中国・武漢が発生源の新型コロナウイルスが、日本をはじめとするアジア諸国だけでなくアメリカやフランスにまで広がっています。ようやく武漢で封鎖措置がとられましたが遅きに失した感は否めず、SARS以上の大流行も懸念されているようです。
今回は新型コロナウイルスの感染力や潜伏期間と、ワクチンや予防方法などについて紹介します。
新型コロナウイルスとは?
新型コロナウイルスは風邪の親戚
コロナウイルスは動物にも感染し、呼吸器や腸、肝臓、神経などへの疾患がみられますが、人間が感染した場合は主に気道感染症(肺炎)を引き起こします。
つまり風邪の親戚のようなものといえるのですが、かつて大混乱を引き起こしたSARSやMERSもコロナウイルスによるものなので油断はできません。
新型コロナウイルスは2019年末に発見されたもので、現在50人以上の死者と2,000人以上の患者が確認されていますが、感染源や感染経路はまだ解明されていないのが現状です。
感染したときの症状は比較的軽症
今のところ新型コロナウイルスに感染した場合、SARSのように重症化せず風邪程度の軽症ですむケースが少なくないようです。つまり、病院に行かず普段通りに過ごしてしまう人が多いということになります。
とはいえ、高齢者や持病がある方の場合は重症化する恐れがあるため、注意が必要でしょう。
新型コロナウイルスの感染力は?
感染力はインフルエンザほど強くないらしい
新型コロナウイルスの感染力そのものは、インフルエンザほど強くないとみられていましたが、徐々に強まっているという見方もされています。
けれども、新型コロナウイルスの感染症によって亡くなった方々の多くが高齢者であることから、高齢者の感染率は重症化リスクと同様に高いとみておいたほうがよさそうです。
「人から人」への感染も疑われる
新型コロナウイルスの感染経路は、まだ明らかになっていません。
これまで人から人へは感染しないとみられていましたが、医療関係者が感染していることから「人から人」への感染経路も疑われるようになりました。
人の移動を制限することは難しいため、新型コロナウイルスの拡散を抑え込む決め手はないというのが実情です。
新型コロナウイルスの潜伏期間は?
潜伏期間は1週間前後
新型コロナウイルスの潜伏期間はおおむね10日前後とみられています。
インフルエンザの潜伏期間(1~3日)と比べると、新型コロナウイルスの潜伏期間はかなり長く、感染してから発症するまでの期間を無自覚のまま過ごしてしまいがちになりそうです。
潜伏期間の長さが大流行につながるかも
新型コロナウイルスの長い潜伏期間によって、感染してから発症するまでの期間にウイルスを拡散させてしまうケースが多くなることが考えられます。
そのため、新型コロナウイルスの感染力そのものはさほど強くなくても、爆発的な大流行に発展しかねないのではと心配されているのです。
新型コロナウイルスのワクチンは?
いまのところ、新型コロナウイルスのワクチンや特効薬はありません。ウイルス感染症である新型コロナウイルスには、細菌感染に対して投与される抗菌薬や抗生物質は効果が期待できないのです。
つまり新型コロナウイルスに感染した場合、風邪と同じように対処療法しかないため、予防に努めることがベストの対策法といえそうです。
新型コロナウイルスの感染の予防方法は?
新型コロナウイルスの感染リスクを抑えるためには、人混み(特に観光地)に近づかないことが一つの方法です。
けれども仕事などの関係で避けられない方や、そもそも観光地に住んでいるという方もおられ、そのような方々は予防に努めるしかありません。
新型コロナウイルスを予防するには、インフルエンザの予防と同じような対策を取ればよいと、厚生労働省のwebサイトでも呼びかけています。手洗いとマスクの着用は地味なようですが、一定の効果が期待できるようです。
健康管理も大切で、充分な睡眠とバランスのよい食事を心掛けましょう。免疫力を高めるために、腸内環境を整えることと身体を温めることもおすすめです。
▼感染症にはアルコール消毒
新型コロナウイルスの1日も早い鎮静化を望みたい
東京五輪までに何とかしてほしい…
SARSの発生から収束までに、8ヵ月近く掛かりました。
7月に東京五輪が開催されますが、それまでに新型コロナウイルスの鎮静化は期待できるでしょうか。また、大会期間中の集団感染への対策なども心配されます。
新型コロナウイルスの感染者が増え流行期間が長引けば、ウイルスの異変(たいてい凶悪化)もありうることで、1日も早い鎮静化を望みたいところですが…。
万一発症してしまったらどうすればいいかについても、そろそろ考えておく必要がありそうです。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【欠如】です。
どうも最近の安部首相は、ものごとを楽観視しすぎる傾向があるようです。責任ある立場の人の希望的観測よる判断は、責任感の欠如としかいいようがないでしょう。
※今日はボタモチ、半分追加…。
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