暮らし

一人暮らしのすすめ!実体験でわかった最大のメリットとは?

投稿日:2017年3月29日 更新日:

自由の女神

筆者は就職を機に一人暮らしを始めました。もう30年以上も前の話です。その時の体験から、一人暮らしは「体験しておいて損はない」ということを実感しています(ちなみに筆者の子供たちも、それぞれ一人暮らしをしています)。

そこで一人暮らしをして気づいたことや、一人暮らしをおすすめする理由を書いてみました。これから一人暮らしを始める方へのヒントとなれば幸いです。

一人暮らしを始めたきっかけは?

医療系技術者養成学校を卒業した筆者が就職した会社は、自宅から遠い上、繁忙期には終電に間に合わないことも多々あったため、職場の近くで一人暮らしを始めることになりました。二十歳のときです。

一人暮らしを始めたきっかけとして、進学・就職がよくあげられます。実家から通えない、通学・通勤に時間が掛かりすぎるという、分かりやすい理由が多くをしめています。

筆者の子供たちも、進学のため一人暮らしを始めました。その後就職のため職場の近くに転居して一人暮らし続行中です。

一人暮らしはパラダイス!

筆者はかつて、鍵付きの箱入り娘でした。親が大変厳しく、過保護・過干渉の中での生活に窒息しそうになっていたのです。

当時の地方都市では、進学・就職のチャンスを逃すと、未婚の娘が親元を離れて暮らすことは困難でした。「親の目を逃れたい」一心だった筆者はこのチャンスにかけ、見事一人暮らしを手に入れたのでした。

あこがれだった「夜の店のはしご」や「オールナイト(デ・ニーロのONCE UPON A TIME IN AMERICAでした)」を満喫、制約のない自由な暮らしに、大満足の心地よさを楽しんでいました。

一人暮らし直前にもらった両親からのプレゼント

就職が決まった際、両親が「プレゼント」と称して、普通自動車免許取得の費用を出してくれることになりました。後で気づいたのですが、娘が糸の切れた凧にならないようにという、オトナの意図があったようです。

就職後は、土曜の夜に帰省して日曜に教習所へ行くということを、7月まで続けました。体力的に結構ハードだった上、当時の教官はかなり怖く、トロトロ運転していたらどやされることもありました。今の紳士的でソフトな教官とは大違いです。

日曜に2コマ教習を受けるのですが、最初の頃は、次の週の1コマ目に先週やったことを思い出しながら、新しいことを覚えるという状態でした。教官のあまりに偉そうな態度に腹が立ち、教習車を壁にぶつけてやろうかと思ったこともしばしばありました。

一人暮らしを機に激変したモノとは?

土曜の夜に帰省すると、晩御飯は私の好物が並んでいました。後片付けを強要されることもなく、「疲れてるんだから、早くお風呂に入ればいい」と、同居のときとはまるで別人の優しい態度に、不気味さを感じるほどでした。

自炊を続けているとか、遅刻せずに通勤しているとか、そんなことをいちいちホメられたりもしました。同居中にホメられることなど滅多になかったのに、これはいったい何?

さらに帰宅する際には、「浮いた分は貯金に回したらいい」と、食料品とか日用品とかをどっさり持たせてくれるのでした。結局、浮いた分は遊興費に回りましたが…。

一人暮らしだとお金がぜんぜん貯まらない

若かりし筆者が飛び込んだのは、職人気質が残る世界でした。見習い中ということでバブルなどどこ吹く風の薄給、住居費・光熱費・食費で給料の多くはぶっ飛んでしまいました。

その上、筆者は関西人なのに宵越しの金は持たない主義で、月末はいつもピーピーでした。親元にいてリッチだった当時の友達が、よく晩御飯をおごってくれたものです。

お金を貯めたいのなら、親元にいるのが断然有利、というより必須でしょう。当時の友達は、家に食費として毎月2万円も入れていれば上出来で、たまに何か親にプレゼントする程度という声も多かったようです。でもみんな、遊興三昧のようでありながら、結婚資金としてしっかり貯金をしていました。

一人暮らし最大のピンチに遭遇、その時

夏の終わり頃、突然体調を崩してしまいました。高熱が出て何も食べられず、布団の中でモウロウとしながら過ごすこと2日目の夕方、ドアをノックする音が。ヨロヨロと出てみると、そこには隣のおばちゃんが…。「留守ではなさそうなのに出入りもないし、ひょっとして調子が悪いのかなと思って」と、おかゆと梅干しを差し入れてくれたのです。その時、筆者にはおばちゃんが女神に見えました。

そして次の日のお昼、上司が「生きとるか?」と果物を下げてやってきました。倒れる前に、公衆電話から会社にはしばらく休むかもと連絡を入れていたので、昼休みを利用して様子を見に来てくれたのです。その時、筆者には上司が菩薩に見えました。

当時、筆者宅には電話がなく(携帯電話はまだ普及していなかった)、友達に来てもらうこともできませんでした。自分が動けなくなるなど全くの想定外の、全くもって無防備な生活を送っていたのです。

一人暮らし最大のピンチは、病気やケガなどで動けなくなったときでしょう。心細いことこの上なく、このまま誰にも気づかれずに…などと、よからぬ想像を巡らせてしまいがちです。栄養ゼリーやレトルトのおかゆ、保冷剤などを常備しておけば、いざという時に安心です。

一人暮らし最大のメリットとは

気ままに自由に過ごせることが魅力で始めた一人暮らし。でも、そんなことよりもっと大きなメリットがありました。それは、親と世間のありがたさに気づくことができた、ということです。

若い頃の筆者は、自分ひとりで生きていけるような気でいました。誰の世話にもならず、自分の力で人生を漕ぎわたっていくことに、喜びと矜持を感じていたものです。しかし、それは大いなるカン違いでした。

自分が立っているその足場を支えてくれている存在、自分のことを気遣ってくれている存在。そういう存在に気づくことがなければ、慢心の果てに自滅していたのではないかと思います。自己中から脱出し、オトナとしての脱皮を促すためにも、一人暮らしを強くおすすめします。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【発見】です。自己中から他己中へ踏み出すためには、今までとは異なる新たな発見が必要となります。そんな発見のための機会がいっぱいなのが、新しい視点を得られる一人暮らしなのです。

※今日はボタモチ1個追加!

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若杉ひふみ
兵庫県生まれの兵庫県育ち
アラ50のO型
現在、昼間は介護予防事業、アフター5はエイジレスライフ実現への考察と実験に勤しむ日々です。
介護予防につながるエイジレスライフの奥義は、好奇心を失わないこと。その実践として「興味本位」な毎日を過ごしています。おいしそうなボタモチはとにかく食べてみよう!ということで、新たな世界との出会いに加え、足腰が強くなるというおまけも付いてきました。
そんなボタモチたちを集めたのがこのブログです。稔り多い人生を祝う「祝活」を目指す日々が、ボタモチとなって棚の上に積み上がり、いつかナイスなタイミングで落ちてくるかも?

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