食器洗いによる手荒れを防ぐためには、ゴム手袋を使用するのが一番です。でも、いちいちはめるのが面倒だったり、手が滑りやすくなったりするからつい素手で洗ってしまい、手がガサガサに…。
実は、食器用洗剤のつけすぎが手荒れの原因にで、洗剤を薄めて使えばかなり手に優しくなり、おまけに節約にもなるのです。
食器用洗剤のつけすぎで手荒れが!
食器用洗剤は原液の直づけ派が主流
食器を洗う時、どのように食器用洗剤を使っていますか?原液を直接スポンジにつけて洗っているという方が最も多いようで、洗い桶などに張った水で薄めて使うという方は少数派のようです。
洗い桶はじゃまになるし、洗い物がひとつ増えるし不人気なのはうなずけますね。
原液の直付けだと手が荒れる
原液をスポンジに直接つけて使う方法には2つのデメリットがあります。1つは、手が荒れやすくなることです。
食器用洗剤の適切な濃度は『水1リットルに対して0.75ml』となっています。目安としては、洗剤の容器を軽くひと押しして出てくるのが約1ml、どうやら洗剤を原液で使うのは肌に優しくなさそうですね。
原液を直付けすると洗剤の使いすぎに
原液をスポンジに直接つけて使う方法の、もう1つのデメリットとしては、洗剤を使いすぎてしまうことが挙げられます。
ひどい油汚れのものを洗う場合には、食器や鍋に直接洗剤を回し掛けている人も多いようです。しかし、軽くひと押しするだけで1mlなのだから、これではどう見ても使いすぎです。
食器用洗剤を使いすぎると洗剤が無駄になるだけでなく、すすぎの水もたくさん必要となるため、無駄が拡大してしまいます。
食器用洗剤のつけすぎは薄めると解決
食器用洗剤を直付けしても、予め薄めておけば使いすぎにならずにすみます。
洗剤を薄めたら汚れ落ちは悪くなる?
洗剤を薄めてしまったら、汚れ落ちが悪くなるのでは?と思われるかもしれません。
しかし、先程も述べたように食器用洗剤の適切な濃度は『水1リットルに対して0.75ml』です。薄めても充分汚れは落ちるのでご安心を。
薄めた洗剤の使い方
薄めた洗剤ならスポンジや食器に直接付けて使っても、手が荒れる心配は少なくなります。
薄めた食器用洗剤を入れておく容器としておすすめなのが、泡で出てくるポンプです。筆者は無印の250mlタイプを使っています。
薄めた洗剤はサラサラしているので、そのままだとスポンジから流れ出てしまってムダになりがちでした。でも、泡状になって出てくる無印のポンプを使えばこの問題は解決します。
薄める割合はどのくらい?
食器用洗剤を薄めすぎると、ふんわりした泡になりません。筆者は15%程度に薄めて使っていますが、このくらいの濃度だといい感じでクリーミーな泡が出てきます。
反対に濃すぎると泡が出にくくなるようなので、加減を見ながら調整してください。
薄めた洗剤は傷まない?
洗剤を薄めると傷むのでは?という声も聞かれます。筆者は以前から食器用洗剤を薄めて使っていますが、傷んでしまうようなことは今まで一度もありませんでした。
250ml容器に7分目ほどの量を3週間ほどで使い切っているのですが、この程度の期間なら問題はないようです。
食器用洗剤を薄めると手荒れ防止と節約に
洗剤は薄めて使うと肌に優しい
薄めた食器用洗剤を使うと手荒れしにくくなります。洗剤が汚れになじみやすくなるうえ、すすぎやすくなるため食器洗いが早く片付くからです。
おまけ情報として、さらに手荒れを防ぐ方法をご紹介しましょう。それは、食器洗いの最後に手をハンドソープで洗うことです。
食器用洗剤は油汚れを前提に作られているため、手肌の皮脂を強力に奪ってしまいます。
手肌に残った食器用洗剤の成分をハンドソープで洗い流せば、手荒れの防止になるのです。仕上げにハンドクリームでケアしておきましょう。
洗剤を薄めて使うと節約効果は大きい
食器用洗剤は薄めてから泡ポンプで使うと、かなり長持ちします。我が家の場合、よくある1本240mlの食器用洗剤なら半年以上は大丈夫です。
泡状になった洗剤は、すすぐときの泡切れがよくて水の節約にもなります。食器洗いにお湯を使うならガスや電気も節約できますね。
食器用洗剤のつけすぎで手荒れに…まとめ
洗剤を薄めて使えば問題は一挙に解決
食器用洗剤を薄めて使うといいのは、手荒れ防止のためだけではありません。食器洗いが早くすむことで、洗剤や水道光熱費、時間まで節約できるのです。
まさしく一石何鳥にもなり、とても得した気分になれますよ。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【連鎖】です。
『風が吹くと何とやら』ではありませんが、世の中に単独で存在しているものはないようです。どうせならよいつながりを紡いてゆきたいですね。
※今日はボタモチ1個追加!
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