健康生活

かかりつけ医は終活にぜひ必要!探し方や選び方はどうすればいい?

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終活の一環として、かかりつけ医を持っておくことは大変有意義で、イザという時にとても頼りになります。とはいえ、めったに病院のお世話にならないという人にとっては、かかりつけ医をどうやって探せばよいのか、どのような医師をかかりつけ医として選べばよいのか、さっぱりわからないでしょう。

そこで今回は、在宅医療に長らく携わっている先生から教わった、かかりつけ医の探し方や選び方についてです。

かかりつけ医を持っておくべき理由とは?

そもそもかかりつけ医とは?

かかりつけ医とは、健康に関することを気軽に相談でき、必要なときは専門の医療機関を紹介してくれる、身近で頼れるお医者さんのことです。

気に掛かる症状などがあればまずかかりつけ医に診てもらい、もし必要とあれば、もっと専門的な治療を受けられる医療機関への紹介状を書いてもらうという流れが理想です。

かかりつけ医がいるとお金と時間を節約できる

どこか具合が悪くなったときや気になる症状が現れたとき、どの診療科を受診すればよいのかを素人が的確に判断することは難しく、とにかく大病院へ行けばよいのでは?と考えることも早計です。

自己判断で選択した診療科を訪れると、長時間待たされた挙げ句に見当違いということできちんと診てもらえず、お金と時間をムダにしてしまうことになりかねません。また紹介状なしで大病院へ行ってもその日に診察を受けられなかったり、医療費が割高になったりすることもあるのです。

かかりつけ医を持っていると、的確な診療科をアドバイスしてもらえたり、紹介状とともに必要な診療情報を持たせてくれたりするため、初めての病院でもスムーズに診てもらうことができます。

介護認定でもかかりつけ医は重要

40歳以上の方なら、医療保険料とともに介護保険料を支払っているはずで、介護が必要になったときに介護サービスを利用できます。

介護保険で利用できるサービスには、訪問介護・看護から福祉用具の貸与・購入費の支給や住宅改修費の支給など、さまざまなものがあります。けれども、だれでも自由に利用できるものではなく、「要介護・要支援認定」に応じて提供されるものなのです。

そして介護認定を受けるために必要なものが「主治医の意見書」で、患者の状況をよく理解しているかかりつけ医でなければ、実情に即した「主治医の意見書」を作成してもらえない危険性があるのです。

適切な介護認定を受けるためにも、かかりつけ医は重要な役割を果たしています。金銭面だけでなく介護者の負担を少なくするためにも介護認定は重要なポイントで、かかりつけ医の有無が運命の分かれ道になるかもしれません。

自宅で死んでも警察沙汰を避けられるかも

自宅で死亡した場合、警察沙汰になることがよくあります。けれどもかかりつけ医がいれば、多くの場合スムーズに死亡診断書を書いてもらえるのです。

▼自宅での死亡で救急車を呼ぶと警察が…

自宅で死亡した場合でもかかりつけ医がいれば、診察から24時間経過後であっても改めて死後診察を行い、死亡診断書を書いてもらえます。救急車を呼べばまず警察が介入しますが、かかりつけ医がいれば警察沙汰を避けられる可能性が高くなるのです。

筆者としては、自宅で死亡診断書を書いてもらえるかどうかが目下の関心事で、この点を外すことはできません。

かかりつけ医の探し方

内科医がかかりつけ医向きだけど…

持病の治療のため、特定の病院で継続して診てもらっているような場合、主治医がかかりつけ医となります。筆者はドライアイの目薬を処方してもらうため、2年前から眼科に通院中です。

とはいえ、眼科の病気が死亡原因になる確率はかなり低いし、眼科の先生はあまり「主治医の意見書」を書いてくれないようです。かかりつけ医には、幅広く診察できる内科医がおすすめですが、筆者のように内科の病気と縁が薄い場合には、どうすればいいのでしょうか?

取っ掛かりを見つけて病院へ行こう

病気でもないのに内科へ行くのも変だし、どうやってかかりつけ医を探そうか…と思っていたところ、在宅医療を行っている医師のお話を伺う機会があり、かかりつけ医の探し方をお尋ねしました。

そのとき教えていただいた方法は、「予防注射や検診などにかこつけて近所の内科を受診し、よさそうな先生だったらかかりつけ医になってもらえるかどうか尋ねてみる」こと。確かに予防注射や検診なら、病気でなくても内科へ行けますね。

かかりつけ医の選び方

これから長いお付き合いを続けていくためには医師との相性も大切で、かかりつけ医を選ぶときには、腕だけでなく人柄もしっかりチェックしたいものです。加えて、他にも押さえておきたいポイントがあります。

往診に対応しているか

自宅で死亡した際に死亡診断書を書いてもらうためには、往診してもらえなければ始まりません。

在宅介護での訪問診療についても考えなければならず、最初の段階で「往診してもらえるかどうか」を確認しておく必要があります。また、夜間や休診日の対応についても尋ねておきましょう。

近所の診療所から当たってみる

気軽に受診できる条件として、自宅から近いことも大切なポイントです。通院のための負担だけでなく、緊急時に往診をお願いすることも考えると、近所にある診療所から当たっていくことが賢明でしょう。

先生の年齢も見落とせない

どんなに素晴らしい先生でも、高齢であれば心配です。高齢化しているのは患者だけではなく、開業医の高齢化も進んでおり、地方都市では深刻な問題となっているのです。

自分自身の介護認定や死亡診断書が必要になったとき、かかりつけ医が健在でなければ困ります。跡継ぎがいる場合は別ですが、自分より長生きできそうな先生をえらんでおくことをおすすめします。

医療や介護イベントもチェック

医療や介護イベントなどで、講師やパネリストとして出席している医師を観察してみることもおすすめです。医師の専門分野および関心領域、活動内容やキャラクターなどもチェックすることもできるので、かかりつけ医を選ぶ際の参考になりますよ。

元気なうちにかかりつけ医を確保しよう

かかりつけ医は頼もしい味方

将来の医療や介護不安に備えて、医療保険や介護保険に加入するという方が増えています。確かにお金の不安はついて回りますが、公的な医療・介護保険でかなりの部分をカバーできるため、適切な医療・介護サービスにアクセスできることのほうが重要です。

よき健康アドバイザーでもあり、いざというとき大いに頼りになるかかりつけ医の確保を、ぜひ終活のテーマとして加えていただきたいと思います。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【キーマン】です。

モノゴトには関門がありますが、そこをうまく通過するためのカギを握るキーマンを確保しておくことができれば、まず安泰でしょう。

※今日はボタモチ、1個追加!

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若杉ひふみ
兵庫県生まれの兵庫県育ち
アラ50のO型
現在、昼間は介護予防事業、アフター5はエイジレスライフ実現への考察と実験に勤しむ日々です。
介護予防につながるエイジレスライフの奥義は、好奇心を失わないこと。その実践として「興味本位」な毎日を過ごしています。おいしそうなボタモチはとにかく食べてみよう!ということで、新たな世界との出会いに加え、足腰が強くなるというおまけも付いてきました。
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