最近、検診で立て続けに「50を過ぎたら毎日納豆を食べなさい」とアドバイスされた筆者。好き嫌いはほぼないけれど、わざわざ買ってまでは納豆を食べないため、もう10年近く口にしていません。
しかし健康のためなら頑張るしかなく、納豆嫌いでも食べられるようにアレンジを工夫しました。臭いとネバネバ対策もあわせて紹介しましょう。
納豆嫌いでも食べられるアレンジとは?
加熱料理や高温アレンジはおすすめしない
納豆を使ったレシピはたくさん紹介されていますが、栄養面からいうと70度以上の加熱調理や高温アレンジは避けたほうがよいとのことでした。
納豆好きな方の定番である「熱々の納豆ご飯」も、実は残念な食べ方なのだとか。
加熱するとあの臭いが増幅されるデメリットもあるため、筆者的にも加熱調理・高温アレンジNGは望むところです。
マスキング効果No.1はキムチだが
納豆嫌いの人が特に嫌がるのが、あの臭い。実は納豆の臭い成分はくさい靴下と同じということなので、くさいと感じるのは自然な反応なのです。
臭いの簡単な消し方は、それを上回る臭いでマスキングしてしまうこと。
臭いのパワーなら納豆よりキムチのほうが強力で、キムチに混ぜたら食べられるという方も多いようです。けれども、毎日キムチではさすがに飽きてしまうでしょう。
「混ぜるほどおいしくなる」説は上級者向き
納豆が好きな方が推奨する納豆をおいしく食べる方法として、100回以上混ぜるというものがあります。
混ぜることで旨味が増すということですが、完成図は洗剤の泡にまみれているようにしかみえず、残念ながら実践することなく撤収しました。
「混ぜるほどおいしくなる」は、上級者向きのようです。
酸と塩分がアレンジの決め手
納豆嫌いが納豆を食べられるようにするには、納豆の持ち味を抑えることがポイントでしょう。つまり、納豆の臭いとネバネバを抑え込めば勝機はあるのです。
その決め手は「酸」と「塩分」で、酢を加えたり塩分を含む調味料で味付けしたりするのがよいとのこと。これならなんとかチャレンジできそうな気がしてきました。
癖の少ない納豆を選んでハードルを下げる
スーパーの納豆コーナーには驚くほどたくさんの商品が並んでいますが、それぞれ味に違いがあるようです。
納豆が好きではない筆者には、「ひきわり納豆」があっさりと癖が少なめで食べやすいように思えます。
「下荷田納豆」は臭いや大豆のモサモサ感かなく、抵抗なく食べることができました。
お値段は少し張りますが、大豆が国産でタレなどがついていないところや、かさばらない経木のパッケージも好感が持てます。
納豆嫌いのための臭いとネバネバ対策
納豆の臭いとネバネバには漬物
納豆の臭いとネバネバには「酸」と「塩分」が効果的ということなので、漬物を活用すれば一挙に解決できます。
塩分を加えた野菜を乳酸発酵させて作る漬物は、爽やかな香りと歯ざわりが身上です。
納豆に混ぜる漬物は、高菜漬けや野沢菜漬けなど味が強めの刻み漬けのほか、柴漬けなどおすすめ。別途味付けする必要もありません。
大根おろしで臭いとネバネバが消える
大根おろしも、納豆の臭いとネバネバを抑え込んでくれる強い味方です。
大根をおろすのが少々面倒ですが、臭いとネバネバを消してくれる効果を思えば頑張れます。味付けは醤油でもOKですが、塩こぶもおすすめです。
別のネバネバで覆い隠す
納豆のネバネバは独特で、糸を引きながら口の周りにまとわりつく感じがイヤなのです。
そこで、別のネバネバで納豆のネバネバを覆い隠せないものかと考え、普段からよく食べている「梅なじみ」「モズク酢」「山形のだし」をそれぞれ納豆に混ぜてたところ大正解。
いずれも酸をふくんでいるためか臭いや糸引きも気にならず、スルスルとのどを通っていきました。
納豆を包んでネバネバを解決
納豆のネバネバを抑え込むのではなく、オブラートのように包み込んでしまうという手もよさそうです。
そこで、焼き海苔や青じその葉で納豆を包んで食べてみたところ、これもイケる!
ネバネバが気にならずに食べられただけでなく、海苔や青じその香りの健闘で納豆を美味しく変身させてくれました。
優等生の納豆は嫌いでもぜひ食べたい
納豆は健康対策の優等生
五十路を過ぎるとあれこれと不調が発生します。筆者は若いころからコレステロールが高めだし、認知症や更年期障害、骨粗しょう症なども心配です。
そのため脳ドックと骨粗しょう症検査を受けたのですが、いずれのクリニックでも毎日納豆を食べるように勧められました。
加えて腸内環境の改善にも役立ち、免疫力の向上やアレルギー対策にもよいとのこと。
「納豆は食べないと損」な食べ物のようなので、納豆嫌いの方も頑張って挑戦してみてください。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【別モノ】です。
納豆以外の大豆製品はよく食べている筆者、おずおずと「他の大豆製品ではダメでしょうか」と尋ねてみたところ、「発酵させているところがポイントで、ご飯と日本酒は別モノでしょう?」と折伏されてしまいました。
無駄な抵抗はやめて、せっせと納豆を食べることにしましょう。
※今日はボタモチ、1個追加!
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