一眼レフカメラでの撮影に必要なSDカードですが、種類が多いためどれを選べばよいのか迷ってしまいますね。そこで今回は、一眼レフカメラ用SDカードの選び方のほか、容量と撮れる枚数の関係について解説しました。
おすすめのSDカードも紹介しているので、一通り読めば適切なSDカードを選ぶことができるようになりますよ。
一眼レフカメラでSDカードの選び方は?
サイズの間違いにご注意を
SDカードには、以下のように3タイプのサイズがあります。
- SDカード:W24×H32×D2.1(mm)
- miniSDカード:W20×H21.5×D1.4(mm)
- microSDカード:W15×H11×D1.0(mm)
一眼レフカメラに用いるSDカードは最もサイズが大きいもので、昔からあるタイプです。現在は主にデジカメやビデオカメラに使われています。
中間サイズのminiSDカードは一昔前のケータイによく用いられていましたが、今は使われていません。
最小サイズのmicroSDカードは最後に登場したものですが、現在はスマホ・タブレットのほか、ゲーム機やドローン用カメラなど多くの機器で採用されています。
microSDカードをアダプターに入れることで、一眼レフカメラでの撮影に使うことはできますが、書き込みのエラーが起きる恐れが…。
そのため、手元にmicroSDカードしかないというようなケース以外、microSDカードを一眼レフカメラに流用することはおすすめできません。
一眼レフカメラにはSDHCカード以上を
SDカードの種類は、サイズのほかに容量でも以下のように区別されています。
- SDカード:最大容量2GBまで
- SDHCカード:4GBから32GBまで
- SDXCカード:64GB以上
容量が大きくなるほど新しいタイプとなり性能もアップしており、一眼レフカメラでの静止画像の撮影なら16GB以上のカードを使いたいものです。
使用する機材には適応するSDカードの種類が決められていますが、SDXCカードが使える機材ならSDカードも使えます。
一眼レフカメラの場合、2010年以降に発売されたものであれば、おおむねSDXCカードに対応しているようです。
連写するなら書き込み速度が速いものを
SDカード本体には、撮影した画像の転送速度を表す3つの「スピードクラス」が記載されています。
- スピードクラス
- UHSスピードクラス
- ビデオスピードクラス
一眼レフカメラで静止画像を撮影する際に関わってくるのが「スピードクラス」で、読み書き時の最低データ転送速度によって4つのランクに分かれています。
- CLASS 2: 2MB/秒
- CLASS 4: 4MB/秒
- CLASS 6: 6MB/秒
- CLASS 10:10MB/秒
SDカードへの書き込みが終わるまで次の撮影が行えないため、書き込み速度は連写する場合に重要な項目です。連写をよくされるなら、CLASS 10をおすすめします。
一眼レフカメラでSDカードの容量と撮れる枚数は?
撮れる枚数は画質で変わる
一眼レフカメラで撮影できる枚数は、SDカードの容量が大きいほど多くなりますが、記録画質によって増減します。
たとえばRAWデータはJPEGデータの5倍近くのボリュームがあるため、JPEGで7000枚撮れたとしてもRAWなら1400枚しか取れないことになるのです。
あと何枚撮れるかはカメラが教えてくれる
気分よく撮影していても、あと何枚撮れるか不安になると楽しくありません。
でもご心配なく、カメラのライブビュー画面には、現在の記録画質であと何枚撮影できるかがしっかりと表示されています。
筆者のカメラの場合、64GBのSDカードでJPEGなら7,878枚、RAWだと1,575枚、JPEG+RAWでは1,312枚まで撮れるようです。
一眼レフカメラにはSDHCカード以上を
性能とコスパで選べばSDXCカード
一眼レフカメラで使うSDカードの選び方は、記録画質と撮影枚数で決まる容量に合わせることがポイントです。加えて連写をよくされるなら、より高性能のSDカードが必要でしょう。
とはいえ、SDカードは容量が多いほど単位当たりの価格がお得。
さらにカードの物理的な損傷リスクを抑えるため、入れっぱなしを励行している関係上、筆者はSDXCカードが性能・コスパの両面で最適と判断して愛用し、周囲にもおすすめしています。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【ゆとり】です。
性能にゆとりがなければ常時フル稼働となり、無理が生じます。モノにも人にも、適度なゆとりが大切ですね。
※今日はボタモチ、1個追加!
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