老化対策

シニア男性の生きがいは育じい!待機児童と少子化の解決にも

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祖父と孫

生きがいを見つけられずに悩んでいるシニア男性は多くおられます。また、国が音頭を取ってイクメンを推進していますが、待機児童は一向に減らず空回りしているようです。

この両方の問題を解決できるのが、「育じい」つまりイクメンシニアです。今回は、社会貢献にもつながる育じいについてです。

シニア男性の生きがいに育じい

生きがいがないシニア男性は辛い

シニア男性にとって、生きがいづくりは重要な老後対策です。趣味や用事もなくヒマを持て余して毎日を過ごしていては、あっという間に老け込んでしまうでしょう。

しかし、当のシニア男性は決して自堕落なのではなく、やりがいのあることを見つけられずに苦しんでいるのです。

シニア男性には生きがいが必要

シニアになって以降も家事やお付き合いなどが続く女性と違い、男性は定年によって人生を「前後際断」されてしまいます。

今まで脇目もふらず人生の大半を注いできた仕事は、男性にとって生きがいそのものでした。定年のあとは何も残らないというのも無理のないことでしょう。

そこで、新たな生きがいが必要になるわけです。

シニア男性に「育じい」のすすめ

シニア男性の中には、単なる時間つぶしや道楽ではなく、社会貢献につながる活動でなければやりがいを感じられないという方が少なからずおられます。そんなシニア男性におすすめしたいのが育じいです。

育じいつまりシニアのイクメンのことですが、イクメンに年齢制限や定年はありませんので、チャレンジしてみませんか?

シニアはイクメンに向いている

企業戦士として生きてきたシニア男性の多くは、自分の子供の子育てにはノータッチだったはずです。でも「今さら自分に育児などできるだろうか・・・」と不安に思う必要はありません。

未経験だからいい

若い夫婦には理想の子育てというものがあります。また、育児方法は時代と共に変化しているのです。

昔は特別に離乳食など作らずに、親が噛み砕いたものを与えていたものですが、今そんなことをする人はまずいないでしょう(筆者の子供は義母にやられましたが・・・)。

ばあばのようになまじ育児体験があると、若い人の意見や今風のやり方を無視しがちになります。何も知らないじいじだからこそ、新しいやり方にすんなりと順応できるのです。

今風の子育てを学ぶには?

若夫婦のやり方に倣う

育じいといっても気負うことはなく、若夫婦の代役をやると考えれば大丈夫です。実際に若夫婦と一緒に赤ちゃんや子供の世話をやってみるのが一番でしょう。

仕事のOJTと同じことですね。何度かやればだいたい分かってくるので、あとは場数を踏むごとに上達してゆきます。

若夫婦だって、最初は何もわからなかったはずですが、やっているうちに親になってきたのですから。

子育ての予習をしたいなら

☆ファミリーサポートセンター

何も知らないまま子育てに臨むのは不安だという方に、ファミリーサポートセンターの利用をおすすめします。ファミリーサポートセンターは、地域での子育てにおける相互扶助を目的とした組織です。

子供を預かる「提供会員」になるは、養成講座(無料)を受講する必要があり、自宅で子供を預かることができて、育児に熱意のある健康な方なら性別・年齢不問となっています。

入会後も随時フォローアップ講座が開かれ、救急処置の方法などを教えてもらえるなどの特典があります。

なお、ファミリーサポートセンターは孫を預かることに特化したものではありませんので、その点はご留意を。詳しくは、一般財団法人女性労働協会ホームページをご覧ください。

☆ソフリエ

もっと集中的に学びたいとお考えなら、NPOエガリテ大手前主催のソフリエ資格認定「祖父のための孫育て講座」を受講されてみてはいかがでしょうか。

こちらは祖父による孫育てを推進するためのもので、全国各地の自治体とNPOエガリテ大手前が共同で実施しています。

抱っこやオムツの当て方から事故予防や応急処置、さらには遊び方まで、実技を中心に子育てのイロハを6時間かけてみっちりと学びます。

受講料は基本無料ですが、テキスト代600円と調理実習の食材費500円程度の実費が必要です。詳しくは、NPOエガリテ大手前のホームページをご覧ください。

育じいが待機児童と少子化を解決

イクメンは「絵に描いた餅」?

休日にはベビーカーを押したり、赤ちゃんをおぶったりしている男性をよく見かけるようになりました。しかし、平日に見かけることはほとんどありません。

国は男性従業員が育児休暇を取れるようにと働きかけていますが、実際の取得率は過去最高だった2016年度で3.16%です。

育児休暇を取りたくても仕事を抜けられない・・・イクメンはまだ「絵に描いた餅」なのです。

子育ての負担は妻にのしかかる

日本の男性が家事や育児に充てる時間は、先進国の中で最低レベルとなっています。

妻が仕事をしながらひとりで家事をこなし、子供の面倒をみるのは負担が大きく、フルタイムでの就業や子供を持つことを諦める女性が多くいるのも自然な成り行きでしょう。

保育所は入所待ち

頼みの綱の保育所ですが、希望してすぐに入所できるとは限らず、子供を預けられないために復職できないケースもあります。

また、女性が思うように就業できないと収入が減り、家計が厳しくなってしまいます。

残念ながら子供を持つことが、女性の就業や経済的豊かさを実現することの妨げになっているのが現実です。

育児じいは期待の星

保育所が見つからなくても、じいじに子供を預けられるなら安心して仕事に出られます。子供だって赤の他人より肉親のじいじの方がいいはずです。

育じいが若夫婦の子育てをサポートすることは、待機児童問題の解決だけに留まらず、ひいては少子化対策としても期待できるのです。

シニア男性の生きがいは育じい・・・まとめ

子育てには発見がいっぱい

日毎に成長する幼子とふれ合っているだけでも楽しいものですが、同時に自分の成長過程を追体験することができます。そして自分の親に心を向けることにもなるのです。

親に「感謝」とまではいかなくても、親から温かいまなざしを受けたことを思い出すことができるかもしれません。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【発心】です。

何かを始めようとするのはとても良いことですが、そこに「誰かのために」という考えが入ると、もっと素晴らしくなります。

※今日はボタモチ、1個追加!

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若杉ひふみ
兵庫県生まれの兵庫県育ち
アラ50のO型
現在、昼間は介護予防事業、アフター5はエイジレスライフ実現への考察と実験に勤しむ日々です。
介護予防につながるエイジレスライフの奥義は、好奇心を失わないこと。その実践として「興味本位」な毎日を過ごしています。おいしそうなボタモチはとにかく食べてみよう!ということで、新たな世界との出会いに加え、足腰が強くなるというおまけも付いてきました。
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