行ってみたいけど、めちゃ混んでいるらしい…ということで、今まで一度も行ったことがなかった神戸ルミナリエ。
ところが先日、酒蔵で知り合った神戸市民から耳寄りな情報を仕入れたので決行したところ、さほどの混雑もなくスムーズに現地に到着し、思わず目が潤むほどに美しいイルミネーションを見ることができました。今回はそのレポートです。
神戸ルミナリエで混雑しないのはいつ?
神戸ルミナリエの会期は10日間で、2019年は12月6日(金)から15日(木)です。開催時間は以下のようになっています。
- 月~木曜 18:00頃~21:30
- 金曜 18:00頃~22:00
- 土曜 17:00頃~22:00
- 日曜 17:00頃~21:30
昨年は10日間で340万人が訪れたそうですが、単純にならして1日あたり34万人もの人が繰り出したということになります。
まともに歩けるのか疑問に思えるほどですが、神戸市民によると実はあまり混まない日時もあるというのです。それは
- 平日(特に月曜日)
- 初日
- 天気が悪い日
- 遅い時間帯(午後8時以降)
神戸ルミナリエの公式webページにこれまでの来場者数と天候が記載されているのですが、たしかに神戸市民の教え通りでした。
なお、点灯される瞬間を見ようと大勢の人が集まるため、開始前の時間帯はかなり混雑するそうです。
さて、2019年のルミナリエ初日である6日の夜、所用で神戸にいた筆者。この機会を逃す手はない…ということで、三宮にて腹ごしらえしたあと元町に向かい、9時前に駅前へ到着しました。
神戸ルミナリエの行き方と注意点
会場入り口の最寄り駅は元町駅
神戸ルミナリエの会場入り口へは、JR・阪神の元町駅が最寄りで、出口はいずれ東側を利用すると便利です。
もし間違って三宮で降りてしまった場合は、国道沿いに西へ10分も歩けばOK。元町駅前からは、南側に見える大丸に向かって歩きます。
逆行や脇道からの侵入は不可
神戸ルミナリエの会場は旧外国人居留地および東遊園地となっていますが、逆行したり脇道から入ったりすることはできません。
通路への侵入路はゲートで閉鎖されて、警備の人やお巡りさんがわき道の歩行者を通すときだけゲートを開くようになっています。
したがって、素直に元町駅から出発するのが正解でしょう。もしルミナリエの会場がどこにあるかよくわからなくても、大丈夫。
案内の人が誘導してくれるうえ、元町駅から人の列が続いているので道に迷う心配はなく、15分足らずで会場入り口に到着します。
東遊園地だけなら規制なし
ところが土日の混んでいる時間帯だと、元町駅から会場入り口まで1時間前後も掛かることがあるそうです。
そんなに長く歩けない、あるいは平日や遅い時間は無理という方は、三宮駅から東遊園地へ向かわれることをおすすめします。このルートと東遊園地内には特に規制がないため、すんなりと到着できますよ。
出口の最寄り駅は三宮
神戸ルミナリエのゴール地点は東遊園地ですが、最寄り駅はJR三ノ宮もしくは阪神・阪急三宮駅です。元町駅で帰りの切符は買わないようにしてください。
帰りに会場から三宮方面に向かうとき、急ぐならフラワーロードの東側歩道へ行けば空いています。西側歩道脇には出店が並んでいて、大勢の人でにぎわっているからです。
神戸ルミナリエの美しさは思わずうるうるするほど
光に包まれながら心洗われる時を過ごす
元町駅から大丸をなぞるように進み、通路に沿って歩きます。そして左へ折れると…荘厳な光の門が目に飛び込みました。
初めて見たルミナリエは、思わず目が潤むほどの美しさで、感動のあまりしばらく見とれてしまったのです。
あたりに流れる音楽も心が洗われるようで、ルミナリエは生きている者の魂にも慰めを与えてくれるのものなのかもしれません。
100円の寄付はぜひとも
これだけの規模のイルミネーション、約50万個の電球がつかわれているとのことで、かなり費用も掛かっているそうです。
昨年は存続が危ぶまれる声もあったようですが、ひとり100円の寄付をお願いすることでこれからも続けていくことができるとのこと。
ルミナリエには300万人以上の人が訪れますが、寄付総額は一桁少ないらしく、なかなか厳しいものを感じます。
神戸ルミナリエの出店やお土産
東遊園地の出店で軽食やお土産を
最終地点の東遊園地では、出店で食事を楽しんだり、お土産を買ったりすることができます。
遅い時間帯だと混雑していないため、ゆっくり座って食べることができますが、売り切れ品が結構あったのはしかたないですね。
▼会場案内図でお目当ての出店をチェック
寒かったせいか豚まんは完売。ラスト2個だった熱々の淡路牛コロッケと剣菱の升酒をいただきながらイルミネーションを眺め、25年の歳月にしばし思いをはせたのでした。
▼剣菱で頑張った25年間に乾杯
神戸ルミナリエの公式グッズはwebページに掲載されていますが、オンラインショップページで購入することもできます。
公式グッズ以外のお土産もたくさんあり、筆者は亀井堂総本店の「パピロンアソート」と剣菱のパウンドケーキ「灘の生一本・くり」を購入しました。
▼個装の「パピロンアソート」は職場のお土産にも
カップルの行列ができるスポットも
高さ21mの光輝く巨大ドームのそばに、カップルの行列ができていました。
お目当ては天使の羽をかたどったイルミネーションをバックに写真を撮ってもらえるスポットで、100円の寄付をすればOKとのことです。
寒い中、仲良く並んで待つカップルのほほえましい姿を見ながら、どうぞいつまでも睦まじく…と思わずにいられませんでした。
2019年に25回目を迎えた神戸ルミナリエ
一度は見ておきたい神戸ルミナリエ
神戸ルミナリエは、阪神・淡路大震災で犠牲となった方々への鎮魂と、街の復興・再生への夢と希望を託して、大震災が起こった平成7年12月に初めて開催されました。
その後、震災の記憶を忘れないためと、神戸の希望の象徴として毎年開催、今では神戸の冬の風物詩となっています。
昨年は10日間の会期中、340万人を超える来場者が訪れたそうですが、25年目にして初めて見た神戸ルミナリエは本当に美しく、見に行って本当によかったと思いました。
混んでいるから…と躊躇している方は、平日の午後9時頃なら混んでいないのでおすすめです。ただしかなり冷えますので、防寒対策は怠りなく。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【感動】です。
加齢によるメンタルの変化としては、心に潤いがなくなって感性が干からびてしまうという説と、心のひだが増えて感受性が豊かになるという説があります。顔のしわではなく、心のひだを増やしたいところです。
※今日はボタモチ、2個追加!
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