ハズキルーペは選び方と使い方で見え方が激変!購入前に要チェック

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視力検査

ハズキルーペは一般的なメガネとは性質がことなるもので、名前の通りルーペです。メガネのカタチをしてはいますが、虫眼鏡だと思えば間違いないでしょう。この点を勘違いしてしまうと、ハズキルーペではよく見えない…ということになってしまうのです。

正しく選んで正しく使えば手放せなくなるハズキルーペ。今回は自分に合ったハズキルーペの選び方と正しい使い方についてです。

ハズキルーペの選び方

ハズキルーペは用途や視力に合わせてレンズの大きさ3タイプ、倍率3タイプ、レンズカラー2タイプ、フレームカラー6タイプの中から選べます。ちなみに筆者が購入したのはチタンカラーのラージ1.32倍・カラーレンズタイプです。

選ぶポイントは倍率

ハズキルーペでよく見えないという方は多くの場合、倍率の選び方で失敗しているようです。倍率は単に拡大率が異なるだけでなく、以下のように焦点距離も異なっています。

レンズ倍率

焦点距離

1.32倍

約50〜70cm

1.6倍

約30〜40cm

1.85倍

約22cm〜28cm

例えば、パソコンの画面を大きく見たいからといって1.85倍のものを選んでしまうと、画面のかなり手前で焦点が合ってしまうため、画面はぼやけてしまいます。逆に針に糸を通すようなごく手元での作業1.32倍のものを使用すると、やはりよく見えないのです。

さらに、倍率が高くなるほど焦点が合う距離の範囲は狭くなっています。1.32倍のものでは約20cmの範囲で焦点が合いますが、1.85倍になると6cmの範囲でしか焦点が合いません。

この範囲のなかに対象物が入っていれば大きくクリアに見えるのですが、外れてしまうとぼんやりとしか見えないのです。見たいものの距離に合った倍率のハズキルーペを選ぶかどうかで、見え方は全く違ってきます。

レンズカラーは2種類

レンズカラーは以下の2種類です。

 

ブルーライトカット率

クリアレンズ

透明

35%

カラーレンズ

ピンクブラウン

55%

クリアレンズは読書からパソコン・スマホ操作まで、幅広い用途に使用できます。一方カラーレンズはパソコンやスマホの画面が眩しく感じるという方におすすめですが、暗くて見えにくいという方も。

メガネ店で実施しているハズキルーペの無料レンタルで、実際に見え方を確認してから購入されることをおすすめします。

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レンズサイズは3種類

レンズサイズは以下のとおりで、1.85倍はラージのみとなっています。

 

ラージ

コンパクト

クール

1.32倍

22g

19g

16.5g

1.6倍

27.5g

23g

20.5g

1.85倍

26.5g

ハズキラージ

ハズキルーペのなかで最もレンズサイズが大きく、フレームも長めとなっています。視界が広く、メガネの上から重ね掛けしたい方にはこのタイプがおすすめです。

他のタイプにはない1.85倍があり、手元の細かい作業に適しています。耐荷重は70kgです。

ハズキコンパクト

CMで渡辺謙さんや舘ひろしさんが着用しているのがこのサイズで、コンパクトという名称ですが実質的にはレギュラーサイズです。耐荷重は90kgとなっています。

ハズキクール

ハズキルーペのなかで最も軽量・スリムなタイプ。外出先で使いたいなら、かさばらないこのサイズがおすすめです。耐荷重は90kgとなっています。

フレームカラーは6タイプ

フレームカラーは白・赤・紫・黒・チタンカラー・パールの6タイプです。

筆者が購入したビジョンメガネでは、渡辺謙さんがCMで着用しているチタンカラーが大人気で品薄状態になっているとのお話でした。

ハズキルーペの使い方

ハズキルーペは、近くのものを大きく見たいときに使用するものです。近視用や遠近両用メガネのように、掛けっぱなしにするものではありません。

ハズキルーペで遠くは見えない

焦点距離の短いハズキルーペは、読書やデスクワークなど近くのモノを見るときのためのものです。遠くはよく見えないので、掛けたまま歩いたりすると大変危険です。

ハズキルーペは近視用や遠近両用メガネとは別モノとお含みおきいただき、近くを見るとき以外は外しておきましょう。

ハズキルーペは単独で使える

対象物との距離に合わせて適切なハズキルーペを選べば、軽度の老眼の場合は老眼鏡を使わずにハズキルーペだけでも見え方は良好です。

老眼鏡とは異なりハズキルーペは文字が大きく見えるので、筆者の感覚では文字を読むときには老眼鏡よりハズキルーペの方が快適でした。ピンと合わせはハズキルーペを鼻先にずらすことで、簡単に調節できます。

ハズキルーペを老眼鏡と重ねて使う

筆者は日ごろ度数+1の老眼鏡を愛用しています。パソコン操作や新書版以上の書籍を読むにはこれで充分ですが、文庫本を読むには少し厳しいところです。

ところが老眼鏡にハズキルーペを重ねて使用すると、全盛期の視力を取り戻したかのようにハッキリクッキリと見えるではありませんか!

対象物との距離や用途に合わせてハズキルーペを選ぶのが王道ですが、拡大率の低いハズキルーペに老眼鏡を組み合わせて使用することで、多様な用途に対応できるのです。

道具は選び方と使い方次第

道具は使いよう

道具には用途があります。用途に合わせて選び正しい使い方をすれば、道具は真価を発揮してくれるものです。

近くのモノを大きくみるという限られた用途のハズキルーペのような道具の場合だとなおさら、正しく選んで正しく使わなければ「使いモノにならない!」という残念なことになりかねませんね。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【適材適所】です。

環境に合わせて色を変えるカメレオンのような器用さを道具に求めるのは無理があります。適材適所を実現できるかどうかは、やはり使う側の問題でしょう。

※今日はボタモチ、1個追加!

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