Windows10のアップデートで迷惑している方からの怨嗟の声は、日々高まっています。勝手に自動更新した挙げ句、アンインストールもできないなんてひどすぎます。
今回は、Windows10アップデートで筆者が被った迷惑と、どうやっても解決できなかった不具合を、ある100均グッズであっさりクリアした方法についてです。
Windows10アップデートで不具合発生
Windows10アップデートは勝手に行われる
Windows10アップデートは勝手に行われます。そのうえ、以前は「手動でアップデート」を選択することができたのですが、できなくなってしまいました。
そのため、作業の途中でいきなり「再起動しています」のメッセージが表示されるのですが、再起動する前に教えてくれ…当然作業中のファイルは未保存のまま消えていきます。作業中は、上書きをこまめに行うようにお気を付けください。
朝起きたらPCの態度が変わってた…
翌朝PCを起動すると、昨夜とは様子が変わっています。筆者の場合、これまでアップデート後に以下のような不具合が発生しました。
- タッチパットが無効化できなくなった
- ワードで突然文字入力できなくなる
- ナンバーロックをロックできなくなった
- プリンターの詳細設定ができなくなった
タッチパットが無効化できない
タッチパッドが有効になっていると、マウスを使うとき邪魔になります。そこで普段はコントロールパネルの設定で無効化していたのですが、朝起きたら勝手に有効化されていました。
「なんでやねん?」と思いつつ、再び無効化すべくコントロールパネルから設定を変更しようとしたところ、なんとタッチパネルの無効化ができる項目が消えていたのです。PCのファンクションキーからの設定もできなくなっていました。
ワードで突然文字入力できなくなる
ワードで作業中、いきなり文字入力ができなくなることが度々起きるようになりました。
エクセルやブラウザなどは普通に入力できるのに、なぜかワードだけがダメ。一度終了して再起動すればもとに戻っているのですが、こんな面倒なことは困ります。
ナンバーロック無効化ソフトが消えていた
PCのテンキーは数字入力の効率化に欠かせないものですが、うっかりナンバーロックキーを押してしまうと、数字入力ができなくなります。
残念ながらPC自体に無効化する手段はないため、ナンバーロック無効化ソフトを使って対応していました。ところが無効化ソフトが消えてしまっていたのです。
アップデートのどさくさで消えてしまったのかと思い、再インストールしようとしたところ、「悪意のあるソフトウェアを削除しました」のメッセージ。いやいや、ついこの間まで普通にインストールできていましたが…。
そこで一時的にセキュリティソフトをOFFにしてインストールしました。ところが翌日ソフトを起動しようとしたところ、再び「悪意のあるソフトウェアを削除しました」のメッセージとともに、ソフトは消されてしまったのです。
プリンターの詳細設定ができなくなった
プリンターを使おうとしたところ、詳細設定ができなくなっていました。いちおう「詳細設定」の項目はあるのですが、用紙サイズがA4・レター・ユーザー設定の3項目しかありません。
しかたなく用紙サイズを数値で入力したのですがプリンターに反映されず、用紙のセット位置を手動でずらして何とか対応しましたが、なんでこんなことになるのでしょうか。
Javaがプログラムから消えていた?
筆者のPCでは、Javaの自動更新を有効にしていましたが、知らないうちに自動更新が無効になっていました。
チケットの予約サイトが正しく表示されなかったため、Javaの異変に気がついて調べてみたところ、なんとプログラムからjavaそのものが消えていたのです。
マイクロソフトのサポートはイマイチ
担当者の格差は実に大きい
とりあえずマイクロソフトのサポートに電話してみたところ、担当のお姉さんがネットで調べたら分かる程度の対応策を教えてくれました。
「それはすでに試しましたがダメでした」とお伝えしたところ、「これ以上は有料サポートをご利用いただくか、購入店でご相談ください。」という冷たい返答。
しかし、サポートを担当しておられる方の人柄と能力には個人差が大きいことを以前eo光で経験済みだった筆者は、めげずに日を改めて電話し直しました。
このとき担当してくれたお兄さんはとても丁寧な対応で、30分近く遠隔操作で頑張ってくれました。結果的に問題は解決できませんでしたが、担当によって対応は大違いということに改めて驚きを感じた次第です。
▼eo光のサポートは?
結局OSそのものが未完成品?
おそらくマイクロソフトの頻繁過ぎるアップデートに、現場のサポートがついていけないのだと思います。というか、こんなに頻繁にアップデートが必要ということは、OS自体が未完成品もしくは欠陥品ということなのでは?
筆者の自家用PCはMe→XP→7→10と変遷しましたが、XPがベストだったように思います。XPレベルの完成度に戻せないはずはないと思うのですが、いかがなものでしょうか?
アップデートによる不具合の解決策は?
原因のアップデートを削除する
9月に購入してから快調に動いていたPCが、10月に入ってWindowsのアップデートのあといきなり不調になったのだから、どう考えてもPC本体に罪はないと思うのですが、とにかくPC購入店のパソコン工房で見てもらうことにしました。
担当のお兄さんがいろいろ調べてくれた結果、原因とおぼしきアップデート(Version 1803)を特定できたので自宅に戻って削除したところ、タッチパッドの問題はめでたく解決ました。
ところが翌日PCを起動したところ、「更新しています」のメッセージが表示され、元の木阿弥になってしまったのです。
ドライバーやプログラムをインストールし直す
プリンターの不具合は、ドライバーをインストールし直すことでめでたく解決しました。Javaについても、もう一度インストールし直すことで復活できました。
とはいえ、なぜアップデートまで普通に機能していたドライバーやプログラムが、まともに動かなくなったり消えてしまったりしたのか?この点については、パソコン工房のお兄さんにも分からないということでした。
結局パソコンの初期化がベスト?
どうにも解決しないPCの不具合への対策は、初期化(リカバリー)がベストということでした。
初期化を前提にファイルのバックアップなどをしておけば、そんなに面倒ではないということですが、「復活する可能性がある」という程度ということです。
100均グッズで自作した小道具を使う
タッチパッドとテンキーの問題は、解決しないと作業がはかどらないので困ります。
そこで、100均で売っているマウスパッドをハサミでカットして、タッチパッドとテンキーをカバーしたところ、バッチリ解決しました。こんなアナログな方法が最強だとは…と驚きつつも呆れてしまった次第です。
迷惑なWindows10アップデートに打つ手なし?
勝手にひとのPCをいじらないでほしい!
そんなこんなでしのいでいたところ新たなアップデート(Version 1803の累積更新プログラム)が行われ、タッチパッドを無効化できるようになりました。
機能が復活したことは喜ばしいことではありますが、自分のPCが断りもなく勝手にいじられるのは気持ちのいいものではないし、次回以降のアップデートでまた不具合が生じるのでは?という心配も拭えません。
CPUやメモリなどを吟味したハードは期待通りサクサク動くのに、肝心のOSがダメダメではどうにもなりません。いよいよ本気でMac OSに乗り換えようかと思う、今日このごろです。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【合議】です。
日本は天照大神の時代から合議制で、聖徳太子の十七条憲法でも合議制が重んじられています。マイクロソフトはアメリカの会社だから、独断専行でコトを進めてしまうのかもしれません。
※今日はボタモチ、1個追加!
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