全労済と県民共済を比較!何歳まで入れて保障内容はどう違うの?

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筆者はノストラダムスの大予言を信じて終身保険を解約して豪遊後、全労済の「こくみん共済・総合タイプ」に加入しました。ありがたいことにこれまで大過なく、受け取った保険金は交通事故で通院した2万円弱のみ。

ところが60歳以降の保障はかなり貧弱になってしまうため、乗り換え先として浮上したのが県民共済です。今回は全労済と県民共済を比較し、何歳まで入れて保障内容はどう違うのかなどについてレポートします。

全労済と県民共済の保障内容を比較

全労済の保障は60歳で激しく下落

「こくみん共済・総合タイプ」は、保険の分類としては掛け捨てタイプの「個人定期生命共済」です。多くの方が加入している「満期金付き終身保険」とは違って保障期間に制限があり、満期金はありません。

その分月掛金は1,800円とお安くなっていて、割戻金を差し引くと実質1,500円程度となっています。割戻金とは、払い戻される余剰資金のことで、共済独自のシステムです。保障内容はごらんのとおりで、60歳からの保障はかなり貧弱になります。

月掛金1,800円

基本タイプ

移行タイプ

15~59歳

60歳

65歳

70歳

80歳

死亡・重度障害

交通事故

1,200万円

300万円

200万円

100万円

20万円

不慮の事故

800万円

200万円

100万円

病気など

400万円

100万円

50万円

50万円

介護支援

400万円

100万円

50万円

後遺障害

交通事故

540~24万円

135~6万円

90~4万円

45~2万円

不慮の事故

360~16万円

90~4万円

45~2万円

入院

交通事故

日額5,000円

日額4,000円

日額3,000円

日額1,000円

日額1,000円

不慮の事故

日額3,000円

日額3,000円

日額2,000円

病気など

日額1,000円

日額1,000円

日額1,250円

通院

交通事故

日額1,000円

日額1,000円

筆者は今後25年ほど生きる見込みですが、せめて65歳くらいまでは「現状維持」の保障がほしいと思い、60歳から5~10年程度の定期保険を検討しましたが、思うようなものが見つかりませんでした。

県民共済は65歳までそこそこの保障内容

同じ共済のなかまとして県民共済がありますが、これまで他県に引っ越したら解約しなければならないと思って見送っていたのです。ところがもう引っ越すことはないだろうということになり、兵庫県民共済の資料を取り寄せてみたところ、保障内容は以下のとおりでした。

月掛金2,000円

総合保障2型

熟年2型

18~60歳

60~65歳

65~70歳

70~80歳

80~85歳

死亡・重度障害

交通事故

1,000万円

700万円

200万円

150万円

50万円

不慮の事故

800万円

530万円

200万円

150万円

50万円

病気など

400万円

230万円

100万円

50万円

30万円

後遺障害

交通事故

660~26.4万円

500~20万円

100~4万円

100~4万円

20~0.8万円

不慮の事故

400~16万円

300~12万円

100~4万円

100~4万円

20~0.8万円

入院

事故

日額5,000円

日額5,000円

日額2,500円

日額2,500円

日額1,000円

病気

日額4,500円

日額4,500円

日額2,500円

日額2,500円

通院

交通事故

日額1,500円

日額1,500円

なお県民共済は都道府県によって若干内容が異なりますが、埼玉県の方はかなりお得になっているそうです。また、他の都道府県に引っ越しても契約は継続できます。

県民共済の「生命共済」は保険の分類上、掛け捨てタイプの「個人定期生命共済」となります。月掛金は2,000円、60歳以降の保障は徐々に貧弱化しますが、60~65歳の保障はこくみん共済に比べるとかなりしっかりしたものです。県民共済には介護支援の保険金が設定されていないためでしょうか。

掛け金は全労済より200円高くなっていますが、割戻金は兵庫県民共済のほうが多いため、年間保険料は全労済とほぼ同額です。

共済には何歳まで入れて保障内容はどう違うの?

全労済に新規で入れるのは満59歳まで

全労済の総合タイプは、満60歳の契約満了後「総合60歳移行タイプ」に契約更新できますが、その後「総合65歳移行タイプ」「総合70歳移行タイプ」「総合80歳移行タイプ」に自動更新され、保障はその都度変わります。

つまり全労済の保障は、「総合80歳移行タイプ」が契約満了となる満85歳まで続きますが、総合タイプに加入していないと移行タイプへ更新できません。つまり、総合タイプに加入できる満59歳が実質的な新規加入のタイムリミットとなっているわけです。

全労済の保障は70歳以降ちょっと微妙

割戻金を考慮すると、総合タイプの掛け金は月額1,500円程度ですが、保障内容は「総合70歳移行タイプ」だと死亡・重度障害で50万か100万円、後遺障害で45万円、事故入院で日額1,000円です。

「総合80歳移行タイプ」では死亡・重度障害で20万円、事故入院で日額1,000円となります。介護支援金も70歳以降は打ち切りで、決して高い買い物ではありませんがわざわざ買う必要があるかどうかは微妙なところでしょう。

県民共済には満69歳まで加入できる

県民共済の生命共済には「総合保障型」と「熟年型」があります。「総合保障型」に加入している方は満65歳以降、熟年型に自動継続となり、段階的に保障内容が変わりますが、85歳まで保障は続きますます。

「総合保障型」に加入できるのは満64歳までですが、満65~満69歳までの方は「熟年型」に加入でき、その後は段階的に保障内容が変わりつつ、満85歳になるまで自動継続となります。つまり県民共済の場合、新規加入は満69歳までOKです。

県民共済の保障は70歳以降もそれなりに

熟年2型の年齢ごとの保障内容をみてみましょう。県民共済も全労済と同様に、高齢になるほど保障はさびしいものになっていきます。これでは心許ないと思われる方は、掛け金と保障が倍になる「熟年4型」に加入する手もあります。

 

65~70歳

70~80歳

80~85歳

死亡・重度障害

交通事故

200万円

150万円

50万円

不慮の事故

200万円

150万円

50万円

病気など

100万円

50万円

30万円

後遺障害

交通事故

100~4万円

100~4万円

20~0.8万円

不慮の事故

100~4万円

100~4万円

20~0.8万円

入院

事故

日額2,500円

日額2,500円

日額1,000円

病気

日額2,500円

日額2,500円

全労済と県民共済には意外と違いがある

全労済より県民共済の方がお値打ちかも?

契約する方が何を期待しているかによってお値打ちの保険は違ってきますが、多くの方が求める条件は「元が取れる」ことではないかと思います。その点で、「相互扶助」を理念として運営されている共済は、一般の生命保険より「ピンはね」される部分が少ないため元が取りやすい商品です。

いろいろ検討した結果、筆者のニーズには全労済より県民共済の方が合っていることがわかったので、近々乗り換えることにしました。69歳までに健康状態を見ながら倍掛けの熟年4型にするか2型のままにするかを考えようと思います。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【期待】です。

期待ハズレになる原因は、見込み違いにあります。検討の際の脇と詰めが甘いと希望的観測に流れがちになり、あとで泣きを見るハメに…(自戒)。

※今日はボタモチ、1個追加!

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