銀行口座の整理で解約や名義変更の方法とおすすめの口座

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銀行口座の整理

口座名義人が亡くなると口座が凍結されますが、解除するには結構手間が掛かります。最近では終活の一環として、銀行口座を整理したいという方も増えているようです。

そこで今回は銀行口座の解約や名義変更の方法と、おすすめの口座について解説します。口座を整理すれば日々の管理が楽になり、イザというときにも慌てなくてすみますよ。

銀行口座の整理で口座を解約したい

使わない口座はさっさと解約

お手持ちの通帳は何冊ありますか?すっかり忘れてしまっていた通帳がひょっこり出てきて、びっくりするかもしれません。

独身時代や学生時代の通帳、今はもうなくなってしまった銀行の通帳などが出てきたら、しばし思い出に浸ってしまいそうになりますね。でも、もう使わない口座ならさっさと解約してしまいましょう。

銀行口座の解約は窓口ですぐできる

口座を開いた支店に名義人本人が赴き「通帳」「キャッシュカード」「印鑑」「本人確認書類」を提示して、解約したいことを伝えればOKです。

問題は支店が遠かったり、本人が直接窓口まで行けなかったりするケース。このような場合には、ちょっとした裏技を使えば大丈夫です。

近くの支店に口座を移管する

口座の名義人が手続きを行わなければなりませんが、遠方の支店から自宅近くの支店に口座を移管することができます。

「通帳」「キャッシュカード」「印鑑」「本人確認書類」に加えて、運転免許証や住民票などのような新しい住所を確認できるものを持参すれば、その支店で口座を解約できるようになるのです。

最近では、名義人本人が手続きする場合なら口座を開いた支店でなくても解約に応じてくれる銀行が増えていますので、まずは電話で問い合わせてみることをおすすめします。

他の銀行でも解約できる

口座を解約したい銀行が自宅近くにない場合なら「代理取立」という手があります。

口座を残したい銀行の窓口に、解約したい銀行の通帳・印鑑・キャッシュカードを持参して解約依頼書を書けば、対象銀行口座を解約して残高を振り込んでくれます。

なお、手数料が1,000円程度必要になります。代理取立はすべての銀行が対応しているわけではないので、事前に確認しておきましょう。

本人以外でも解約できる?

原則として、銀行口座の解約は名義人本人でなければできません。しかし、銀行によっては残高が少ない場合なら代理人による解約を認めていることもあるため。直接支店まで尋ねてみられるとよいでしょう。

名義人本人が認知症になってしまったような場合なら成年後見制度を活用でき、本人以外による解約が認められるようになります。

今はもうない銀行の場合には?

合併などで銀行の名前は何度も変わっています。主な銀行の変遷をみてみましょう。

  • みずほ銀行:旧名は、第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行
  • 三菱東京UFJ銀行:旧名は、三菱銀行・東京銀行・UFJ銀行・三和銀行・東海銀行
  • 三井住友銀行:旧名は、三井銀行・住友銀行・太陽神戸銀行・さくら銀行
  • りそな銀行:旧名は、あさひ銀行・大和銀行・協和銀行・埼玉銀行・協和埼玉銀行

解約手続きは新しい名前になった銀行で受け付けてもらえます。

旧姓の口座はどうすればいい?

独身時代の通帳が出てきた場合、そのままでは解約できません。いったん氏名変更を行った後で解約しましょう。

氏名変更の手続きに必要なものは「通帳」「キャッシュカード」「印鑑」「本人確認書類」です。印鑑も変わっているはずなので、新旧両方の印鑑を持参します。また、住所も一緒に変更しないと解約手続きはできません。

残高が少なければ放置してもいい?

手間や手数料を考えるとコンビニのATMで硬貨分を残して引き出し、後は放置しておいてもいいかな?と思いますね。できればすっきりと整理してしまいたいところですが、放置したからと言って特に問題は起こりません。

なお、放置された預金は10年後に休眠預金として銀行のお金になりますが、その後に預金者が請求すれば返金されます。

管理手数料が引かれることも

りそな銀行では、残高が1万円未満で同じ支店に他の金融資産がない休眠口座については、届け出の住所に「休眠口座管理手数料の案内」を送付しています。

その後も取引がない口座については年間1,200円の手数料が引き落とされ、残高不足になると口座が解約されるのです。

銀行口座の整理で名義変更したい

単なる名前の変更ではなく名義人が死亡した場合の名義変更では、かなりめんどうな手続きが必要となります。

このケースでは相続の手続きとなるため、いったん口座は凍結されてしまい、こうなると預金の引き出しはもちろんのこと、公共料金などの口座引き落としもできなくなるのです。

このようなことを避けるためにも、早めに預金口座を整理しておくことをおすすめします。なお、名義人が死亡した場合の名義変更は、旧名義人の銀行口座から預金を払い戻してから口座を解約し、新名義人の口座に移し替えることになるのです。

★口座の凍結を解除するには

銀行口座の整理でおすすめの口座は?

口座は便利さ第一で選びたい

超低金利のご時世ですから金利など微々たるもので、ガソリン代や手数料の方が高く付きます。普段使いの口座では、手間と手数料を掛けずに出入金できることが一番重要なポイントです。

ATMが遠くてわざわざ車で出掛けなければならなかったり、手数料が掛からない時間にATMまで行けなかったりする銀行口座は整理して、便利な口座を残しましょう。

意外と便利なゆうちょ銀行

日本全国どこにでもあるゆうちょ銀行は、地味ながら意外と便利な銀行なのです。

店舗数・ATM数の多さで群を抜き、土・日・祝日も手数料無料で出入金できるATMもたくさんあります。また、駅やショッピングモールにもATMが設けられているのです。

ゆうちょ銀行では従来の紙通帳とキャッシュカードだけでなく、ネットで取引できるゆうちょダイレクトや無通帳のゆうちょダイレクト+(プラス)も選ぶことができます。

イオン銀行もおすすめ

イオン銀行の場合、イオンモールやマックスバリュに併設されているATMでは、お店が開いていれば出入金はいつでも手数料無料。イオンのお店でよく買い物をされる方には、特におすすめの口座です。

また、イオン銀行のイオンカードセレクトは普通預金の年利が0.1%と定期預金並みの高さとなっているので、わざわざ定期預金を利用しなくてもすみます。

口座整理はやっただけのメリットあり

銀行口座の整理はお早めに

ひとつひとつの口座残高は少ないようでも、いくつかの口座を解約すればちょっとしたお小遣い程度になることもあります。また口座を整理しておけば、お金の管理もしやすくなるのです。

うっかり残高不足で口座引落ができなかったというような失敗や、あちこちのATMを巡回する手間を減らすこともできるので、ぜひお早めに口座整理を実行されることをおすすめします。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【リストラ】です。

単に数を減らすことが目的ではなく、雑多なものを効率よく活用できるように再構成することを目指したいと思います。

※今日はボタモチ、1個追加!

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