お彼岸のタブーって?お祝い事やお見舞い、引越しは大丈夫?

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お彼岸は、お墓参りなどご先祖さまの供養をする時期とされています。ところでお彼岸には、してはいけないコトや、しないほうがいいコトはあるのでしょうか?

今回は、お彼岸にタブーとされることはあるのか?お祝いやお見舞い、引越しは大丈夫なのか?についてです。

お彼岸のタブー お祝い事は?

イマドキ、タブーなんてあるの?

最近では、仏滅に結婚式を挙げられる方もおられ、大安や友引なども気にしないといった風潮になりました。昔に比べるとタブーは少なくなっていますね。

しかし、結婚は新郎新婦ふたりだけのお祝い事ではありません。両家の親類・縁者を含めたものです。

お彼岸は大切な日

さらに、お彼岸はご先祖様を供養する期間で、お墓やご仏壇のあるお宅にとっては、特に大切な日なのです。

わざわざお彼岸を選んで結婚式を挙げるのは、非常識と思われてもしかたありません。お宮参りや還暦祝いなどのお祝い事も、できればお彼岸は外しましょう。

優先順位を考えよう

仏教的にいけないという決まり事ではありませんが、お祝い事は、周囲の皆様から喜んで祝福していただけるように配慮すべきでしょう。

お彼岸の期間には、故人の供養を最優先させたいものです。

お彼岸のタブー お見舞いは?

お見舞いには元々タブーが多い

知人や親戚が入院した場合には、お見舞いに行くことが多いですね。しかし、お見舞い自体にもタブーがあるうえ、入院中の方やご家族がナーバスになっておられることが多いため、何かと気を遣うものです。

お花・品物・のし袋にも配慮したい

お見舞いのお花では、鉢植えは『根が付く=寝付く』ということでNGです。切花の中でも菊やシクラメン、椿は縁起が悪いと言われているため、避けるべきものとされています。

品物を選ぶ際にも、実用的と思われるパジャマやスリッパは、入院が長引くイメージがありNGとされているのです。

お見舞いのお金を包むのし袋も、のしなしの結び切りを使うのがマナーです。うっかりして『何度も繰り返されてほしい』という意味合いがある、蝶結びののし袋を使ってしまったら、大いに不興を買うことは必至でしょう。

お彼岸にお見舞いはNG?

お見舞いのマナーは守ったとしても、お彼岸に訪れるのは避けたいものです。お彼岸は故人にお参りする時期にあたり、縁起が悪いとされるためです。

お見舞いは、入院中に伺えなければ退院後でも大丈夫です。たとえ入院しているご本人が気にされなくても、ご家族が不快な思いをされるかもしれません。

お彼岸のお見舞いはタブーと心得て、避けておきましょう。

お彼岸のタブー 引越しは?

できれば引越しより故人の供養を優先したいものですが、勤務の都合などで、お彼岸の連休に引越しをすまさなければならないこともあるでしょう。

しかし、引越し先のご近所で法要などをされている場合もあります。そばに大きなトラックが長時間駐車し、荷物を抱えたお兄さんたちが何度も往復するというのは、いかがなものでしょうか?

仏教的にいけないという決まり事ではないため、基本的にお彼岸期間中の引越しは問題ありませんが、もし可能なら別の日にした方が無難でしょう。

タブーは思いやりの表れ

昔から伝わるタブーには、科学的根拠の乏しいものが結構あります。

若い方や忙しい方、合理的な考えの方にとっては、正直『バカバカしい』と感じられるものかもしれません。しかし、気にする方にとっては、大問題だったりするのです。

実際のところ、タブーは単なる迷信に過ぎない場合があるかもしれません。それでもタブーに対して細やかに心を配ることは、相手の心を乱さないという、思いやりの表れだと思うのです。

わざわざ進んで、周りの人の心を乱すようなことはしないのが、オトナのたしなみではないでしょうか?

今日のボタモチ

今日のボタモチは【回避】です。

自ら進んで、ワザワザ地雷原に足を踏み入れる必要はないでしょう。避けられる危険は始めから避けておくことが、一番ラクで安全な危機管理のやり方だと思います。

※今日はボタモチ1個追加!

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