「自分は飽きっぽい性格だから、モノゴトが続かない」という方は結構多くおられます。性格は変えられないというし、モノゴトを続けられるようにはなれないかも…と密かに悩んでいたりもします。
でも、続かない原因が飽きっぽさだと決めつけるのは、まだ早い!今回は飽きっぽい人も、続けられる人になれる方法をみてゆきましょう。
あなたは本当に飽きっぽい人?
ご飯は毎日食べている
自分のことを飽きっぽいと思っている人でも、「ご飯食べるの飽きちゃった」とか、「お風呂に入るの飽きちゃった」とか言う人は滅多にいないと思います。
毎日飽きずにご飯を食べ、お風呂に入っているのなら、真性の飽き性というわけではなさそうです。
好きなことなら続けられる
自分の飽きっぽさにヘキエキしているという人でも、好きなことは飽きずに続けられるものです。
好きな漫画雑誌を毎週買って読んでいるとか、新作スイーツを毎回食べているとか。好きなことなら続けられるけど、好きでないことは続けられない…というのは自然なことで、誰でもそうなのです。
脳は飽きっぽくできている
飽きるのは脳の省エネ
脳はアメ車のようにエネルギーを大喰いする器官で、重さは体重の約2%なのに、約20%ものエネルギーを使っているのだそうです。
さすがに脳も反省して省エネを心掛けているようで、それが飽きっぽさの原因にもなっています。
たとえば「美女も3日見れば飽きる」というのがそれ。いちいち見惚れていては疲れてしまうので、3日くらいでマンネリ化するようにできているのです。この働きを順化といいます。
慣れるのも脳の省エネ
車の免許を取ったばかりの頃は、近所のスーパーに出かけるだけで疲れていたのに、半年もすれば鼻歌まじりでドライブできるようになりますね。
緊張の極みだった車庫入れも、楽々操作できるようになったのは、慣れのおかげです。これも一種のマンネリ化で、飽きるのと同じ脳の順化によるものです。
慣れるのも飽きるのと同じ仕組み
脳は「飽きる」「慣れる」ようにできています。
飽きっぽいのはあなただけではなく、誰もがそうなのですが、続けられる人は、あなたより少しだけ慣れるのが上手なだけ、あるいは、飽きないように工夫しているだけなのです。
性格の前に変えるべきものとは?
インドの聖女・マザーテレサが遺した言葉によれば、
- 思考を変えれば、言葉が変わる
- 言葉が変われば、行動が変わる
- 行動が変われば、習慣が変わる
- 習慣が変われば、性格が変わる
- 性格が変われば、運命が変わる
ということだそうです。
まずは思考を変える
最初に変えるべきなのは、思考です。自分は飽き性だという考えを変えてみましょう。とはいえ、長年の思考のクセは簡単に変えられません。
そこで、「自分は飽きっぽいからダメだ」と思ったら、その後に「そんなこと、誰が決めた?」と、ハリウッドスターのようにつぶやいてみてください。
飽きっぽさに安住していた思考パターン=思い込みを変えるきっかけになるはずです。
言葉と行動が変わる
思考は、思ったことを自分がつぶやき自分が聞いているという状態です。
人間は、1日に5万回以上の思考を繰り返しているそうで、起きている間1秒毎に1回以上、何らかのメッセージを受け取っているということになります。このメッセージが変われば言動もおのずと変わってくるものです。
今までは「自分は飽きっぽい」というメッセージばかり受け取っていたのが、少しずつ「続けていることもある」「飽きるけど慣れもする」というメッセージが増えてゆけばどうなるでしょう?
自分への見方が変わり、それに見合う言動が増えてゆくはずです。
言動が変わると習慣が変わる
習慣は、反復によって習得し、固定化された行動様式のことです。つまり、行動様式が変われば、習慣も一緒に変わるのです。
性格を変えるのは習慣
飽きっぽい性格を変えなければ、続けられないという習慣が変わらないと思っていましたが、実のところは逆だということでした。
「習慣は第二の天性」といわれるように、習慣を先に変えてしまえば、新しい天性として、性格は後からついてくるのだそうです。
思い込みをやめて続けられる人に!
モノゴトが続かないのは飽きっぽいからではなく、飽きっぽいから続かないという思い込みのせいだったのです。
認識している自己像が変われば、あなたはすでに別人になりかかっています。少しずつ続けられる人になってゆくにつれ、飽きっぽさは鳴りを潜めてゆくでしょう。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【手順】です。
正しい順序でステップを踏んでゆけば、おいしいボタモチを簡単に作ることができるように、モノゴトを行う手順は、出来映えを大きく左右するものなのです。
※今日はボタモチ2個追加!
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