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黄桜の伏水蔵見学と蔵出し清酒きき比べツアーは花まる企画

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JR西日本が毎年季節ごとに開催しているイベント、ちょこっと関西歴史たび、2018年春の特別企画は「水と酒のまち 京都 伏見」です。そのなかの特別プラン『黄桜見学施設の特別アテンダントと蔵出し清酒きき比べツアー』に参加しました。

黄桜の日本酒とビールの醸造を一度に見学できる「伏水蔵」の見学&蔵出し清酒のテイスティングを楽しむというもので、実に秀逸な企画だったのです。今回は、黄桜伏水蔵と大満足の特別ツアーをご紹介しましょう。

黄桜伏水蔵で日本酒と地ビールの醸造を見学

伏水蔵は黄桜の醸造所

京都・伏見の黄桜はカッパのキャラクターで有名な酒造会社です。

すでに観光名所となっているキザクラカッパカントリーに加え、日本初となる日本酒と地ビールの醸造を同時に見学できる施設として、2016年8月20日に「伏水蔵」がオープンしました。今回のツアーは、特別にアテンダントが同行してガイドをしてくれるというものです。

吟醸酒と地ビール製造を見学

施設は5階建てで、5階が吟醸蔵、4階が地ビール充填ライン、2階が地ビール醸造所となっています。見学は最初に2階にあるガイダンスシアターからスタートしました。ここでは醸造過程の映像とともに、黄桜の日本酒と地ビール造りへの取り組みをみることができます。

続いてエレベーターで5階の吟醸蔵へ移動、展示では「~清酒の神髄~酒は生きもの」で山田錦の精米や麹菌・酒母の働きなどが紹介されています。

▼わかりやすい展示パネル

その後、北山杉張りの麹室や酒母室を見学してから4階の地ビール充填ラインへ移動。「~麦酒の探求~にごりは旨味」と銘打ち、黄桜の地ビール・京都麦酒のこだわりや日本各地の地ビールが展示されていました。

▼壮観!日本の地ビールが大集結

各地で販売されている地ビールのほとんどは瓶詰めですが、伏水蔵では缶ビールでの出荷が可能となったおかげで、お土産として京都麦酒を買い求めやすくなりました。

▼通路には小島功氏によるカッパの絵が

3階では黄桜の年譜と懐かしいカッパの歴代CMが流れていました。子供のころ黄桜のCMを見ながら「こんな色っぽいお母ちゃんはおらんやろ」と、ひとりツッコミを入れていたことが思い出されます。

▼伏水蔵のビールができるまで

2階では地ビール醸造所を見学。黄桜の京都麦酒は名水「伏水」での仕込と、にごりを残したこだわりのろ過が特徴です。のどごしではなく旨味とコクを楽しめる深い味わいとなっています。

お待ちかねの蔵出し清酒きき比べ

おいしいお酒と料理を満喫

見学を終えレストランへ到着、いよいよお待ちかねの「蔵出し清酒きき比べ」のスタートです。アテンダントのガイドでお酒と料理をじっくり味わいます。

▼レストラン天井の配管はかつて製造ラインだった名残

きき比べ清酒は「吟醸生酒(精米歩合55%)」「純米酒(精米歩合65%)」「純米大吟醸酒(精米歩合50%)」「長期貯蔵大吟醸酒(精米歩合37%)」の4種と、それぞれに合う料理「ミニトマト塩麹和え」「生麩田楽」「平目昆布締め」「甘藷のクリームチーズ和え」。

23年物の長期貯蔵酒は小売しておらず、黄桜直営店内でしか飲めない超レア物です。

特別感あふれるきき比べ

▼こだわりの清酒と料理

きき比べでは、清酒と料理のマリアージュを堪能しました。お酒と料理を組み合わせる手法のひとつが「補完」で、お酒にない味を料理が補うことによりそれぞれの味わいを高められるのだそうです。

例えばミニトマトの塩麹和えの酸味と塩味によって、生酒の甘みが引き立てられます。ところがこの生酒に甘藷のクリームチーズ和えを合わせると、生酒のフルーティーな味わいが消えて辛く感じられるようになるといった具合です。

ここで疑問に感じられるのが、長期貯蔵酒と甘藷のクリームチーズ和えの組み合わせ。香り高く柔らかな甘い口当たりの長期貯蔵酒の味を、甘藷の甘さとクリームチーズの濃厚な味わいが邪魔しない理由は、クリームチーズがフレッシュチーズだから。

熟成タイプのチーズだと長期貯蔵酒とケンカしてしまうのですが、こちらは似た味わいで強弱をつける上級テクです。他の組み合わせもお酒と料理のマリアージュが楽しめる、これまでにないきき比べでした。

器で変わるお酒の味わい

伏水蔵のレストランでは、通常日本酒をワイングラスで供しています。実際に長期貯蔵酒をワイングラスに移して飲むと、お猪口で飲むより香りがいっそう広がるように感じられました。

実はお猪口で飲むときとグラスで飲むときでは、顎を上げる角度が異なるため、お酒が口に当たる部分が微妙に変化するのだそうです。「女酒」といわれる伏見のお酒が持つ優しい甘味を際立たせるため、伏水蔵ではグラスで日本酒を提供しています。

ショップは目移りするほどの品揃え

▼ショップには限定商品も

きき比べのあとは地ビールを飲んだりショップでお目当てのお酒を購入したりと、フル稼働で酒処・伏見を満喫できました。小さいサイズのお酒も豊富にそろっているので、あれもこれもと購入しても荷物が重くなり過ぎずにすみますよ。

伏見蔵の詳細とアクセス

【伏水蔵の詳細】 伏見蔵の入場・見学は無料です。

  • 住所:京都府京都市伏見区横大路下三栖梶原町53
  • TEL: 075-644-4488(受付時間10:00~16:00)・FAX:075-606-2073
  • 開館時間:10:00~16:00
  • 休業日:お盆・年末年始
  • 駐車場:大型バス(14台)・自家用車(31台)完備

【アクセス】

  • 京阪電鉄:中書島駅から徒歩約20分
  • シャトルバス:「カッパカントリーバス駐車場」「京阪中書島駅」から1時間に1本運行 
  • 車:阪神高速8号京都線「伏見出口」から約5分「城南宮南出口」から約10分

※シャトルバスの運行時間や見学予約、レストランのメニューはホームページ

充実の蔵出し清酒きき比べツアー

また参加したいお値打ち感

今回の特別ツアーは4月1日から6月24日の日曜のみの限定開催で、定員は各回20名という狭き門でした。筆者は4月中旬に申し込みましたが、少し遅れて申し込んだ知人はすでに満席でアウトとなり涙を飲んだ次第。

最近の日本酒人気を反映してか女性や若い方の参加が目立ち、アテンダントの説明に熱心に聞き入る姿が印象的でした。参加費1,500円の超お値打ちツアーで、定期開催されることを期待します。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【こだわり】です。

万人向きを目指すか、カラーを鮮明に打ち出すか。いずれにしてもこだわりが一貫していると、分かりやすくて助かります。

※今日はボタモチ、2個追加!

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若杉ひふみ
兵庫県生まれの兵庫県育ち
アラ50のO型
現在、昼間は介護予防事業、アフター5はエイジレスライフ実現への考察と実験に勤しむ日々です。
介護予防につながるエイジレスライフの奥義は、好奇心を失わないこと。その実践として「興味本位」な毎日を過ごしています。おいしそうなボタモチはとにかく食べてみよう!ということで、新たな世界との出会いに加え、足腰が強くなるというおまけも付いてきました。
そんなボタモチたちを集めたのがこのブログです。稔り多い人生を祝う「祝活」を目指す日々が、ボタモチとなって棚の上に積み上がり、いつかナイスなタイミングで落ちてくるかも?

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