ストレスが多くなる理由はさまざまですが、ひとつには、複雑化しすぎたライフスタイルがあげられます。
多すぎる人・モノ・情報が複雑にからみ合い、収拾がつかなくなっているのかもしれません。今回は、暮らしをシンプルにしてストレスを解消する方法についてです。
ストレスフリーな生活はシンプル
毎日の暮らしは、小さな決断の連続です。選択肢が多いと決断に迷います。この迷いや、決められずに積みあがっている諸々が、ストレスの原因となるのです。
選択肢を減らそう
今日のコーディネートを決めるとき、100着の服から選ぶのと、10着の服から選ぶのでは、どちらのほうが楽に決められるでしょうか?服の数が少ないほど、簡単に決められるはずです。
考え方や行動もシンプルにするために、対象の数を減らすことはとても効果的です。もし制服があればどうでしょうか?悩むヒマさえないでしょう。
大切なものを選ぶ
ミニマリスト=モノを捨てることではありません。確かにミニマリストの持ち物はとても少ないのですが、モノを減らすこと自体が目的ではありません。
大切なモノを追求した結果、必要なモノ以外がなくなったのです。ストレスフリーに近づくために、一度あなた自身の棚卸しをしてみてはどうでしょうか?
自分を棚卸し
あなたが持っているモノ全て、仕事も悩みも人間関係も洋服も・・・みんなひっくるめて紙に書き出して見ましょう。
その中から、あなたが本当に大切に思うモノを優先事項とします。そしてそれ以外のモノはできるだけ無視します。
本当に大切なモノではなく、どうでもいいモノに塗りつぶされている毎日は、ストレスフルなものです。
反対に、本当に大切なモノに取り囲まれて過ごすことができれば、満たされた毎日となるでしょう。
あきらめも必要
本当に大切なモノを選ぶということは、言い替えればどうでもいいモノを切り捨てるということになります。
あれもこれもと欲張っていては、結局何も手にできずストレスだけが残るのです。人間関係においても八方美人の状態なら、単なる知り合いの域を出ない関係のままになります。
大切な親友と過ごす時間を増やすためには、ほかの付き合いを制限しなければなりません。ここで疎遠になってしまう人については、あきらめが必要となります。
本当に大切なモノのための、あきらめにともなう痛みや犠牲は、一時的なものとはいえ避けられないものなのです。
ストレスフリーなミニマリストになろう
全てのミニマリストがストレスフリーというわけではありません。意外なことに、ストレスフルなミニマリストもいるのです。この違いはどこからくるのでしょうか?
完璧をめざさない
本当に大切なモノを優先した暮らしは、それだけでストレスフリーなものなのです。
しかし、ここで欲張って深追いしてしまうと、大切なモノがストレスの元になることも・・・。
大切なモノに縛られて、あなたが苦しむようになることは、とても残念です。完璧主義はやめましょう。7割主義がちょうどいいのです。
目的を見誤らない
暮らしのシンプル化の目的は、モノを減らすことではなく、大切なモノを選び取り、ストレスフリーを目指すことです。
捨てることに膨大なエネルギーを費やしてしまい、肝心の大切なモノへのエネルギーがなくなってしまうようでは本末転倒です。
効率より効果
大切なモノにエネルギーを注いでいるのに、今ひとつ満たされない・・・。もし、あなたがそう感じているのなら、効率重視になっているのかもしれません。
欲張りすぎなのか、不要なものを整理できていないのか、よりたくさんの要素を詰め込もうとすれば、どうしても効率重視になってしまいます。
大切なモノを本当に大切にしたいなら、効率より効果が大切。大切なモノのなかで、さらに優先すべきものを選びましょう。
生活のシンプル化でストレスフリー
人間は機械ではなく生き物です。機械のように、膨大なモノゴトを、正確に効率よく処理することはできない、ということを思い出しましょう。
手に負える範囲のなかで、大切なモノを最優先するシンプルなスタイルが、ストレスフリーへの近道なのです。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【優先】です。
重要度と緊急度では、どうしても緊急度が優先されがちです。思い切って重要度を優先してみませんか?「案ずるより産むが易し」です。
※今日はボタモチ1個追加!
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