蒸し暑く寝苦しい夏の夜、クーラーのタイマーが切れるたびに、暑さに耐えきれず目覚めては、再びクーラーをつける・・・。
いっそのこと一晩中クーラーをつけっぱなしで寝てしまおうか?でも、カラダに悪いんじゃないかしら?
今回はそんな疑問にお答えしてゆきたいと思います。
クーラーをつけっぱなしで寝ても大丈夫?
夜中にカラダが冷えない?
クーラーをつけっぱなしで寝ることが不安なのは、寝ている間にカラダが冷えてしまい、寝冷えになったり風邪を引いたりするのでは?と思うからでしょう。
それなら、冷えない状態にしておけば、一晩中クーラーを付けたままでも大丈夫ということになります。クーラーの温度や風の調整+αの工夫で、それは可能です。
冷えが心配ならパジャマを着よう
暑い時期には、パジャマを着ない方が多くおられるようです。女性だとタンクトップに短パン、男性だとトランクス一丁で寝ているという声も聞かれます。
でも、これだとカラダが冷えてしまうので、袖付き長ズボンタイプのパジャマを着て寝ることをおすすめします。冷えやすい二の腕や太もも・ふくらはぎを、パジャマでカバーできるからです。
また、寝ている間にかいた汗や皮脂をパジャマが吸収してくれるので、寝具が汚れにくいのもいいところです。
寝る前にお風呂に入る方なら、汗が引いてからパジャマを着れば、不快な暑さを感じずにいられると思います。
つけっぱなしだと電気代も心配
タイマーを使用して、切れるたびにONとOFFを繰り返していると、安眠を妨げられて寝不足になります。
また、クーラーは始動する時に多くの電気を必要とするため、一晩中つけっぱなしにした方が、電気代も安くなるのだとか。
クーラーは一晩中つけっぱなしが、節電のうえからもおすすめです。
クーラーをつけっぱなしで寝るなら温度は?
設定温度は27~28度程度で
一晩中クーラーをつけっぱなしにする場合、設定温度はどのくらいがよいのでしょうか?
つけっぱなし派の方々の多くは、27~28度の高めの温度に設定しておられます。このくらいの温度なら、寝冷えや風邪を引くことなく、一晩中安眠できそうですね。
サーモオフで冷えすぎの心配はなし
それでもクーラーが効き過ぎないかを心配されるかもしれませんが、室温が設定温度になれば、サーモオフが働いて冷房運転が止まり、設定温度以上に気温が上がるまで運転は行われません。
クーラーをつけっぱなしにしていても、冷房し続けるわけではないため、設定温度より寒くなることはないのです。
風が当たらないように注意!
温度とともに気をつけたいのが風。風がカラダに直接当たると、とても冷えます。
クーラーからの冷風はもちろんのこと、扇風機やサーキュレータを併用する場合にも、風が直接カラダに当たらないように注意したいものです。
クーラーをつけっぱなしで寝るなら除湿がいいの?
除湿のほうが安心?
冷房より除湿の方が、カラダが冷えないようなイメージがあります。ところが、除湿のほうが寒くなることもあるのです。
除湿運転には2つの方式があり、除湿後の空気の温度に違いがあります。
除湿するときには、取り込んだ室内の空気を冷やして、含まれる水分を結露させることで除気を取り除きます。
冷房より除湿のほうが寒くなる理由
冷房の場合なら、設定温度より室温が下がることはありませんが、除湿の場合だと湿度優先となり、室温が下がりすぎることもあるのです。
除湿された空気は、湿気が低いからさわやかに感じられるだけでなく、実際に温度も下がっていて、このような除湿方式を『弱冷房除湿』といいます。
除湿ならの再熱方式がおすすめ
もうひとつの方式は『再熱除湿』といって、湿気を取り除いた後の冷えた空気を温めてから室内に戻すものです。再熱除湿の場合は、部屋が冷えすぎる心配はありません。
このふたつの見分け方は、リモコンに単なる除湿ではなく、◯◯除湿というようなボタンがあるか、除湿運転中に温度設定が可能なら再熱除湿方式です。
再熱除湿方式では、電気代が少し高くなるけれど、冷えが心配な方にはこちらをおすすめします。
クーラーをつけっぱなしで寝るのはNG?・まとめ
クーラーはつけっぱなしで寝て正解!
蒸し暑い夏の夜、寝冷えや風邪の心配なく、朝までぐっすり眠るためのクーラー利用法+αをご紹介しました。
安眠できるうえ、節電にもなる一晩つけっぱなし法、この夏、ぜひお試しいただければと思います。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【お任せ】です。
性能をよく理解したうえで、きちんと設定してしまえば、忠実に任務を遂行してくれる機械にお任せ!
余計な心配や手間とはさようならしましょう。こんな賢い機械を作ることができる人間って、やっぱりすごい!
※今日はボタモチ1個追加!
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