続かないモノといって思い浮かぶものは、ダイエット・運動・英語学習…まだまだあります。日記・禁煙・恋愛、はたまた仕事。
モノゴトはある程度続けなければ、日の目を見ることはできません。どうすれば続けることができるようになるのでしょうか?
なぜ続かないのか?
続かない理由は性格?
モノゴトが続かない人の嘆きの声を拾ってみると…
- 根気がない
- 辛抱がない
- 飽きっぽい
- わがまま
など、性格の問題としているものが多く見受けられます。そして、自分の性格を変えられないことを悩んでもいます。
しかし、性格を変えるのは難しく、努力のわりに稔り少ないものです。そもそも、モノゴトを続けられない人が、自分の性格を変える努力を続けられるでしょうか?
続かない理由が性格にあったとしても、ここを修正するのは現実的ではありません。
続かない理由は高すぎる理想
続かない理由は、続けられそうもない目標にチャレンジするからかもしれません。
例えば、ダイエットに挑戦したとしましょう。目標数値はマイナス5kg、期限は3ヶ月!この数値は「無理なくやせられる」と言われているものですが、実はそうでもありません。
体重が75kgの人ならともかく、55kgの人には結構厳しいもので、もし身長が1.6mであれば55kgは適正体重です。
ここから5kg落とすのは、カラダに負担が掛かってしまいます。カラダは自衛のため、代謝を下げたり食欲を上げたりし始め、結果的にリバウンドもしくはダイエット中止となります。
続かないのは結果が見えないから
引き続きダイエットの例で見てみましょう。ダイエット開始当初は、順調に体重が落ちやすいものです。
しかし、しばらくすると停滞期がやってきます。体重の減少を察知したカラダが、飢餓の恐怖を思い出して節約モードに入るからです。
こうなるとしばらくは痩せません。ヘタをすると体重が増えてしまったりします。頑張っているのに結果が見えない…ここを乗り切れる人は多くありません。
素直にオモテには現れてくれない結果はひとまず横に置いて、やったことをしっかり記録してみましょう。モチベーションが消えるのを防いでくれるはずです。
続ける方法は「やめられないこと」に学ぼう
モノゴトを続けられないのは人間の性?しかし、世の中にはあるモノゴトがやめられなくて困っている人もたくさんいます。
このやめられない理由を探れば、モノゴトを続けるコツが見えてくるはずです。
ハマってしまうとやめられない
どうしてもやめられないという状態は、中毒、もしくは依存症に近いもので、一時的に気分をハイにさせたり、リラックスさせたり、安心感を与えたりしてくれます。
このときに味わう感覚はとても心地良いもので、一種のご褒美のようなものです。このご褒美を求める回路が脳内にできてしまうと、いわば「ハマった」状態になります。
こうなると意思は無力化され、努力や根性ではもうやめることは難しくなるのです。
習慣になるとやめられない
脳内に回路ができるには、少し時間が必要です。ご褒美を味わいたくても、そのために多大な犠牲が伴えば回路は完成せず、ハマるまでには至らないのです。
また、たとえハマりかけたとしても、年に1回くらいしか出来ないことなら、そのうちに立ち消えとなります。ところが、手軽に行えるものなら簡単に反復できます。
習慣化によって脳内の回路は強化されていくため、なかなかやめられなくなってしまうのです。
やめなきゃと思うとやめられない
どうやら人間はかなり天邪鬼にできているようです。「決して見てはなりませぬ」と言われたらどうしても見たくなる『鶴の恩返し』と同様に、やってはいけないと思うほど、やりたくなってしまうのです。
逆からいえば、やらなければいけないと思うほど、やりたくなくなるということになります。
続けるコツはやめられなくすること
やめられなくする方法は、「ハマる」「習慣化する」「ムリにやろうとしない」の3つということがわかりました。
ここに続かない理由である「高すぎる理想」と「見えない結果」問題の解決策を加えれば、モノゴトを続けられるようになるはずです。
ハマる
続けたいモノにハマりましょう。それをやれば、気分がハイになったり、リラックスできたり、心の安定を得られたりして、甘美な心地良さを味わえるようにすれば、続けることはたやすいものとなります。
できるだけ楽しく愉快に気分良く行えるように工夫してください。続けることが苦痛になったりストレスを感じたりするようでは、3日も持ちません。
習慣化する
簡単・手軽に行えるようにしましょう。できるだけ小さなステップに細分化して、朝飯前のレベルでできるようにすれば、習慣化は容易となります。
歯磨きレベルの、意気込みなしで毎日やれる状態が理想です。
ムリにやろうとしない
やらねばならぬではなく、いつやめても構わないという位の気軽さでやりましょう。このときの注意は、完全にやめてしまわないことです。
漫画『ガラスの仮面』は2012年に単行本49巻が発刊されたあと、50巻はいまだに出ていませんが、作者は執筆をやめてしまったわけではありません。
理想を下げる
まずは足元を見ましょう。ゴール設定は大切ですが、誇大妄想で終わるのは虚しいものです。
ホームラン狙いより、小さなヒットを重ねて打率を上げることを目指したほうが、着実に前進します。亀は意外と早足なのです。
やったことを見える化
結果にとらわれすぎていると、続けることが苦痛になります。
レコーディングダイエットが人気を博したのは、ダイエットを続けている自分を明確に見える化できたことも理由のひとつでしょう。記録は手帳に◯をつける程度の簡単なモノでOKです。
続けるコツがわかれば続けられる
例えばダイエット。まずは楽しく愉快にできるダイエット法を選びましょう。
そして、簡単・手軽に行えるように環境を整えます。三日坊主でOKだけど、やめてしまわず再開、目標は半分に抑えておき、体重の増減は参考程度にしてダイエットを実行できれば花丸です。
「やせてキレイになったらモテすぎて困るわ」くらいの気軽さでいれば、意外と続くものなのです。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【逆転】です。
やめろと言われたら余計にやりたくなるのが人間の心理。なんだかんだと言っても、頭より心の方が強いのです。
※今日はボタモチ1個追加!
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