日記を書くといいことがいっぱいあります。日記を続けるコツは、楽々と楽しく書ける仕掛けをつくること。
お気に入り文具を見つけるヒントから、5年前から日記を書き続けている、筆者の楽ちん事例までをご紹介しましょう。
文具は気に入ったものを使おう
文房具売り場に行けば、さまざまな日記帳や筆記用具が販売されています。種類が多すぎて、どれにしようか迷うほどです。
ここでは、楽しく気軽に書き続けられることを第一基準に、筆者の独断的チョイスをご紹介します。
ノートは何でもOK
お気に入りのノートが一番
日記を書くノートは、なんでも構いません。高価だったり人気の商品だったりしても、あなたが気に入らなければ却下です。
100円均一や無印などのお手頃な価格のものにも、使いやすいものやデザインの良いものがたくさんあるようです。
また、日記帳である必要もなくて、お仕着せの日付入りのものより無地のノートのほうが、「毎日書かなければ」というプレッシャーから解放され、気ままに使えるでしょう。
目と手になじむものがおすすめ
選ぶポイントは、記入のしやすさとめくりやすさ、そしてあなたの好み。
筆者は、昔から罫線の入ったノートが好きではなく、無地のものやクロッキー用のスケッチブックなどを愛用していました。この数年はドットのものも気に入っています。
装丁はゴツゴツしたハードカバーより、手になじみやすいソフトカバーのほうが、気軽に書き込んで読み返すには向いているように思います。
連用日記で楽しさ倍増
日記が半年以上続いたら、連用日記に挑戦するのもよいかもしれません。手頃な3年日記くらいから始めてみてはどうでしょうか?読み返しの楽しさをもっと味わいたいなら、連用日記がイチオシです。
筆者もかつては、自作の5年日記を付けていたことがあります。利用をやめた理由は、読み返すとおもしろくなって、時間を忘れて読みふけってしまうから。
日記を書いている途中に過去のログが目に入って、書くのを忘れて読み返しを始めてしまうこともあり、日記に取られる時間が増えてしまったためです。つまり、そのくらい連用日記は楽しめるということです。
筆記用具はサラサラと書けるものを
万年筆は上級者向け
日記には万年筆を使うという人もおられます。お気に入りのモノがあればもちろんそれを使うのが一番ですが、日記のために購入するのはあまりおすすめできません。
万年筆は重いうえ、インクのにじみや裏写りなどが心配で、扱いづらいからです。日記には、軽くてサラサラ書けるボールペンがおすすめです。
ボールペンから始めよう
インクの色も豊富で、筆者は味気ない黒ではなく、ダークなグリーンやブルー、セピアなどの、色合いにニュアンスがあるものを使用しています。あなたも、お好みの色を見つけてみてはいかがでしょうか?
クリップタイプの日記帳に止めておけるものなら、日記帳を取り出せばすぐに書き始められ、日記の習慣化に一役買ってくれます。
日記は毎日書かなくてもOK!
筆者は現在、日報形式と自由記述形式の2本立てスタイルで日記を書いています。
一冊にまとめなければならないとか、毎日書かなければならないとか、日記にそんな決まりはありません。
日記のスタイルは自由自在
日報形式は、無印のバーチカルノートに、今日1日にやったことや、これからやりたいこと、その日の体調などを、わりと事務的に書き込みます。一息入れるときなど、気ままなタイミングで書いています。
衣替えの予定や買い物リストといった、主婦的なタスクなども記入しているので、単なるスケジュール帳のようにも見えますが、一番の目的はログ取り。「これからどうするのか」を考えるためのネタ帳として重宝しています。
毎日のノルマにしない
自由記述形式はドットグリッドタイプで日付の入っていない、手帳サイズのノートを使っています。毎日のノルマにはせずに書きたい時にだけ、夜寝る前に書いています。
内容は、オブラートなしで直球のホンネや思いつきなど、暴走するに任せて書いていて、とても人様に見せられるものではありません。
もっと気軽に始めたいなら
これから日記を書いてみようかと思われる方は、
- 思いつく都度、手帳にメモしておく
- 週末に読み返して、別のノートにまとめる
という2ステップ形式はどうでしょうか?これなら書くことの敷居が低いうえ、書いたものを読み返すことまでを、自動的に連動させることができます。
コツは、1ステップ目のメモ書きを億劫にしないこと。ポケットに入るミニサイズの手帳に筆記用具をくっつけておき、気が向いたときにいつでも取り出せるようにしておくことです。
記録さえ残っていれば、読み返してまとめることはいつでもできますから、気楽にスタートしてみてください。
日記は気の置けない友達のようなもの
日記は人に見せるものではありません。ありのままのあなたをそのまま書けばいいのです。形式も自由自在、何を書こうが、どのように書こうが、途中で休もうが、日記は咎め立てたりしません。
あなたを丸ごと受け入れてくれる気の置けない友達のような存在、それが日記なのです。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【継続】です。
昔、英語のラジオ講座で講師が「継続は力なり」と語っていました。これを「毎日続けなければ意味がない」と誤解した40年前の筆者は、早々に離脱。
今は「やめてしまわなければOK、いつでも戻っておいで」ということだと理解しています。
※今日はボタモチ1個追加!
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