老眼のせいで本が読めなくなった…読書好きにとっては死活問題です。でも、本が読めなくなったのは、本当に老眼のせいだけなの?他に打つ手はないの?
今回は、読書の楽しみを取り戻すため、本が読めなくなった真の原因を追求してゆきます。
本が読めないのは老眼だけのせい?
見えづらさは読書の敵
本を読むにあたって、文字がよく見えないことにはどうにもなりません。間違いなく視力の衰えは、読書から遠ざかってしまう大きな原因となります。
しかし、老眼は老眼鏡で矯正できるし、便利なグッズもあります。本が読めないことを老眼だけのせいにするのは、無理があるようです。
電子書籍は確かに便利
老眼が気になりはじめた頃、筆者は電子書籍リーダーを購入しました。バックライトを使用していないSONY ReaderとKindleです。文字を拡大できるうえ、英文を読む際の辞書機能が大変便利だし、目も疲れません。
また、1台に何百冊分もの書籍のデータが入るので、本の置き場所に困ることもありません。この点も、増え続ける蔵書に悩む本好きから評価されているところです。
リーダーひとつあれば、読む本に困らなくてすむため、乗り物で移動する際は紙の書籍ではなく、リーダーを持参しています。
車中でリーダーを読んでいると、しばしば見知らぬシニアの方から、「それ、いいですか」「どこで買ったのですか」などと尋ねられ、筆者は一時期、リーダーの伝道師状態になっていました。
本が読めない理由が老眼だけなら、老眼鏡と電子書籍で解決できるはずです。
本が読めない老眼以外の原因とは?
本が読めないといっても、全く読めなくなったわけではなく、「以前ほどたくさん読めなくなった」というのが、実際のところのようです。
なぜ、読める量が減ってしまったのでしょうか?仕事量が減ったということは、仕事率の低下もしくは仕事時間の減少が原因のはずです。
読書で言うなら「読む速度が遅くなった」「読む時間が減った」のふたつでしょう。このふたつをそれぞれ詳しくみてゆきます。
読む速度が遅くなったから
頭が悪くなったのかも
情報処理速度が落ちた理由を探ってみます。本好きのアラフィフへの聞き取りによれば、
- 集中力がなくなった
- 理解力が落ちた
これらを理由にあげる声が多くありました。
つまり「頭が悪くなった」ということ?加齢による能力の低下は否めませんが、生涯現役をめざすなら、そんなことに甘えてはいられません。
確かにインプット能力では若い人に勝てませんが、アウトプット能力では必ずしもそうとは言えないそうです。
また、使わない能力は退化してしまうので、「できなくなったからやらない」でいると、退化は加速していく一方になります。
持久力がなくなったのかも
もう少し深掘りしていくと、疲れやすくなったという声が出てきました。
読み始めてしばらくは快調に進むけれど、じきに疲れて気が散ってしまうとか、腰が痛くなるとか、読書とは直接関係がなさそうなことによって、本を読み続けることができなくなるようです。
筆者はかつて「ゴロ寝読書」という、怠惰極まりないスタイルで、疲れることなく延々と読み続けていました。
現在、ゴロ寝姿勢だと影になって字がよく見えず、きちんと座って読まざるを得なくなっています。当然ゴロ寝に比べると疲れて当たり前の姿勢です。
また、TOEICテストでも実感したように「足腰が弱ると集中力・理解力・持久力も弱る」ということが言えそうです。本が読めなくなった理由は、体力の低下ということも考えられます。
読む時間が減った
図書館では、リタイアした高齢者の方々が長時間滞在して、びっくりするほど沢山の本を読んでおられるようです。本を読む時間が長くとれるなら、自然と読める本の数も増えますね。
アラフィフは結構忙しい毎日を送っていて、家族の世話や仕事で忙殺され、自分の時間をなかなか確保できない、という声も多く聞かれます。
結局本が読めなくなったのは、単純に「本を読む時間がとれない」からだけなのかもしれません。
また、以前と忙しさは変わっていないというケースなら、本を読む余力がなくなってしまっているのかも。これは先にあげた「体力の低下」が原因でしょう。
本を読む時間を作るために、時間作りと体力作りの2本立てで対策を考える必要があります。
時間と体力を作ればまだまだ読める
どうやら、本が読めなくなったのは老眼のせいだけではないというのが結論のようです。
時間と体力という、老眼以外の打つ手がみつかったのは、朗報です。読書の楽しみを取り戻すために、本を読む時間と、本を読める体力を作り始めてみませんか?
今日のボタモチ
今日のボタモチは【深掘り】です。
わかりやすい原因に責任を押し付けるのは簡単です。しかし、それによって本当の原因が覆い隠され、問題の解決は遠のく一方となってしまうのです。
※今日はボタモチ1個追加!
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