社会生活

高齢の親が心配!悪徳商法・押し買い被害からどうやって守る?

投稿日:2017年5月9日 更新日:

パトカー

押し買いというものをご存知でしょうか?押し売りではありません。貴金属が高騰したころから増えている押し買い。実はとっても身近な犯罪なのです。

最初はリサイクル業者の顔を装っていますが、途中から「貴金属を出せ」と凄み始めるというパターンの悪徳商法。その手口と対処法をみてゆきましょう。

押し買いとその手口とは

これって押し買い?あわや被害の実例

知人から聞いた話です。実家を訪問した際、80歳代のお母様から、「回収業者から電話があり、いらないものを買い取ってくれるというのでお願いした」という話を聞かされたそうです。

知人が業者の連絡先をお母様に尋ねても、「そんなの聞いてない、家に来てくれるんだから必要ない」とのこと。

知人は「訪れた回収業者に貴金属を出せと居座られ、怖くなって18金のネックレスを渡したところ、500円玉ひとつで持って行かれた」という事例を耳にしたばかりでした。

そこで、お母様にしばらく知人宅へ泊まってもらい、警察には当分の間、巡回を強化してくれるようにお願いしたのだそうです。

こんな騒ぎになるなんて・・・

この顛末にショックを受けたお母様。何気なしにしたことがこんな大騒ぎになってしまい、半泣きになってうろたえてしまわれたとのことでした。

知人は、これからは、何か新しくサービスを利用する前に、自分にひと言相談することや、突然自宅へ点検などに訪れた見知らぬ業者は、家に上げないことなどを、お母様にお願いしたそうです。

高齢の親の胸のうちとは

年老いても、子どもに心配を掛けたくない、手を煩わせたくない・・・そう考える高齢の親は多いものです。

また、自分は大丈夫とか、世の中そんな悪い人ばかりではないとかいった、根拠のない自信や信頼感を持っていたりするのです。なんと健気で無防備な・・・と心配になりますね。

同居でも安心できない

心配なのは一人暮らしの高齢者だけではありません。家族と同居していても、昼間はひとりで留守番をしているという高齢者が多いのです。

また、普段はしっかりしていても、突然相手に居直られたり脅されたりした場合、理性的な判断・行動ができなくなることは充分に考えられます。ウチは同居だから大丈夫などと、安心してはいられないのです。

押し買い被害にはクーリングオフ

金の価格が高騰したことにより押し買いが増えたのは平成24年からです。そこで、契約から8日以内に解約できる「クーリングオフ制度」を押し買いにも適用することになりました。

また、買い取られた品物が転売された時でも取り戻すことができたり、飛び込み勧誘の禁止や書面交付の義務なども盛り込まれたりと、押し買い被害への対策が強化されたのです。

ただし、全ての品がクーリングオフの対象になるのではありません。

  • 大型家電
  • 家具
  • 自動車
  • 書籍
  • CD・DVDなど
  • 有価証券

これらのものは、クーリングオフの対象外です。

その他、自分から業者を呼んだ場合や、売却価格を持ちかけた場合も、クーリングオフの対象外になるので、注意しなければなりません。

押し買いを軽く見ては危険

平成23年のことです。京都で押し買い目的で住宅を訪問した男が、60歳代の女性を殺害して指輪を強奪するという事件がありました。

無理やりモノを取られるだけではすまないのでは・・・という恐れが現実のものとなってしまったのです。

押し買いの訪問を受けてからの対策ではなく、接触そのものを防ぐことが一番安全です。

押し買い対策には留守番電話

高齢の親を守るために、留守番電話を活用することをおすすめします。

押し買いをはじめ、高齢者を狙う詐欺系の犯罪は、突然掛かってきた電話からはじまるものが多いためです。電話に出さえしなければ、トラブルに巻き込まれずにすみます。

留守番電話に「詐欺・迷惑電話防止のため留守番電話にしています。御用の方はお名前とメッセージをお願いします。」などと吹き込んでおき、親には電話に出ないようにしてもらうのです。

自分の声が録音されることを嫌がる犯人は、何も言わずに電話を切るはずです。留守番電話を活用すれば、犯人との接触を未然に防ぐことができますね。

実家への訪問で高齢の親を守ろう

できるだけ実家を訪問して、直接様子を見てみましょう。ご近所さんにもちょっとした手土産を持って挨拶に出向くことをおすすめします。

日頃親がお世話になっていることへの感謝を伝え、親の様子や地域の情報を尋ねてみてください。何かあれば、自分に知らせてくれるようにお願いしておくのもよいでしょう。

また、重い物やなくなりそうな物を買い足したり、家の周りを点検して、早めに信頼できる業者へ修理を頼んだりしておけば安心。このようなちょっとしたことで、高齢の親を無用なトラブルから守ることが出来るのです。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【防御】です。

弱者にとって、防御にまさる攻撃はありません。戦わずして敵を撃退できるよう、孫子ばりの知恵をめぐらせてみてはいかがでしょうか?

※今日はボタモチ1個追加!

-社会生活
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

日記を続けるコツは気の向くままが正解!もっと楽しく書こう

日記を書くといいことがいっぱいあります。日記を続けるコツは、楽々と楽しく書ける仕掛けをつくること。 お気に入り文具を見つけるヒントから、5年前から日記を書き続けている、筆者の楽ちん事例までをご紹介しま …

日記が続かないのはなぜ?書くことに意味や効果はあるの?

日記が続かないという声がよく聞かれます。元旦に一念発起して書き始めたものの、気づけばすっかりご無沙汰になっている今日この頃かもしれません。 今回は、日記を続けるコツや簡単な書き方、日記を書くといいこと …

microsoft office

MOS資格は独学で合格できる!おすすめテキストと勉強方法を紹介

就活などでMOS資格の取得をお考えの方に朗報!MOS資格はスクールに通わなくても、独学でも充分に取得できます。 今回は、需要の多いエクセルスペシャリストとワードスペシャリストを対象に、MOS資格の独学 …

続けるコツを身につけるには?方法は止められない嗜癖と同じ

続かないモノといって思い浮かぶものは、ダイエット・運動・英語学習…まだまだあります。日記・禁煙・恋愛、はたまた仕事。 モノゴトはある程度続けなければ、日の目を見ることはできません。どうすれば続けること …

敬老の日のプレゼントには手紙を!メッセージやアイデアは?

もう敬老の日のプレゼントは決まりましたか? そろそろマンネリ化してきたり、孫であるお子さんの都合がつかず、祖父母のところへ連れて行けなかったりして、手詰まりになっている方へ、ぜひおすすめしたいのが手紙 …

プロフィール

若杉ひふみ
兵庫県生まれの兵庫県育ち
アラ50のO型
現在、昼間は介護予防事業、アフター5はエイジレスライフ実現への考察と実験に勤しむ日々です。
介護予防につながるエイジレスライフの奥義は、好奇心を失わないこと。その実践として「興味本位」な毎日を過ごしています。おいしそうなボタモチはとにかく食べてみよう!ということで、新たな世界との出会いに加え、足腰が強くなるというおまけも付いてきました。
そんなボタモチたちを集めたのがこのブログです。稔り多い人生を祝う「祝活」を目指す日々が、ボタモチとなって棚の上に積み上がり、いつかナイスなタイミングで落ちてくるかも?

検索

人気記事

まだデータがありません。

カテゴリー

お問い合わせはこちら