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新元号は令和!由来や意味から御代替わり後を予測してみると?

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4月1日に新元号が「令和」と発表されました。今上天皇の譲位によるもので、約200年ぶりのことだそうで、「大化」から数えると248番目となります。今回は「令和」の由来や意味を分析し、御代替わり後の時代を大胆に?予測してみました。

新元号・令和の由来は?

平成から令和に変わる理由は「譲位」

明治時代に「一世一元の制」が制定される以前、改元(元号が変わること)は天皇が交代されたときというのが原則でした。この「交代」は崩御だけでなく、政治的圧力や天皇の意志などによる譲位もふくんでいます。

また、災害や疫病などの「よくないこと」が起きたときだけでなく、おめでたい慶事によっても改元され、天皇は交代せず改元だけ行うこともありました。

今回「生前退位」という言葉が乱れ飛んでいましたが、「生前」とは「すでに亡くなった人が生きていたとき」を指す言葉で、ご健在の今上天皇に対して用いるのは不適切でしょう。

次期天皇はすでに決まっているのに、なぜ素直に「譲位」といわないのか不思議…ちなみに産経新聞では「譲位」を使っているようです。

新元号・令和の由来は万葉集

新元号となった令和は、万葉集にある「仲春令月、時和し気清らかなり」が由来となっています。「初春のよき月に、爽やかな空気のなかを風がさわやかに吹いている」といった意味合いで、厳しい寒さが過ぎ去り春風がそよいでいるような光景でしょうか。

日本においては長期に渡り、経済や国防など垂れ込めた暗雲を払うことができずにいますが、なんとか新元号にあやかりたいものです。

元号に使える文字には制約がある

元号に使える文字にはさまざまな制約があるそうです。これまでに247もあった元号にかぶらないようにしなければならず、特定の団体や個人に結びつくような文字もダメ。さらにM(明治)・T(大正)・S(昭和)・H(平成)以外の頭文字にすることも必要です。

247ある元号のうち、ほとんどの元号が漢字2文字で構成され、のべ500文字以上の漢字が使われていますが、人気の高い漢字ベスト3は「永」「天」「元」。

ちなみに「和」は第6位に輝いています。そして「令」はこれまで一度も元号として使われていない「ニューフェイス」です。

令和の意味を漢字から分析

「令」の意味を熟語で分析

新元号ではじめて使われることになった「令」という文字は、小学4年生で習う常用漢字です。

「命令」「号令」「法令」などの熟語をみると、ややお仕着せ感が漂う漢字ですが、「令嬢」「令室」のように清らかで美しいということや、敬う気持ちを示す漢字でもあります。

「令」が意味するところはお仕着せなのか、それとも美しさを称えているのか。令和の意味を考えるうえで、ここが非常に重要なポイントとなるのです。

令和はどんな意味になる?

漢字二文字で構成された熟語では、さまざまな読み方が考えられます。令和の一番好ましい意味となる読み方は、「美しい日本」でしょうか(ちなみに英語表記は「beautiful harmony」だとか)。しかし、「おとなしくしろ」と読めなくもありません。

これまで災害時にも和の心を忘れない日本人に対して、世界から驚嘆の声が集まりました。これは日本人が善人であるということより、信じ合える人たちと共にあると思える社会を共有しているからではないかと思うのです。

令和はどんな時代になる?

もし,油断したら身ぐるみ剥がれてしまいかねないような状況下に置かれた場合、和の心を持ち続けていたらカモにされるだけです。他人を押しのけてでも、自分や家族を優先せざるを得なくなるでしょう。

「衣食足りて礼節を知る」「貧すれば鈍する」という言葉からも分かるように、犯罪件数は社会の安定度合いに比例します。

劣化した社会のなかで我慢を強いられるのではなく、皆が信じ合い助け合える世の中を守ってほしいのですが、誰に頼めばよいのでしょう。令和が由来どおりに春を迎える明るい時代となるよう、心より祈念します。

令和の時代が日本の命運を分けるかも

明るい明日を取り戻そう!

平成から令和への御代替わりは昭和から平成のときとは異なり、祝賀ムードのなかで行われます。10連休もあって心待ちにしている方が多いでしょう。

今はまだWordで「れいわ」と入力すると「礼和」「例話」が出てきますが、近いうちに「令和」と変換されるようになるはずです。

現在の日本が置かれている状況ですが、残念ながら「明日は今日よりきっといい」とは期待できず、ここで踏み止まらなければもう戻って来られないかもしれません。また、なぜ秋篠宮殿下が皇太弟とならないのかについても謎です。

今、世界的に反グローバル・脱グローバルへと転換がなされていますが、なかなかうまくいかないようです。うまい具合に乗り遅れている日本なのだから、見送ってしまえばいいのに。

明るい明日を取り戻せるかどうか…令和の時代は日本の分岐点になると思われます。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【保守】です。

改革がもてはやされ、保守の旗色が悪くなっている昨今です。しかし保守とは、過去と現在をつなぐ営みにほかなりません。

そしてそれは、皇統を受け継ぎ国民の安寧を祈り続ける、天皇というご存在そのものだと思うのです。改元を期に、保守を見直してみませんか?

※今日はボタモチ、1個追加!

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若杉ひふみ
兵庫県生まれの兵庫県育ち
アラ50のO型
現在、昼間は介護予防事業、アフター5はエイジレスライフ実現への考察と実験に勤しむ日々です。
介護予防につながるエイジレスライフの奥義は、好奇心を失わないこと。その実践として「興味本位」な毎日を過ごしています。おいしそうなボタモチはとにかく食べてみよう!ということで、新たな世界との出会いに加え、足腰が強くなるというおまけも付いてきました。
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