社会生活

日記が続かないのはなぜ?書くことに意味や効果はあるの?

投稿日:2017年5月20日 更新日:

日記帳

日記が続かないという声がよく聞かれます。元旦に一念発起して書き始めたものの、気づけばすっかりご無沙汰になっている今日この頃かもしれません。

今回は、日記を続けるコツや簡単な書き方、日記を書くといいことがあるのか、などについて考えてみましょう。

日記が続かないのはなぜ?

日記が続かない理由は、大きく分けると次の2つがあげられます。

書くのが負担

しんどいことは続きません。日記が続かないという人は、日記帳を毎日きちんと埋めなければいけないと考えているのかもしれません。

もっと気軽に短時間で日記を書くことができれば、続けることはそう難しくはないはずです。

本来日記は、超私的なもの。形式にとらわれず、もっと自由にワガママに日記を付き合ってみませんか?

習慣化できない

日記に限らず習慣化するコツは、時間と場所を決めること。例えば日記を書くのは、夜寝る前にベッドの上でといった具合にです。

もっといいのは、すでに習慣化されている一連の動作の流れに組込んでしまうこと。

現在、「入浴後に軽くストレッチをした後、ベッドに入る」という習慣があるのなら、お風呂のお湯張りをしている間とか、ストレッチの前後とかに、日記を書くという動作を組込んでみるのです。

日記を書くことに要する時間や手間が少ないほど、ムリなく習慣化できるので、書くことの負担を小さくする工夫も大切です。

日記を書くことの意味や効果は?

意味や効果が感じられないことを続けることは、難しいもの。日記の効用を知ることができれば、書き続けるモチベーションは自然に高まります。

自己客観視につながる

日記を書くということは、自分の行動や感情を言語化するということです。

たとえば、めちゃくちゃ腹が立ったときのことを書いているときには、怒りの対象と怒っている自分の両方を意識することができます。

怒りの渦中から脱出して、そのときのことを、距離を置いて客観的に見ているからで、感情を精算し、教訓を得ることが可能となります。

ログを取ることができる

慌ただしい毎日を過ごしていると、記憶にとどまるような出来事もなく、ただ月日だけが流れ去っていくように感じることがあります。しかし、記憶は薄れても記録はしっかりと残るのです。

日記があれば、心許なかった自分の足跡を確認できるので、それを見ながらこれから進んでいく方向を考えてゆけます。

心のセルフケアができる

「いい人」ほど、負の感情を表に出さない傾向があります。しかし、心の中に溜め込んだものは、出口を求めて、虎視眈々と潜み続けているのです。

日記を書くことで、負の感情を平和裡に解放することができます。また、モヤモヤやイライラを文章化することで気持ちや頭の整理がつくと、負の感情は小さくなってゆきます。

日記を書くことは、心のセルフケアのためにも大いに役立つのです。

認知症予防に役立つ

日記を書くことは、認知症予防にも役立ちます。文字を書くということ自体が、とても効果的な脳トレとして推奨されています。

また、日記を書くためには、その日のできごとを思い出さなければなりません。加えて、自分の考えを文章にまとめるという作業は、高度な脳の働きが必要で、これらは脳活性のために大変良いトレーニングとなるのです。

日記には何をどう書けばいいの?

日記帳を前に、何を書こうかとか、どう書けばいいのとか悩んでいると、いつまでたっても日記を書き始めることができません。

書くことの負担をできるだけ小さくするためのコツは、日記のスタイルや形式を決めてしまうことです。

日報形式で書く

会社の日報のように、今日どんな仕事をしたのか、誰に会ったのかなどを事務的に書く方法です。書くべき項目がフォーマット化されていれば、さらに書きやすくなります。

手紙形式で書く

世界一有名な日記を書いたアンネさんは、仮想の友達へ宛てた手紙というスタイルで日記を書いていたそうです。

何でも打ち明けられる親友、黙って話を聞いてくれる優しい友達が目の前にいてくれると想定して、あなたの思いをそのまま書いてゆけば、ペンが止まることはないでしょう。

また、未来のあなた自身に向けて書くのもよいと思います。後で読み返すのは、まちがいなく未来の自分なのですから。

思いついたことをその都度メモ書き

日記は、日記帳に書くべしという決まりはありません。手帳に思いつく度にメモ書きしておくだけでも、りっぱな日記です。

後で読み返すときのために、日付と簡単なシチュエーションを書いておけば、短い一文であっても充分ログとして機能してくれます。

日記を読み返そう

日記を書いただけ終わってはもったいない!週末や月末など、キリのいいタイミングで読み返すことをおすすめします。

意外といいことが書かれていて驚くことも結構あり、そんなときはしっかりマーカーを入れましょう。

また定例化している年中行事であっても、1年前のことは案外忘れてしまっているものです。記録が残っていれば、それを参考にして段取りよく済ませることができます。

日記を書くといいことがいっぱい

日記を書くことの価値を知って、楽に書ける工夫をすれば、書き続けることはとても簡単になります。

日記の魅力に目覚めれば、「書かずには1日が終わらない」というようになるかもしれませんよ。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【ご褒美】です。

ご褒美のチカラは偉大です。価値ある人参を目指して走るのと、よくわからない遠い所を目指して走るのと、どちらが迷子にならずゴールできるでしょうか?

※今日はボタモチ1個追加!

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若杉ひふみ
兵庫県生まれの兵庫県育ち
アラ50のO型
現在、昼間は介護予防事業、アフター5はエイジレスライフ実現への考察と実験に勤しむ日々です。
介護予防につながるエイジレスライフの奥義は、好奇心を失わないこと。その実践として「興味本位」な毎日を過ごしています。おいしそうなボタモチはとにかく食べてみよう!ということで、新たな世界との出会いに加え、足腰が強くなるというおまけも付いてきました。
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