老化対策

遠近両用メガネの見え方や使い方と何歳からかを紹介!5歳若見え効果も

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日常生活で近くが見えづらくなった…そろそろ遠近両用デビューかも?と思っていたところ、近所の眼鏡店で「遠近両用メガネ体験会」が開催されているのを知って参加しました。

なんと、遠近両用メガネには掛け外しの煩わしさから開放されるだけでなく、若見え効果もあるのだとか。お店で遠近両用メガネの見え方を体験し、使い方や何歳からデビューすればいいのかを教わったので、シェアします。

遠近両用メガネの見え方は?

遠近両用メガネを掛けるとどんなふうに見えるのでしょうか?メガネ店で実際に掛けてみて感じたことをご紹介しましょう。

リーディンググラスだけでは無理が出てきた…

50歳になる頃から老眼を自覚するようになり、読書やPC作業のときだけリーディンググラスを愛用してきました。ところが最近は買物の際に値札が見えづらかったり、食事の際にメニューが読みにくかったりするようになってきたのです。

出先でリーディンググラスを取り出して掛けたり外したりするのはかなり煩わしく、掛けっぱなしで遠くも近くもよく見えるという遠近両用メガネを作ろうと思うようになりました。

遠近両用メガネで近くも遠くもよく見える

かつての遠近両用メガネは、レンズの中に窓のような境目がついたものでしたが、最近は境目のない「累進レンズ」が主流になっています。

累進レンズとは、1 枚のレンズのなかで徐々に度数が変化するレンズのことです。レンズの上半分あたりは遠くを見るときに、下半分あたりは近くを見るときに焦点が合うように作られています。

遠近両用メガネがあれば、掛けたままで遠くも近くもよく見えるので、いちいちメガネを掛け外ししなくてもOKです。

遠近両用メガネは両サイドが見えづらい

一本あれば遠くも近くもよく見える遠近両用メガネですが、サイド方向はぼやけて見えづらいという欠点があります。

遠くを見るときと近くを見るときの度数差(加入度)が大きくなるほど、ぼやけて見えるエリアが広くなってしまったり、ゆらゆら・ふわふわとした感覚を覚えたりするようになるのです。

そのため、せっかく誂えた遠近両用メガネがお蔵入り…という残念な結果になっている方もおられます。

遠近両用メガネの使い方は?

遠近両用メガネを初めて作る方は、慣れるまでしばらく時間が掛かります。慣れるまでの時間をできるだけ短くできるメガネの選び方や、使い方のコツをご紹介しましょう。

最初の遠近両用メガネは縦幅の長いものを

メガネのフレームは顔の印象を決める大きな要因です。けれども初めての遠近両用メガネは、ウェリントンやボストンのような縦幅の長いものを選ぶことをおすすめします。

遠近両用メガネで遠くを見る部分と近くを見る部分の距離を累進帯長といい、この長さが長いほど視野が広くなり、ゆれや歪みは少なくなるのです。縦幅が3cm以上のものを選ぶと、慣れるまでにあまり時間を必要としません。

一方、横長のフレームでは縦幅が3cm以下となり累進帯長が短くなります。視点を動かすときにゆれや歪みが大きくなってしまうので慣れるまでに時間が掛かり、初心者にはおすすめできません。

遠近両用はレンズの縦中央部で見るのがコツ

遠近両用メガネのレンズ周辺部は視界がよくありません。そのためレンズの縦中央部で見るようにすることが、クリアな視界を確保するコツとなります。

具体的には、対象物を横目で見るのではなく、顔を正面に向けて見るようにするとうまくいきます。そして遠くを見るときには顎を引き気味にして、レンズの中央部より少し上のあたりで見るようにしてください。

階段を降りるときには、視線だけ下げるのではなく顔を下に向けるようにすると安心です。

遠近両用メガネは何歳から使えばいいの?

遠近両用メガネは早めに使い始めたい

遠近両用メガネには「何歳から」といった基準はありません。近くが見えづらくなったら無理や我慢をせず、早めに使い始めることがおすすめです。

遠近両用メガネのでは、加入度が大きいほど周辺部が見えにくくなり、クリアに見える部分が狭くなってしまいます。

そのため、まだ老眼が進んでいないタイミングなら加入度は小さくてすみ、遠近両用メガネを使い慣れるまでにさほど苦労しなくてすむのです。

50を過ぎたらデビュー時

老眼は、早い方で30歳後半から自覚症状が出始めるそうです。50歳を過ぎるころには、多くの方が手元の見えづらさを実感しているということです。

老眼鏡を掛けた方が遠くを見るときにしがちなのは、メガネを鼻先にずらしての上目遣い。一方近眼の方が手元をみるときにしがちなのは、メガネを額方向に持ち上げる仕草。どちらも5歳老けて見える「老け動作」です。

つまり、遠近両用メガネに変えるだけで、マイナス5歳の若見えが実現するわけで、つい「老け動作」をしてしまうようになったら、遠近両用メガネのデビュー時でしょう。

遠近両用メガネで快適な毎日を

目以外にも及ぶ遠近両用メガネの効果

日常生活での見えづらさは予想以上にストレスとなっています。とくに女性の場合、イライラ・モヤモヤは更年期のせいだけではないのかもしれません。

遠近両用メガネで視界がクリアになれば、頭も心もスッキリするでしょう。老け動作からも開放され、若返り効果が倍増しそうです。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【受容】です。

老化に抗うのではなく受け入れてしまえば、ストレスは軽減されます。勝ち目がなさそうなら、早めに白旗を揚げたほうがいいのかもしれません。

※今日はボタモチ、1個追加!

 

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若杉ひふみ
兵庫県生まれの兵庫県育ち
アラ50のO型
現在、昼間は介護予防事業、アフター5はエイジレスライフ実現への考察と実験に勤しむ日々です。
介護予防につながるエイジレスライフの奥義は、好奇心を失わないこと。その実践として「興味本位」な毎日を過ごしています。おいしそうなボタモチはとにかく食べてみよう!ということで、新たな世界との出会いに加え、足腰が強くなるというおまけも付いてきました。
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