初詣は元旦に行くのが一般的ですが、行きそびれてしまうこともあります。そんな時、初詣にはいつまで行けるのか気に掛かります。また、ベストなタイミングや参拝時間があれば知りたいところでしょう。
今回は、新しい年のスタートを気持ちよく切るために知っておきたい、初詣のタイミングについてです。
初詣はいつまで行けるの?
基本的には特に決まりはない
初詣は年が明けて初めてのお参りのことで、特定の日が決められているわけではありません。極端な話、年内最初の参拝であれば大晦日にお参りしても初詣ということになります。
とはいえ、初詣はやはりお正月の行事というイメージがあることや、神様への新年のあいさつという意味合いを考えると、できるだけ早いタイミングが望ましいでしょう。なお、最も参拝者が多いのは元日です。
三が日から松の内までが一般的
正月とはもともと1月のことを指していました。したがって、1月末日までにお正月のあいさつとしての初詣をすませられたら問題はありません。
けれども松の内がすんでお正月飾りを片付けたら、もうお正月は終わりというのが実感でしょう。
松の内は関西では15日、関東では7日までなので、関東の人はちょっと期間が短くなって気の毒かもしれません。
大晦日の夜に行ってもOK
初詣は、元旦前の大晦日の夜に行ってもOKです。筆者の居住地には初詣で人気が高い神社があるのですが、大晦日の22時頃には初詣に向かう車で国道が渋滞しはじめます。
お寺なら除夜の鐘を撞いた後、そのまま初詣というパターンです。本来は除夜詣と初詣は分けて行っていたそうですが、次第に区別がなくなっていったのだとか。
旧暦の正月までなら問題なし
新暦の正月は1月末日までですが、年によって旧暦の正月は2月上旬になることもあります。
2020年の旧暦の正月は1月25日なので、新暦の方が正月の期間が長くなりますが、来年の2021年は2月12日になるためかなり余裕がありますね。
全国的に人気の高い神社やお寺にお参りしたいなら、1月後半に出掛けられると混雑を避けることができそうです。
初詣におすすめのタイミングは?
屋台が出ている期間がおすすめ
初詣に行く日に厳密な規定はありませんが、屋台がたくさん出るのはたいてい三が日の間です。
初詣はお参りが第一ですが、屋台も楽しみたいならたくさん出店している三が日を目掛けてお参りすることをおすすめします。
あえて三が日を外す手も
個別の祈祷や回向などは三が日の間でも受け付けてもらえるようですが、神社・お寺は大勢の参拝者でにぎわっています。
静かに落ち着いて受けたい場合には、あえて三が日を外してお参りするというのも手です。
お目当てのイベント開催日に合わせる
神社やお寺では、さまざまな年間行事を行っています。合格祈願や厄除けのほか、西宮神社の十日えびすや四天王寺のどやどやなどは、ぜひ参加したい行事です。
お目当ての行事に合わせて初詣に行くと、充実度が倍増するのではないでしょうか。初詣より屋台の出店が多いこともあるので、屋台好きな方にもおすすめです。
初詣の参拝時間はいつがいいの?
初詣の参拝時間は神社・お寺によりけり
初詣の参拝時間として、何時がベストといったような決まりはありません。門がないところでは、24時間いつでもOKというところもあるほどです。
けれども閉門時間が決められていたり、参拝できても社務所・授与所やお堂のほか、売店や駐車場などが閉まっていたりするケースが多いようです。
寒い時期なので日中のお参りがおすすめ
1月は寒い時期なので、暖かい日中の参拝がおすすめです。
おおむね8時から17時の間が無難ですが、9日にお参りした赤穂の大石神社の売店は16時前に閉まっていて、塩味饅頭を食べそびれてしまいました。
あらかじめ、お参り先の神社やお寺に時間を確認してからお出掛けになることをおすすめします。
初詣には何回も行っていいの?
初詣は何回行ってもOK
「初」という字がついているため、初詣は1回コッキリでなくてはならないように感じられます。
けれども、初詣は地元におられる氏神様と、その年の恵方におられる歳神様の両方にお参りすると良いとされているくらいなので、何回行ってもOKです。
2020年の恵方はほぼ西南西ですが、歳神様はしめ縄などの「依り代」がある間しかおられないので、歳神様参りは松の内の期間中にされることをおすすめします。
1回のお参りでお願い事はひとつだけに
神社やお寺は、さまざまなお願い事に対応しています。とはいえ出雲大社は縁結び、太宰府天満宮では学業成就というように、神様や仏様にはそれぞれ得意分野があるのです。
そのため、お参りする神社やお寺に合わせてお願い事をひとつに絞り込み、お願い事が複数あるなら別途、それぞれに合った神社やお寺へ足を運ぶことが一番といえます。
初詣で2020年をご機嫌にスタートしよう
初詣の参拝は松の内がおすすめ
初詣はいつ行っても大丈夫ですが、神様や仏様への新年のご挨拶という初詣本来の意味合いや、新年を迎えたフレッシュな気持ちでお参りしたいということを考えると、松の内の期間中がおすすめです。
なお、神社やお寺へのお参りは初詣だけで終わらせずに、年内に何度かお参りされるとなおよいでしょう。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【共存共栄】です。
日本は多神教の国で、神様も仏様も仲良く共存されています。ところが世界的に見れば一神教の国が圧倒的に多数を占めており、紛争が絶えません。
世界中が日本を見習えば良いのにと思うのですが、なかなか難しいようですね。
※今日はボタモチ、1個追加!
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