つみたてNISAで何を買う?選び方のコツと見落とせないポイント

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投資イメージ

つみたてNISAの口座を開設したものの、何を買ったらいいのか分からないという声がよく聞かれます。投資の基本は、「安く買って高く売る」ことですが、初心者でもできる対策があるのです。今回は、つみたてNISAで投資商品の選び方のコツと、見落とせないポイントを紹介します。

つみたてNISAで何を買うか?選び方のコツ

投資必勝法は存在する?

投資必勝法など存在するはずがない…と思われていますが、実は投資の基本はとても簡単で、「値上がりする商品を安く買って高く売る」これに尽きます。

筆者の成功事例No.1となった金投資も、この理屈でした。ミレニアム前後に千円/gそこそこだった金の価格が、10年後には約3倍に値上がりしたためです。要は以下の3点をクリアできれば、誰でも投資で儲けることができます。

  • 底と天井を見極めること
  • 値上がりするまで持ち続けること
  • 売り時を逃さないこと

問題は、これらを実行することがとても難しいということでしょう。

つみたてNISAで買う商品の選び方

投資信託商品は元本が保証されておらず、必ず値上がりするという保証もないのです。そのため基準価格が大幅に下落することや、一向に値上がりしないこともありえます。

したがって、投資において商品選びは重要なポイントとなりますが、つみたてNISAでは、積立投資を前提とした金融庁のガイドラインに沿って絞り込まれた約150本の商品のなかから選ぶことになります。

このなかからどれを選べばよいかの判断基準は、以下の3点です。

  • インデックスファンドかアクティブファンド
  • 国内か海外(先進国か新興国)
  • 株式・債券・不動産

インデックスファンドはアクティブファンドよりリスク・手数料ともに低めとなっています。そして、投資先を分散したほうがリスクを抑えることができるのですが、複数の商品を選ぶのは面倒です。

そこでおすすめは、インデックスのバランスファンドを購入すること。バランスファンドとしては、「国内・海外」や「株式・債券・不動産」のバランスや組み合わせを違えた、さまざまなタイプのものが販売されています。

分散投資での選び方としては、日本円の預貯金がメインでかつ日本円で収入を得ている方なら、海外と株式にウェイトを置いて判断することが妥当でしょう。

「先進国・新興国」と「株式・債券・不動産」の選択は、許容できるリスクで判断します。安全志向なら先進国と債券、ハイリターンを目指したいなら新興国と株式に多く配分した商品がおすすめとされています。

つみたてNISAでの商品を安く買うコツ

購入する商品の方向性が決まれば、次はできるだけ安く買う方法を考えます。
つみたてNISAの場合は、少額ずつの積立てで投資信託を購入するため、買うタイミングについて考える必要はありません。

したがって、つみたてNISAではコストを下げることが、商品を安く買うための見落とせないポイントとなります。

つみたてNISAでチェックしたいコストは「信託報酬」で、たとえ利益が出ていなくても保有期間中はずっと支払い続けなければならないものです。目安としては、信託報酬が0.3%以下のものからお選びください。

見落とせないポイントは売り時

投資商品は売らない限り損益が確定しない

投資信託で含み益がいくら出ても、実際に売却して利益を確定しない限り「絵に描いた餅」でしかありません。逆にいくら値下がりしていても、売らなければ損失は確定されないのです。

つみたてNISAも投資である以上、適切なタイミングで売却することが必要となりますが、よくあるパターンは、値下がりしたらあわてて売却し、値上がりしたら急いで買うというもの。これでは、お金がどんどん減ってしまいます。

ちなみに筆者が金投資で売却時期を決めた理由は、子供の進学費用として必要になったからで、本人の投資センスはほとんど関与していないようです。

つみたてNISAで売り時の決め方

つみたてNISAでは売却利益に課税されませんが、換金時請求金額の一部から控除される「信託財産留保額」については必要となる商品もあります。

そのため、あまりひんぱんに売却するのは考えもので、投資初心者にとって適切な売り時となるタイミングは、

  1. ライフイベントのため必要となったとき
  2. あらかじめ決めておいた利益に到達したとき

の2つを覚えておけば大丈夫です。売却のタイミングはライフイベントで必要になる直前ではなく、1~2年前くらいから値動きをみておくとよいでしょう。

また目標達成時には全額ではなく、値上がりした部分のみ解約されることおすすめします。たとえば2割増を目標とする場合、100万円の元本が120万円になった頃に20万円を売却するという要領です。

つみたてNISAはよく理解してから始めたい

ひらめきのイメージ

つみたてNISAも投資にかわりなし

つみたてNISAで投資への敷居はかなり低くなりました。しかし、つみたてNISAであっても売り時はお任せにできず、自分で決めなければなりません。とはいえ、実際に売却するのは数年に一度のことなので、定期的に様子を見る程度で大丈夫でしょう。

つみたてNISAを始めたばかりの段階では、とにかく積立てを継続することが最優先ですが、ゴールについての予備知識も持っておきたいものですね。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【決断】です。

夢を夢のままにしておけばどこまでも膨らんでいきますが、どこかで決断して現実の世界に降ろさなくてはなりません。決断の負荷を小さくするためには、時間や数値など測れるものを活用するとよいようです。

※今日はボタモチ、1個追加!

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