直接的な攻撃を受けたわけでもないのに、ストレスフルな人が入ってきただけで、部屋の空気が悪くなった…こんな体験はありませんか?
実は、ストレスはインフルエンザのように伝染するのです。油断できませんね。今回は、他人のストレスをうつされないための方法です。
他人のストレスがあなたにうつる?
だれかのあくびやため息が、周りの人に次々とうつっていく…。まるで無線ランでつながっているようですね。
これらは脳のミラーニューロンと呼ばれる神経細胞の働きによるもので、お互いを理解したり共感し合ったり、空気を読んだりできるのも、ミラーニューロンが働くためなのです。
見ただけでアウト?
ミラーニューロンは、他人のストレスや不安、怒りまでコピーしてしまいます。全く油断もスキもありませんね。
ある研究によれば、約25%の人が、ストレスを感じている人を見ただけで、自分のストレスホルモンのレベルまで高くなってしまうのだそうです。
こうなってくると、見るテレビにも気を使いますね。寝る前にストレスフルなドラマを見てしまうと、夜中にうなされてしまうかも?
車の運転にも注意が必要
ある日、筆者は車で移動中に、カーチェイスを繰り広げるパトカーと逃走車に遭遇しました。なんて危ないんだろうと思いつつ運転していたのに、気がつくと車のメーターは法定速度を大幅に超過!
周りの車もそろってスピードオーバーになっていたので、筆者が飛ばしすぎていることに気づかなかったわけで、危険な運転もうつるんです。公道ではエレガントな走行を心掛けたいものですわ。
ストレスは一種の波動
ストレスフルな状態だと、心拍数や呼吸数などのカラダのリズムが乱れているものです。この乱れが波動となって、周囲に影響を与えているのだそうです。
波動は気ともいわれるもので、ストレスがうつるのは、本当に「気のせい」なのです。
ストレスに臭いがある?
ストレスには臭いまであるそうです。ストレスを感じると汗にストレスホルモンが混じり、警報フェロモンとして発せられます。それが嗅覚を通して感知されるのだそうです。
よく空気が悪くなるといいますが、本当に「妙な臭い」が漂っているようです。
他人からのストレス感染 予防策は?
「他人のストレスはうつる」ということがわかりました。そんなのうつされたくないから、予防策を考えましょう。
以下のような、インフルエンザへの予防策を応用してみるのはどうでしょうか?
- 外出を避ける→保菌者と会わない
- マスクをする→菌に触れない
- 手を洗う→菌を取り除く
とはいえ、忙しい現代社会、職場・家庭・学校はストレスフルだし、ニュース・新聞を見ないようにしていても、メールやSNSはどこまでも押し寄せてきます。
ストレスの影響から逃れるのは、そう簡単にはいかないようです。
他人からのストレスには免疫力で対抗!
インフルエンザが流行しても、みんなが感染するわけではありません。免疫力が高い人は罹らないのです。
同じように、心の免疫力を高くすれば、ストレスをうつされずにすむはずです。心の免疫力を高めるにはどうすればよいのでしょうか?
身構えすぎない
ストレスはブドウ球菌レベルで蔓延しています。健康状態がよければ何も心配することはないものなので、過剰に身構え過ぎないことです。
緊張状態は心の免疫力を下げてしまい、かえってストレスに感染してしまいます。
毛嫌いしすぎない
ストレスはすべて悪というようなものではありません。仕事能力の向上や、メンタル面の強化などに役立ってくれるものでもあるのです。
ストレスを忌み嫌いすぎると心の免疫力が下がり、ストレスのマイナス面が強く現れてきます。
ご機嫌を呼び起こす
他人のストレスをうつされそうになったら、ゲンナリするのではなく中和行動をとってください。
ゲンナリの逆の気分、ご機嫌パワーを呼び起こすのです。そのために日頃から仕込みをしておきましょう。
見るだけで和むかわいい動物や大好きな場所、楽しい仲間と弾けているあなたが写った写真。
その他にも気分がよくなるアロマやお気に入りのチョコなど、一発であなたをご機嫌にしてくれるグッズを、常時スタンバイさせておいてはいかがでしょうか?
わたしはわたしと割り切る
これは冷たい態度ではなく、問題の明確化のすすめで、相手の問題を自分に持ち込まないということです。
相手のストレスに感染してしまえば、その場のストレス度は上がる一方になります。
あなたが踏みとどまればストレスは拡大せずにすみ、あなたのご機嫌パワーが強ければ、ストレス度は下がってゆくのです。
心身のコンディションを整えておく
心身ともに良好なコンディションを保っていれば、感染しにくくなります。できれば予防注射もしておきましょう。
くちびるに歌を、手にダンベルを、心に美しい風景を。これだけで予防効果アリです。
くちびるに歌を
キレイな言葉を口にしましょう。キレイな言葉にはお清めのパワーが宿っているそうです。
手にダンベルを
運動で体力をつけておけば、メンタルも強くなり心の免疫力も上がります。日頃の運動習慣が、あなたの美と健康を守ってくれるのです。
心に美しい風景を
ストレスを絵に描けば、どんなものになるでしょうか?あまり気分のよいモノにはならないでしょう。
あなたの心に、普段からお花畑のような、あるいは大海原のような、美しい心象風景を描いておきましょう。一種の結界のようになって、心がストレス色になることを防いでくれます。
ストレス三原則は「ためず・うつらず・まきちらさず」
うつるのはストレスだけではありません。ご機嫌だってうつります。あなたの強いご機嫌パワーは、あなたを守るだけではなく、周りの人たちも守ってあげることができるのです。
そして自分の周りがご機嫌な人でいっぱいになれば、あなたはもっとご機嫌になれます。これぞまさしく「情けは人の為ならず」ですね。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【同調】です。
何に合わせるのかが肝心です。好ましいモノに合わせるのか、好ましくないモノに合わせるのか、それは自分で選ぶことができるものなのです。
※今日はボタモチ1個追加!
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