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淡路人形座で人形浄瑠璃を鑑賞!感想や上演時間・アクセスも紹介

投稿日:2018年7月31日 更新日:

海と味覚で人気が高い観光地・淡路島。島の南端にある福良の淡路人形座では、国指定重要無形民俗文化財の淡路人形浄瑠璃を見ることができます。

今回は、淡路人形座で鑑賞した人形浄瑠璃の感想や上演時間・アクセスのほか、淡路名物・ハモ鍋を食べられるお店など、淡路観光に役立つ情報もご紹介しましょう。

淡路人形座の人形浄瑠璃を観た感想

淡路人形座で人形浄瑠璃を鑑賞

筆者が人情浄瑠璃を鑑賞した淡路人形座は、道の駅「福良」の向かいに立地した人形浄瑠璃を上演している常設館です。館内には179席あり、木や竹を多用した内装となっています。舞台は予意外と大きくて驚きました。

▼ゆったりした館内と豪華な緞帳

館内後方には人形浄瑠璃の資料が展示されていて、人形の造りや操作方法などが紹介されていました。

▼しかけは200年前からほぼ変わらず

▼ちょっと怖い?人形の首(かしら)たち

上演に先立ち「人形解説」がありました。人形を実際に操作しながら、人形の胴体は空洞で、手と足(女の人形には足もない!)は糸でつながっているだけということや、生きているように人形を動かすコツは目線と手の先を合わせることなど、興味深いお話しが聞けました。

その後、「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」が上演され、親子の名乗りをためらう母親の心の動きが、人形の動作によく表れていました。足がないのにあるようにしか見えない、人形の立ち居振る舞いにびっくりです。

浄瑠璃は女性ペアで、まだ20代半ばの太夫が、母親と童女とストーリーを演じ分けていて、若い後継者が育っている様子が伺えました。上演終了後、戎様といっしょに記念撮影ができます。

入場の際に、上演作品の解説とあらすじが記されたA4・1枚ものの資料がもらえるので、さらっと読んでおくことをおすすめします。今回鑑賞した作品の内容はシンプルな人情話で、今どきのドラマよりよほど分かりやすいように思えます。語りの言葉は、さほど昔風ではない関西弁です。

淡路人形浄瑠璃は文楽の故郷

大阪の文楽で有名な人形浄瑠璃ですが、文楽の創始者である植村文楽軒は淡路出身です。

淡路人形浄瑠璃は500年の歴史を持つ国指定重要無形民俗文化財で、元々は神事として人形操りを行っていたのだとか。その後、大漁祈願や家内安全などの行事として定着し、昭和初期までは、門付けの三番叟や戎舞が淡路の各家を回っていました。

元亀元年(1570)、宮中紫宸殿で三社神楽を奉納した引田源之丞は、綸旨を賜り従四位下に叙せられたそうです。

淡路人形浄瑠璃の歴史

最盛期の18世紀初めには40以上の座本が、日本全国を巡業していました。

屋外で公演を行う「野掛け舞台」だったため、大きな人形を遣って早替り・道具返し・衣装山など派手めの演出をしていましたが、他の伝統芸能と同様に衰退していき、廃業する座が多くなっていったのです。

淡路人形座は、1964年に吉田傳次郎座の道具類を引き継ぎ、常設館での公演のほか、国内外や学校への出張講座、後継者団体への指導などを行い、伝統の保存と発展に努めています。

淡路人形座の上演時間

淡路人形座はほぼ毎日上演

淡路人形座では、常設館で定休日の水曜以外、毎日4回の定時公演を行っており、上演時間は10:00/11:10/13:30/15:00です。特に予約する必要はなく、上演時間は約45分と短めなので気軽に鑑賞できます。

演目には、平敦盛の最期を描いた「一谷嫩軍記 須磨浦組討の段(いちのたにふたばぐんき すまのうらくみうちのだん)」や、怪談で有名なお菊さんの「播州皿屋舗 青山館の段(ばんしゅうさらやしき あおやまやかたのだん)」などがあり、月替りで上演されています。

8月の演目は、陰陽師が登場する「玉藻前曦袂 神泉苑の段(たまものまえあさひのたもと しんぜんえんのだん)」で、人形の見せ場の多い演目となっています。

鑑賞料金はリピーター割引あり

鑑賞料金は、大人1,500円/中高生1,300円/小学生1,000円/幼児300円です。大人の方が来場の際にもらえるスタンプカードを提示すると、2・3回目は1,300円、4~6回めは1,000円、7・8回目は700円、9回目だと500円で入場できます。

10回目には非売品の「戎様のお札」がもらえるという、かなりおトクなスタンプカードです。有効期限は2年間となっています。

8月には特別企画も

8月の25日を除く土日には、新館開館6周年特別企画としてバックステージツアー(20分・無料)が開催されます。

11:10と15:00の公演を鑑賞された方、先着30名ずつ限定で公演終了後、通常見ることのできない舞台裏を座員が案内してくれる企画です。めったにないチャンスなので、ぜひどうぞ。

淡路人形座へのアクセスは車が便利

淡路人形座へは、車が便利です。本州からなら神戸淡路鳴門自動車道・西淡三原I.C.で降りて約15分、四国からなら神戸淡路鳴門自動車道・淡路島南I.C.で降りて約15分、道の駅「福良」の向かいにあります。

カーナビで電話番号検索されるなら、淡路人形座の電話場号ではなく【0799-52-0054】を入力してください。駐車場は無料で利用できます。

バスを利用される方は、本州からなら舞子から高速バスに乗り福良で下車すぐです。四国からなら徳島から路線バスに乗り、淡路島南I.C.で別の路線バスかタクシーに乗り換えて福良下車すぐですが、路線バスの本数が少ないためご注意ください。

【淡路人形座】

南あわじ市福良甲1528-1地先
TEL:0799-52-0260

詳細は公式webページでご確認ください。

淡路名物・ハモ鍋もぜひ

ハモといえば京都が有名ですが、京都の高級料亭で供されるハモは南淡路産なのです。福良では、活きの良いハモをお手頃価格でいただくことができます。淡路名物の「鱧すき」は、淡路産の玉ねぎとともに味わう郷土料理で、〆はやはり淡路産の素麺です。

筆者が立ち寄ったのは、淡路人形座すぐ近くの「心鮮料理 万代」。淡路の中でも特に上等の福良・沼島で上がったハモは、淡白でありながら深い旨みがあり、身はもちろん皮まで柔らか。玉ねぎの甘味が上品なハモの味わいを引き立てます。

南淡路に行くならぜひ淡路人形座へ

気軽に立ち寄れる淡路人形座

淡路人形座は、ミシュラン・グリーンガイドで「寄り道する価値あり」に選ばれているそうです。すぐ向かいにある道の駅「福良」には、気軽に立ち寄れる足湯をはじめ展望台やレストラン、お土産店があります。

また、うず潮を間近で見ることができるうずしおクールズの乗り場もここです。夏休の淡路観光に、ぜひ立ち寄ってみてください。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【継承】です。

淡路人形座の座員では、女性や若い人も活躍しています。伝統は受け継がれてこそ存続できるもので、働き方改革は古典芸能の世界にも浸透しているようでした。

※今日はボタモチ、2個追加!

 

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若杉ひふみ
兵庫県生まれの兵庫県育ち
アラ50のO型
現在、昼間は介護予防事業、アフター5はエイジレスライフ実現への考察と実験に勤しむ日々です。
介護予防につながるエイジレスライフの奥義は、好奇心を失わないこと。その実践として「興味本位」な毎日を過ごしています。おいしそうなボタモチはとにかく食べてみよう!ということで、新たな世界との出会いに加え、足腰が強くなるというおまけも付いてきました。
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