ホンネを言うと筆者は新幹線が好きなのですが、時間と予算の都合で高速バスや夜行バスを利用することも多々あります。
車内で8時間以上過ごすかなりの長旅ですが、ちょっとした工夫やコツで快適に過ごすことができるのです。
今回は、夜行バスで快適に寝るための方法をご紹介しましょう。
夜行バスで快適に寝ることは可能
夜行バスでは寝られない・・・そんな声が多く聞かれます。寝られない理由は、
- 足が伸ばせない
- 腰が痛い
- 肩・首がこる
といった、楽な姿勢がとれない系
- 空調の不備
- バスが揺れる
- 車内が明るすぎる
といった、車内環境系
など、他の乗客が気になって眠れないというようなことがあげられています。
つまり、これらを解決すれば、夜行バスで寝ることは可能となるわけです。
夜行バスの快適さは座席の選び方次第
快適なシートはあるけれど
夜行バスで快適に寝るためには、シート(座席)の良し悪しが重要な条件となります。
最近では、ゆったりと寝られる仕様になった夜行バスも増えていますが、問題はお値段。2列シートの場合、筆者がよく利用する東京駅~大阪駅便なら8時間で10,000円程度となります。
新幹線なら東京~新大阪間が2時間半で13,620円、バスの1/3以下の時間で到着できるのに、値段は4割増し程度にしかならず、バスのおトク感はあまり感じられません。
費用対効果を考えれば、バスの価格は新幹線の半額程度に抑えたいものです。
おすすめは3列独立シート
費用と快適さのバランスからみて、一番のおすすめは3列独立シートです。
見知らぬ人と隣り合わせの状態で寝るのは難しいものですが、3列独立シートなら、隣の人との間に通路があります。
脚や頭がはみ出しても迷惑にならないので、楽な姿勢で過ごせ、カーテンを閉めればちょっとした個室感覚です。
シートの位置はどこが快適?
筆者的におすすめなのは、気兼ねなくリクライニングできる最後尾の窓側。人が横を通らないのと、後ろと片側サイドに人がいないので、気楽に過ごせるからです。
エアコンの調節も好きなようにできていいのですが、デメリットは走行中バスの振動や音が響くことです。
振動や音が気になるという方は、バスの中央部のシートを選んだほうがよいでしょう。
夜行バスで寝るためのグッズ活用法
できるだけ楽な姿勢を保持
夜行バスで寝るには、少しでも楽な姿勢をとれるようにすることがコツです。
身体とシートの隙間に、100均の腰パットか備え付けのひざ掛けを詰めて、腰の下が持ち上がるようにすればかなり楽になります。
脚の置き場を確保
靴を脱ぎ、脚の置き場所を確保します。
キャリーバッグが持ち込めるならベストですが、普通のカバンでもないよりマシ。座席の側に置いて脚を乗せれば、腰に掛かる負担はかなり軽くなり、脚がむくむのを防ぐこともできます。
また、脚を引っ掛けられるグッズを使用するのもよいでしょう。ここに足を乗せて体育座りのようなスタイルにすると、腰のストレッチにもなります。
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頭を安定させよう
枕を使用して、頭を安定させましょう。
100均にあるような空気を入れて使用するものもいいですが、筆者はひざ掛けを折りたたんで袋に詰めたものを愛用しています。
タオルを巻いたものでもOK、首のくぼみにあてがえば首や肩がこらず、枕が頭から外れにくいようです。
指圧グッズを使おう
狭いシートに長時間座っていると、どうしてもこってしまう箇所が出てきます。そんなときは、すぐに指圧グッズでほぐしましょう。
筆者愛用の自家製指圧グッズは、テニスボールを2個袋に詰めただけのもの。背中や腰にあてて体重をかけると、イタ気持ちいい刺激がコリをほぐしてくれます。
ふくらはぎに転がしたり、土踏まずを押したりして、脚をほぐすこともできて大変重宝しています。
マスクも忘れずに
バスの中は乾燥しています。喉を痛めたり風邪を引いたりしないためにマスクもお忘れなく。
音楽でリラックス
眠れないと時間を持て余してしまい、ゲームをしたりスマホを見たりしたくなるかもしれませんが、あまりおすすめできません。
たとえ寝られなくても気にしないで、目を閉じたまま穏やかな気持ちで座っているだけで、身体を休めることはできるのです。
音楽プレーヤーに癒し系の音楽を入れておき、音量を下げて聞いていると、いつの間にかうたた寝しているかもしれません。
ホットアイマスクで心地よく
目の緊張がほぐれると、リラックスできて心地よい眠りに誘われます。
パックを開けると温かくなるアイマスクは、かさばらず使い方も簡単なので、旅のお供に加えてみられてはいかがでしょうか?
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おまけ・S字フック
あると便利なのがS字フック。狭い車内にちょっと引っ掛けておけるところができて便利です。
フットレストをテーブル以外のところに掛けたり、小物を入れたカバンを掛けておくこともできます。
夜行バスで快適に寝るには?・・・まとめ
ちょっとした工夫で快適な旅を
お手ごろ価格で寝ている間に目的地に到着できる夜行バス。
上手に利用すればおトクに旅を楽しむことができますが、バスの中で疲れてしまい、目的地についてから元気に活動できないと残念ですね。
ご紹介したのはちょっとした工夫ですが、実際に筆者が実行しているものばかり。夜行バスで快適に過ごすための、お役に立てていただければと思います。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【兼ね合い】です。
制約の多い中でよりよい結果を得るには、兼ね合いをうまく考えることが大事だと思います。
※今日はボタモチ1個追加!
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