築26年の我が家では、先日トイレを交換しました。トイレそのものの寿命が尽きたわけではなかったのですが、部品がかなり傷んできたことと便器フチ部分の変色がひどくなったことから、修理ではなく思い切って全取替えすることになったのです。
今回は、トイレの交換時期を判断する目安のほか、必要な費用や機器の選び方も紹介しましょう。
トイレの交換時期はいつ頃がいい?
トイレそのものの寿命は長い
トイレそのものは陶器が割れさえしなければ、50年以上は平気でもつそうです。けれども配管やタンク内の部品などは、20年もすればかなり劣化しています。
筆者がトイレの交換を決めるきっかけとなったのは、使用していないときにもトイレの水が流れるようになったから。タンク内の部品を交換すれば何とかなりそうでしたが、かなり錆がきていたため下手に触ると壊れそうでした。
さらにトイレのふち部分が変色して、なんだか運気が下がってしまいそうな感じになってしまったのです。加えて換気扇は壊れたままで、照明スイッチの接触も悪くなっていました。
それでも壁紙や床には問題がなかったので、リフォームではなくトイレの交換を行うことにしました。
トイレの交換時期は部品の劣化で判断
トイレの交換時期は、部品の劣化で判断することになります。修理で対応できるのは製品の製造打ち切りから7年程度ですが、節水タイプのトイレが主流となっている現在、四半世紀以上前の製品の製造はいつ打ち切られてもおかしくはありません。
さらにこの先30年近くはお世話になる予定なので、いずれ修理不能となるでしょう。これらを総合して、設置後26年を経過した我が家のトイレは交換の潮時だろうと判断しました。
節水機能で判断するご家庭も
筆者の居住する地域は、水道料金が安いことで知られています。それでも大量に水が流れる先代のトイレでは、節水グッズを使って対応していました。
トイレを新調して、昨年同時期との比較で使用量は10%減、料金は12%減。水が漏っていた先月との比較ではなんと使用料は36%減、料金は41%減。もっと早く手を打てばよかったと思います。
水道料金が高い地域や家族が多いご家庭の場合だと、節水による節約効果はもっと大きくなるでしょう。
掃除のしやすさで判断するご家庭も
新しいトイレになってから便器に汚れがつきにくくなったことも、大変喜ばしい点です。
びろうな話で申し訳ないのですが、夫がしばしば「大」の残骸を便器に付着させていました。それが新しいトイレに変わってから2ヶ月以上経過している現在、残骸の付着は1回だけなのです。
便器の表面がツルツルになったことと、使用前後にミストを自動噴射することの効果でしょうか。これらの素晴らしい進化のおかげで、筆者のストレスは大幅に軽減されました。
便器全体もブラシやクロスが届きやすい形状になり、ひとなでするだけでキレイになります。
トイレの交換で必要な費用はいくら?
我が家の場合はざっと19万円
我が家のトイレ交換に掛かった費用は、おおむね以下の通りです。
- システムトイレ:13万円
- 換気扇:5千円
- ペーパーホルダー(2連):別途請求なし
- 解体処分費:6千円
- トイレ取替工事費:3万円
- 電気工事:1.4万円
- 換気扇取替工事費:5千円
- 合計:19万円
トイレは、お手頃価格のTOTOピュアレストEX+ウォシュレットSB。タンクは手洗いなしタイプにしました。
前のタンクは手洗い付きでしたが、手は洗面所で洗っていたので手洗いは不要でした。これでボウルが汚れたりタンク内部にホコリが入ったりすることもなくなり、いっそう掃除が楽になります。
新しいペーパーホルダーは紙が切れやすいうえ、切り口も見つけやすくなりました。2個付けられるので、用を足してから紙が無いことに気付いてあわてるというリスクも半減です。
工事は1日でOK
我が家のトイレの交換工事は、1日でOKでした。古いトイレは簡単に取り外すことができ、新しいトイレの設置もあっという間に終わったのです。
なお、配管の交換や新設などのような大掛かりな工事が必要になれば、この限りではないかもしれません。
リフォームだと50万円ほどにも
トイレの交換だけではなく壁紙や床材の交換まで行うとリフォームとなります。
広さや材質にもよりますが、壁紙や床材だけでなく、キャビネットや別付けの手洗器などを設置すれば50万円以上はみておく必要があるようです。
後悔しないトイレの選び方は
人気のタンクレストイレをおすすめしない理由
タンクレストイレは名前通りタンクがないトイレで、ウォシュレットが一体となって付いています。スタイリッシュな見た目と室内を広く使えるところが魅力で、連続して水を流せる点もメリットです。
それでもタンクレストイレをおすすめできない最大の理由は、ウォシュレットと便器が一体となっているため、ウォシュレットだけを交換することができないから。
ウォシュレットの寿命は通常10年程度で、トイレ本体の寿命よりかなり短いものとなっていますが、タンクレストイレの場合、ウォシュレット部分の修理ができなければ丸ごと交換しなければならなくなるのです。
▼ウォシュレットの寿命は意外と短い?
まだあるタンクレストイレのデメリット
価格が30万円ほどと高額なことや、別途手洗いが必要なことにくわえ、たいていの場合、停電時には通常の操作では水が流れません。
製品ごとに停電時の操作方法が違っているので、いざというとき困らないように予習しておく必要があるでしょう。
不調が気になるようならそろそろトイレの交換時期
トイレの交換は意外と簡単
汚れが取れにくくなったり、水がいつも流れたりして運気が悪くなりそうになっていた我が家のトイレでしたが、もう大丈夫でしょう。
トイレの交換だけなら、機器を取り外して入れ替えるだけなので意外と簡単でした。気になっているところがあるなら、我慢し続けるより早めにリフォームされることをおすすめします。
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今日のボタモチ
今日のボタモチは【運気】です。
風水までやらなくても、いい気分を保てる環境は運気を上げてくれるはず。トイレに入るたびに爽やかさが感じられるようになったのだから、金運も上げてくれるのでは?
※今日はボタモチ、1個追加!
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