と思ってる義父母。年に1、2回顔を出して口だけで実際何もしない兄弟。こんな連中の介護に疲弊してボロボロになるくらいなら、自分の親の方の介護に専念するわ。あなたの親は施設に入れて、自分たちは自宅で介護しろ、とはよく言えたものだ。今までやられた仕打ちは絶対忘れないし、怨みしかないもの。要介護になったら、ここぞとばかり秒で離婚するわ。それまで介護は嫁がするものとふんぞり返っていればいい。
介護は本当に大変なものです。
それなのに「やって当たり前」、さらにはクレームを付けられることも少なくないようです。
そんな仕打ちを受けたら、怒りや怨みの思いを抱くのは当然のことでしょう。
今、ごまめ様は「渦中」で疲弊しておられるのでしょうか。
それとも過去に大変な思いをされ、現在もその傷が残っておられるのでしょうか。
恐ろしいことに、怒りや怨みには強烈な「負の力」があるため、そのような思いを抱いた本人までをも蝕んでしまうそうです。
ごまめ様にはできるだけ心が休まるようなひとときを持たれ、ご自身を優しく癒していただければと思います。