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三成が家康に関ヶ原で負けた理由は皆の嫌われ者だったから?

投稿日:2017年8月31日 更新日:

三成の旗印

公開前から楽しみにしていた岡田准一主演の映画『関ヶ原』を見てきました。

そこで、今回は筆者の独断と偏見に満ち満ちた感想を述べてみたいと思います。切り口は『三成が嫌われる理由』、ネタバレ無しなのでどうぞご安心を。

三成が家康に関ヶ原で負けた理由は?

西軍は勝っていたはず?

明治維新後、ドイツの軍人たちは関ヶ原の布陣を見て、だれもが西軍の勝利を疑わなかったのだそうです。もし布陣どおりに武将が働いていれば、西軍があんなにあっさり負けるようなことはなかったでしょう。

しかし、武装はしていても兵を動かすことがないまま終わった、あるいは寝返って西軍に弓を引いた者までいて、西軍はあっという間に負けてしまいました。

北政所はなぜ家康に付いた?

家康は、ずっと以前から周到に根回しを続け、関ヶ原の頃には豊臣側の根っこは、ほとんど断ち切られていたのではないでしょうか。

何より北政所が家康側になびいたことが大きな痛手と思われます。北政所が東軍に与するように働きかけていなければ、恩顧の武闘派がそろって家康に下るようなことにはならなかったはずです。

しかし、北政所は大変知恵のある女性だったようなので、家康の天下となることは避けられないと読んでいたのかもしれません。

可愛がってきた福島正則や加藤清正らの将来を考えて、東軍に付くよう促したとも考えられます。

秀頼は家康に恭順すれば生き残れたのか

もし、三成が秀吉への忠義ではなく豊臣家の存続を選択していれば、秀頼は一大名として生きながらえることができたでしょうか?

用心深い家康が、わざわざ火種を放置することはなく、どんな手を使ってでも豊臣家を潰したはずです。

中途半端なことをして南北朝の二の舞いとなるようなことは、家康に限ってありえないでしょう。従って、どう転んでも豊臣家に生き残る道はなかったと思います。

家康が秀吉から学んだことは跡継ぎを確保するということでしょうか?なんとびっくり、11人もの息子をもうけました。これだけいれば安泰というわけです。

三成は嫌われ者?

とことん人望がない三成

三成の人望のなさは絶望的です。

確かに晩年の秀吉のムチャ振りには目を覆いたくなるものがあったし、淀殿の出しゃばりぶりにも辟易だったでしょうが、それにしても恩顧を受けた武将たちの変節ぶり!

三成に従うくらいならタヌキの配下に下ったほうがマシだ、ということなのでしょう。そこまで嫌われた石田三成とは、いったいどういう性格だったのでしょう?

三成は今で言う官僚タイプ

三成は内務系の仕事に長けていて、そこを秀吉に買われて重用されていました。

しかし、現場でカラダを張って秀吉に尽くしてきた武闘派たちには、軟弱な三成が策を弄して秀吉に取り入ったようにしか見えなかったのかもしれません。

実際に三成は理想家肌で、現実の理不尽さを考慮しない(できない?)面が強かったようです。

理不尽の最たるものは人間の感情で、三成についてゆきたくないという者が多かったことが、関ヶ原の敗因だと思われます。

実は三成はいい人だった?

歴史は勝った者が書き記すものです。叩き潰した相手のことを徹底的に貶めて自らの正当性を強調したり、場合によっては、存在自体をなかったものにしようとしたりさえします。

家康のような周到な人物がそこをぬかるはずはなく、大坂城を埋めてしまい、太閤記の発禁まで行ったのだとか。

実際に三成は、善政を布いて領民に慕われていたそうだし、家臣や盟友は最後まで三成を見放さなかったのだから、嫌われ者の三成というイメージは、後付されたものなのかもしれません。

黄門様でおなじみの水戸光圀も、「三成は義の者であり、悪し様にいうものではない」という意味合いの言葉を遺しているそうです。

三成より家康はもっと性格が悪い?

老獪さ最強は家康?

これまでの日本史上の中で、『老獪』という言葉が最も似合うのは家康なのではないでしょうか?

幼少時の人質暮らしから始まる長い下積みが、家康の人格形成に与えた影響は大きいはずです。

忍耐強く計算高いだけでなく、人間の感情を読み取り、それを思惑通りに利用する才覚には目を見張るものがあり、三成の性格の悪さなどかわいいものです。

しかし、家康は乱世を終わらせ、その後260年もの長きにわたる和平の基礎を築きあげました。このくらいの深遠さがなければなしえなかった偉業ではないでしょうか。

映画『関ヶ原』を観終わって

水清ければ魚棲まず

イケメンの岡田准一が演じる三成は颯爽とカッコよすぎて、周りの人達が恩知らずの裏切り者か、野心ギラギラの悪玉にしか見えませんでした。

三成が嫌われてしまったのは、『自己中』過ぎたからでしょうか。高邁な理想を描き、それに合わない者は許さないという態度は、数少ない三成の理解者から見ても傲慢に映るものでした。

人の上に立つ者には『清濁併せ呑む器量』と『アメとムチの使い分け』が必要で、そのあたりの家康の上手さは憎らしいほど。

損得と好き嫌いが時代を動かしたのが関ヶ原、ということが結論です。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【後出しジャンケン】です。

歴史が面白いのは、結末がわかっていることについて、後から勝手なことを言えるからかもしれません。

※今日はボタモチ1個追加!

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若杉ひふみ
兵庫県生まれの兵庫県育ち
アラ50のO型
現在、昼間は介護予防事業、アフター5はエイジレスライフ実現への考察と実験に勤しむ日々です。
介護予防につながるエイジレスライフの奥義は、好奇心を失わないこと。その実践として「興味本位」な毎日を過ごしています。おいしそうなボタモチはとにかく食べてみよう!ということで、新たな世界との出会いに加え、足腰が強くなるというおまけも付いてきました。
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