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新婚で初めてお盆に帰省 知っておきたいお供えや金額など

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蓮の花

独身時代は、単に遊んで過ごせばよかったお盆休み。でも、結婚したらそうはいきません。

あなたの実家ならともかく夫の実家の場合、何かと気を遣うもので、正直気が重いものですが、夫はたいてい役に立ちません。

今回は、そんなあなたの気を少しでも軽くするための方法についてです。

新婚初のお盆で帰省の心得

まずは夫の実家の状況分析から

これまでに、夫の実家を訪問したことは何度かあると思いますが、もし夫の実家に仏壇やお墓があるなら、これまでの訪問とはちがった気遣いが必要です。

また、お盆当日に他の兄弟や親戚も集まるのか、実家に泊まるのかも考慮しなければなりません。

さらに、夫の実家に。義父母だけで住んでいるのか、義父母と兄夫婦が同居しているのかも見逃せない点です。これらのポイントで、あなたの身の振り方が違ってきます。

夫の実家に仏壇やお墓がないなら

夫の実家に仏壇やお墓がないなら、かなり気が楽です。普通に手土産を持参すればOKです。

手土産の金額などは、他の兄弟がいるなら『右へ倣え』が一番、いない場合は、3,000円程度の義父母の好物を選べば問題ありません。

ただし、義父母と共に『本家』を訪問することもあります。この場合はお義母さんに、持参すべきものや服装などを尋ねして、指示に従っておけば大丈夫でしょう。

夫の実家に仏壇やお墓があったら

義父母だけで住んでいるなら

仏壇やお墓があれば、手土産以外に別途、お供えを持参する必要があります。

夫の実家が義父母だけの世帯で、他の兄弟が家を出ているなら、他の兄弟に『右へ倣え』でOK。しかし、他の兄弟が独身なら、お義母さんにどうすればいいのか尋ねるのが賢明でしょう。

たとえあなたがその筋に詳しかったとしても、地域や宗派、家庭毎に独自の掟や習わしがあるものです。

気を利かせたつもりでも、残念な結果になりかねないので、お尋ねして指示に従っておくのが正解でしょう。

義父母と兄夫婦が同居しているなら

最近ではあまり見かけなくなりましたが、一番気を遣うパターンでしょう。

他に結婚している兄弟がいれば『右へ倣え』、いない場合は兄嫁さんにお尋ねして『右へ倣え』です。

お盆当日に他の兄弟や親戚も集まるなら

夫の実家に来客が多い場合、さらに気遣いが増えますが、迎える側のお義母さん、もしくは兄嫁さんは、さらに大変でしょう。

一番気楽な方法は、「ご負担を掛けたくないから」と早々にお暇することです。しかし、そううまくいかない場合は、他の嫁たちの様子を見ながら身の振り方を考えます。

食事の用意や片付け、接客などを手伝ったり、子供たちをまとめて遊びに連れ出したりするなど、何らかの勤労奉仕をしましょう。

実家に泊まるなら

夫の実家になど、できれば泊まりたくないのがホンネでしょう。

泊まらなければならないなら、食事代として、いくらかのお金を包む必要があるかもしれません。同居していない兄弟に『右へ倣え』で対処しましょう。

尋ねられる兄弟がいない場合は、しかたないので夫に相談します。お金を包む場合は1泊なら1万円で充分でしょう。

お盆のお供えや金額は?

相場は参考にしかならない

単なる帰省と異なり、お盆での帰省となれば、地域や宗派によって対応はさまざまで、実に悩ましいものです。

ネットを見ればおおよその相場はすぐにわかりますが、あくまでも他所様ではこんなふうにしています、ということで、参考にはなりますが正解ではありません。

婚家の流儀を尊重しよう

憲法第24条では『婚姻は両性の合意のみに成立する」となっています。

しかし、婚姻の継続は両性の合意のみでは難しいものがあり、あなたは夫の妻であると同時に、◯◯家の嫁なのです。

筆者の知人にも、夫の実家とうまく行かなくなったことがきっかけで離婚に至ったという人が、数人います。

婚家との付き合いに疲れないコツは、できる範囲で、婚家の流儀を尊重し、合わせておくことなのです。

お盆での帰省は『右へ倣え』で

不思議なくらい、夫の実家に関して夫はあてにならないものです。わからないことに関してはあれこれ悩まず、他の嫁たちがすでにやっていることを『右へ倣え』するのが正解となります。

ここでご参考までに、筆者の失敗事例を紹介しましょう。

夫の実家に集結した総勢18名の、延々と続く宴でした。汚れた食器がうず高く積み上がっているのに、誰も動かなかったのですが、あまりの見苦しさにしびれを切らした筆者は、片付けることにしました。

全部洗い終わって戻ってくると、また汚れ物が出ていたので再び台所へ運んで洗ったのですが、これがよくなかったみたいで、まるで早く終われと言わんばかりの態度に見えたそうです(そりゃそうだ、そう思っていたのだから)。

やはり、お義母さんや兄嫁さんが動かない限りはじっとしているか、「片付けましょうか」とお尋ねしてからにすべきだったようです。つまり、『右へ倣え』が正解なのです。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【右へ倣え】です。

アタマや気を使わない方がいいこともあります。特にあなたにとって重要度の低いことに関しては、コミュニティーの風土に合わせておくのが、最も賢いことである場合が多いようです。

※今日はボタモチ1個追加!

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若杉ひふみ
兵庫県生まれの兵庫県育ち
アラ50のO型
現在、昼間は介護予防事業、アフター5はエイジレスライフ実現への考察と実験に勤しむ日々です。
介護予防につながるエイジレスライフの奥義は、好奇心を失わないこと。その実践として「興味本位」な毎日を過ごしています。おいしそうなボタモチはとにかく食べてみよう!ということで、新たな世界との出会いに加え、足腰が強くなるというおまけも付いてきました。
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