健康生活

和式トイレで便秘解消?正しい使い方と洋式トイレでの対応法も

投稿日:2017年12月9日 更新日:

トイレ

便秘でお悩みの方の間で、「和式トイレなら出る」という噂が流れているようです。最近では、洋式トイレで和式に近い姿勢をとれるグッズも販売されています。

今回は和式トイレの便秘解消効果とキレイに使う方法、トイレでできる便秘解消アクションについてです。

和式トイレは便秘解消の味方

昔のトイレタイムは短かった

昔のトイレはあまり長居したい環境ではなかったし、いつまでもしゃがんでいると足が疲れてしまうので、みんなさっさと用を足して脱出していたように記憶しています。

しかし、現代のトイレは居心地がよいからなのか、なかなか出ないからなのか、スマホや新聞を持ち込んでいつまでも個室から出てこない人もいるようです。

自然な用足しスタイルは?

おなかの中に便がたまってきても勝手に出てこないようにするため、腸にはストッパーの働きをする部分があります。用足しのときに和式スタイルをとると、ストッパーがゆるんで排便がスムーズに行われるのだとか。

つまりしゃがんで用を足すのが理にかなったスタイルで、便座に座っての用足しは不自然なことなのです。

しゃがむことの効用

しゃがんで用を足すと、腹筋に力が入りやすくなるとともに、腸の辺りが圧迫されて中身が押し出されるようにも感じられます。

しゃがむ姿勢は、日本人に多くみられる腹筋や肛門付近の筋肉がうまく働かないことが理由の弛緩性便秘の場合、特に効果的と発揮します。

洋式トイレに置いて使用する便秘解消グッズも、しゃがんだ姿勢に近づけることでお通じを促すものだそうです。

今の家に引っ越して、トイレが洋式に変わってから便秘がちになった筆者の事例からも、しゃがむ姿勢が快便につながることがわかります。

☆洋式トイレの和式化にスクワットスタイル

和式トイレの使い方は?

最近では和式トイレの使い方を知らない人が増えているそうで、小学校に入学前のお子さんに「特訓」を施すご家庭も多いそうです。

和式トイレを汚さないために

和式トイレが激減している上、せっかく設置されていても足元の汚れが激しくて、使用できないことが多くあります。

足元が汚れている理由は、「的」がはずれてしまうから。おそらく自分の靴や足にも掛かっているはずです。用足しの位置と姿勢が間違っていると、こんなことになってしまいます。

基本は仁王立ちと前傾姿勢

まず、便器をまたいで立つのですが、やや前よりの位置でつま先を少し外に向けてください。イメージとしては仁王立ちのスタイルです。

続いてしゃがみますが、このときにやや前傾姿勢をとるのがコツです。

この状態なら、「的」を外すことなく収まるはずで、最初の立ち位置が後ろすぎだったり重心が後ろに掛かっていたりすると、「場外」に飛んでしまう可能性が高くなります。

便秘の解消にトイレでできること

洋式トイレしか利用できなくても諦めるのはまだ早い!今そこですぐにできる便通を促す方法があるのです。

仙骨周辺のマッサージ

手を後ろに回し、仙骨周辺を押しながらさするようにマッサージします。

奥にあるS状結腸と直腸の境目あたりに圧が届くようなイメージでやってください。

左鼠径部の指圧

左側の腰骨あたりに親指を押し込むように当てて少し前かがみになり、鼠径部に沿って親指を少しずつ移動させながら指圧します。

S状結腸内にある便を押し出すイメージでやってください。

深く長く息を吐く

息みすぎて緊張状態が続くとよくありません、

下の方に降ろすようなイメージで、深く長く息を吐くことで、心身の緊張をほぐすことができます。

筆者には、上の3つがとても効果的でした。ほかに汎用性の高い方法を2つご紹介しておきます。

おへそ周辺の指圧

おへその両サイドに親指を当て、押し込みながら上下に揺すります。

腹部のマッサージ

お腹の中で淀んでいるように感じられるところはありませんか?その辺りをつまんで、腸を揺らすようにマッサージします。

和式トイレで便秘解消?・・・まとめ

しゃがむ姿勢がとにかく効く

日本人としゃがむ姿勢の相性は抜群で、自宅に洋式トイレがない場合には、トイレに入る前にしばらくヤンキー座りをしてから入室すると快便に近づきます。

また、貴重な和式トイレを存続させ、いつでも気持ちよく使用できるようにするために、正しい使い方をマスターしていただければと思います。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【立ち位置】です。

ここを外すと同じことをしても結果は大違いになってしまいます。こんなはずでは…と思ったら、要チェックです。

※今日はボタモチ、1個追加!

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若杉ひふみ
兵庫県生まれの兵庫県育ち
アラ50のO型
現在、昼間は介護予防事業、アフター5はエイジレスライフ実現への考察と実験に勤しむ日々です。
介護予防につながるエイジレスライフの奥義は、好奇心を失わないこと。その実践として「興味本位」な毎日を過ごしています。おいしそうなボタモチはとにかく食べてみよう!ということで、新たな世界との出会いに加え、足腰が強くなるというおまけも付いてきました。
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