いわむらかずおさんは、子どもたちが大好きな14匹シリーズでおなじみの絵本作家です。この夏、栃木県にある「いわむらかずお絵本の丘美術館」から、多数の原画が姫路にやって来ました。
愛らしい14匹やユニークなカエルくんに会える特別展へ出掛け、いわむらさんのほっこりとした懐かしい世界へひたってきたので、その様子や開催予定のイベントをご紹介します。
いわむらかずおさんの原画が姫路で見られる
絵本作家・いわむらかずおさんは、「14ひきシリーズ」でよく知られた方です。
ヒメネズミの14ひき家族が繰り広げる四季折々のいとなみを、優しいタッチの絵と文章で表現された14ひきシリーズは、世代や国境を越えて愛され続けているのです。もうすっかり大人になった筆者のこどもたちも、いわむらかずおさんの絵本を愛読していました。
栃木県那珂川の清流を見下ろす美しい丘の上にある「いわむらかずお絵本の丘美術館」は、絵本とその舞台である里山の自然を体験できる場所として開館し、今年で20年になります。そんな絵本の丘から姫路はいわむらワールドがやってきました。
人気が高い絵本の原画に加えて、いわむらかずおさんの生い立ちや仕事への姿勢などが伺える展示もあり、いわむらワールドの秘密にも迫れます。
お子さんも楽しめるいわむらかずおの世界 特別展
お子さんが小さい間は、美術館や博物館へなかなか行けないものですが、絵本の原画展なら子連れでも鑑賞できるのです。姫路文学館では、会場内にお子さんも楽しめるように工夫されています。
さらにクイズにも挑戦でき、正答数に関係なく南館1回で好きな塗り絵と交換できます。問題用紙は、受付でもらってください。
▼しっかり展示を見れば解けます
他にも3つのおたのしみコーナーが常設されていて、ゲームコーナーでは絵本『14ひきのさむいふゆ』でおなじみの「とんがりぼうしゲーム」で遊ぶことができます。
塗り絵や粘土遊びができるワークショップコーナーのほか、いわむらかずおさんの絵本に登場するキャラクターに変身できるさつえいコーナーもあって、大人も子供も一緒に楽しむことができますよ。
ミュージアムショップには、いわむらかずおさんの絵本やパズルなどが販売されていますので、おみやげにぜひどうぞ。
夏休みにおすすめ!お楽しみイベントも
会期中、姫路文学館では「特別展絵本作家いわむらかずおの世界」の開催に合わせて、さまざまなイベントを企画しています。
えほんのじかん
いわむらかずおさんの絵本をボランティアのみなさんが朗読してくれる、読みきかせイベントです。
【日時】
- 7月29日(日曜日)午前11時~11時30分
- 8月18日(土曜日)午後2時~2時30分
※いずれも開始30分前に開場
【会場】 姫路文学館 北館3階 講堂
【出演】 文学館ボランティア
【定員】 150名(当日先着順)◎参加無料
いわむらかずおさんのおはなし会&サイン会
【日時】8月4日(土曜日)
- おはなし会:午後2時~3時(開場は午後1時)
- サイン会:午後3時15分~
◎サインは、当日に姫路文学館で購入された書籍限定です。(書籍は北館1階のショップで10時より販売され、サイン会参加希望者には整理券が配布されます。
【会場】姫路文学館 北館3階 講堂
【定員】150名 (おはなし会・サイン会とも当日先着順)◎参加無料
朗読と音学で楽しむ「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」
「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」は、14ひきシリーズの明るいイメージとは異なる雰囲気の絵本です。ちょっとミステリアスなこの絵本を、朗読と音楽で楽しみます。
【日時】 8月25日(土曜日)午後2時~3時 (開場は午後1時)
【出演】 SHIZUKU:小林みね子(朗読)・石村真紀(ピアノ)・福本聖美(パーカッション)
【会場】 姫路文学館 北館3階 講堂
【定員】 150名(当日先着順)◎参加無料
人形劇「おきゃく、おことわり?」
長らく誰も家に来てくれなくて少々すねてしまったのか、家のドアに「おきゃくおことわり」の張り紙を貼ったクマと、懲りずにクマを訪問するネズミ。
2匹の愉快なやりとりと、頑なだったクマが少しずつ心を開いてゆくところが心に残るお話です。ご家族そろってどうぞ。
【日時】 8月19日(日曜日)午後2時~3時(開場は午後1時30分)
【出演】 人形劇団クラルテ
【会場】 姫路文学館 北館3階 講堂
【定員】 150名(当日先着順)※参加無料
「特別展絵本作家いわむらかずおの世界」の詳細
- 会期:平成30年(2018年)6月23日(土曜日)~9月2日(日曜日)
- 開館時間:午前10時~午後5時(入館は4時30分まで)
- 休館日:毎週月曜日・7月17日(火曜日)※7月16日(月曜日)は開館
- 観覧料:一般700円、大学・高校400円、中学・小学200円
姫路文学館へのアクセス
無料の駐車場があるので車で訪れると便利ですが、文学館付近の道幅が狭くなっているのでご注意ください。
【車】
- 姫路バイパス「中地ランプ」で下車して北東へ約15分
- 山陽自動車道「姫路西I.C」で下車して南東へ約25分・「姫路東I.C」で下車して南西へ約25分
- 播但連絡自動車道「砥堀ランプ」で下車して南西へ約25分
国道2号線から大手前通りを北へ上がり姫路城前を西へ約700m、野本眼科の角を右折後、約200mで到着
【電車・バス】
- JR・山電姫路駅前の神姫バスターミナルの9・10・17・18番乗り場から乗車して「市之橋文学館前」で下車、北へ徒歩約4分
- 6番乗り場から城周辺観光ループバスに乗車10分、「清水橋(文学館前)」で下車して西へ徒歩約3分
姫路文学館にはカフェも
館内には軽食も取れるカフェがあり、昔ながらのナポリタンとオリジナルブレンドコーヒーが人気です。今なら特別メニュー「ろっくんアイス」も。
【水屋珈琲 MIZUYA COFFEE】
- 場所:姫路文学館 南館1階
- 営業時間:午前9時~午後5時
- 定休日:毎週月曜日(姫路文学館の休館日)
▼ぐるっとパス関西で入館料とコーヒーが割引に
どこか懐かしいいわむらワールドでほっこりしたい
オトナにも絵本は必要かも
子供が小さい頃、絵本に大変お世話になったものです。我が家では、文字が少なくシンプルな絵柄のカエルくんシリーズが人気でした。
その後、長らく絵本に触れていませんでしたが、イマジネーションを広げてくれる絵本は、アタマが堅くなりがちなオトナにも必要なモノかもしれません。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【無邪気】です。
子どもの無邪気さは、遠慮なしの直球ストレート。オトナはジャストミートできないと怒ったりしますが、笑顔で空振りする大人気あるオトナがいいと思います。
※今日はボタモチ、1個追加!
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