普段はコーヒー党の筆者ですが、寒くなると紅茶が恋しくなります。紅茶を飲むと身体がポカポカと温まり、喉のイガイガもスッキリしますが、なんとインフルエンザの予防にも効果を発揮するというのです。今回は、インフルエンザを予防するための紅茶の効果的な飲み方やタイミングについてです。
インフルエンザは紅茶で予防できる
インフルエンザは予防が肝心
インフルエンザに罹ると、高熱や関節痛やだるさなどの強い全身症状に襲われ、命にかかわることもあります。また感染力が高く、学校や老健施設などで大流行することも珍しくありません。
インフルエンザの予防策としては、ワクチンの摂取やうがい・手洗いの励行をはじめ、マスクの着用などがありますが、紅茶を飲むことも効果的なのです。
紅茶はインフルエンザの感染力を奪う
紅茶でインフルエンザが予防できるのは、紅茶に含まれる「テアフラビン」という成分がインフルエンザの感染力を弱めて不活化する働きがあるからです。
インフルエンザウイルスにはスパイクという突起物がついていて、これで鼻や喉などの粘膜に取り付くことで感染します。紅茶の「テアフラビン」には、インフルエンザウイルスのスパイクを無効化する効果があるため、インフルエンザを予防することができるのです。
▼アルコールでもウイルスを不活化できる!
インフルエンザウイルスの型が変わってもOK
インフルエンザウイルスは毎年抗原をモデルチェンジしているため、ワクチンや免疫力では対応しきれません。けれども紅茶の「テアフラビン」は、どんなタイプのインフルエンザウイルスのスパイクに対しても効果を発揮することができるのです。
また、紅茶の「テアフラビン」は直接インフルエンザウイルスに働きかけるため、効果が早く現れることも大きなメリットです。
インフルエンザ予防のための紅茶の飲み方は?
ミルクティーはNG!
インフルエンザ予防のために紅茶を飲むなら、ミルクティーは避けてください。ミルクに含まれているタンパク質に紅茶の「テアフラビン」が取り込まれてしまい、肝心のインフルエンザウイルスに働き掛けることができなくなるからです。
レモンや砂糖は問題ありませんのでご安心を。ジンジャーやシナモンが入ったスパイスティーなら、より効果的です。
▼インフルエンザ対策にはスパイスティーが◎
アイスティーよりホットティーが効果的
紅茶の「テアフラビン」の効果をより高めたいなら、アイスティーよりホットティーがおすすめです。さらにホットティーを飲むことで身体が温まるので、血行が良くなり免疫力も高まります。
これらの相乗効果によりインフルエンザの予防効果をさらにアップさせることができるので、ぜひともホットでお試しください。
紅茶は濃いほどいい?
紅茶の濃さは美味しく飲める程度で充分で、出がらしの茶葉でもインフルエンザを予防する効果が認められています。
さらにペットボトルの紅茶でもOKなので、外出先で気軽にインフルエンザ予防に取り組めます。なお、ペットボトルの場合もミルクティーは避け、できればホットでお飲みください。
紅茶を飲むタイミングと量は?
インフルエンザ予防のために紅茶を飲むなら、一気飲みではなく少しずつ飲むことをおすすめします。喉に付着したインフルエンザウイルスをこまめに弱体化させることが、紅茶でインフルエンザ予防を行うためのコツです。
具体的には、ボトルにいれておいた紅茶を30分ごとに一口、1日では500ml程度の量を飲むとよいでしょう。
なお、紅茶を長時間保温すると味が落ちてしまいます。可能であれば小さめのボトルを使用して、お昼休みや休憩時間に新しく作り直すようにすれば、味の劣化を抑えられるようです。飲み残しがあれば、うがいに利用すれば無駄になりません。
インフルエンザの予防に紅茶を活用しよう
紅茶で手軽にインフルエンザを予防
毎年のように猛威を振るうインフルエンザですが、おかげさまで筆者は長年罹患していません。とはいえ、対策にはかなり気を使っています。
でも、紅茶を飲むだけでOKの予防策なら、手軽に試すことができて続けることも簡単ですね。おいしい紅茶をいただきながら、冬を元気に乗り切りたいと思います。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【スルー】です。
敵対勢力への対抗策として、排除や抹殺という強権的な方法ではなく、「取り付く島を与えない」というやり方もありなのですね。もっと早く知りたかった…。
※今日はボタモチ、1個追加!
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