9年前にぎっくり腰を患い、あまりの痛さに「二度と御免こうむる!」と決意しながら、先日とうとう再発!二度患って分かったことは、ぎっくり腰には予兆があるということです。二度あることは三度あるといいますが、もう結構。今回は、ぎっくり腰の予兆と今後の予防策についてです。
ぎっくり腰には予兆がある?
ぎっくり腰は重いものを持たなくてもやって来る
ぎっくり腰は、重いものを抱えた拍子に突然「ギクッ」とくる…というウワサを何度も耳にしていました。ところが筆者の場合、二回ともそうではなかったのです。
初回は、いつものように洗濯物を洗濯機に放り込んだときにちょっと腰に違和感を覚え、その後30分くらいしてからとんでもなく腰が痛み始めました。
二回目は突然お尻の右側が強烈に痛くなり始めたのです。ウワサに違わぬ強烈な痛みでしたが、発症の状況は想定外でした。
ぎっくり腰の予兆は腰まわりに来る
実はいずれの場合も、ぎっくり腰になる前に以下のような慢性的不調を抱えていました。
- 腰が突っ張っている
- お尻が痛だるい
- 腰がボキボキ鳴る
これに加えて初回はあぐらをかけなくなり、二回目は膝を立てて左右に倒す運動で右脚が内側に倒れなくなっていて、無理にやろうとすると筋肉がつりそうになっていました。
また、初回・二回目とも、椅子に長時間座り続ける日々を送っていました。椅子に腰掛けた姿勢が腰に最も負担が掛かるため、腰周りが相当やられていたのでしょう。
それがなにかの拍子にこらえきれなくなり、あの強烈な痛みを伴ったぎっくり腰として出現したようです。
ぎっくり腰の痛みを抑える方法
くしゃみは避けたい
ぎっくり腰になっているときのくしゃみは、悪魔の所業としかいえません。とはいえ出るものはしかたないので、腰に負担が掛からないようにします。
やや上体を前に傾け手を膝に添え、リラックスした状態で口や鼻からだけでなく全身から抜けるようなつもりですると楽です。
寝るときの姿勢はうつ伏せでも
ぎっくり腰にうつ伏せは厳禁と聞いたのでそのとおりにしようとしましたが、どうにも痛くて我慢できない…少しでも楽なポジションを求めて恐る恐るカラダを動かしているうち、うつ伏せが一番楽だということを発見しました。
無理して横向きで寝ると、朝起きた時の痛みはMAXで起き上がるのに悪戦苦闘でしたが、うつ伏せだとさほど痛くなく、すんなりと起き上がることができるのです。つまり、本人が楽な姿勢がベストということです。
貼り薬より塗り薬のほうがいいかも
痛み止めは、貼り薬より塗り薬のほうが筆者にはよく効きました。
痛みの範囲が広いせいなのか、手で丁寧に塗り込むことの心理的効果なのかは不明ですが、サロメチールを「痛いの痛いの飛んでけ…」と念じつつ優しくぬりぬりするのが筆者的なコツです。
なお、サロメチールは格闘技マニアとフィットネスインストラクターの知人二人からすすめれたもので、玄人筋にファンが多い薬品のようです。
▼実績と信頼のロングセラー
ぎっくり腰の予防策とは?
腰の疲れをマメに取り除くのがベスト
大きな衝撃を受けずに発症するぎっくり腰は、腰の過労が主な原因と考えられます。運動不足であったり長時間同じ姿勢を続けたりすることで、血が淀み疲労物質がたまりにたまってしまうのです。
つまり、腰が凝り固まる前に体を動かしてやることが手軽で効果的なぎっくり腰の予防策で、汚れが固まってしまう前に拭き取る「ついで掃除」のようなやり方がベストでしょう。
ぎっくり腰の予防にはゆるい体操がおすすめ
ぎっくり腰の原因が腰の疲労である場合、ハードな運動よりゆるい体操が良いようです。筆者が実際にやってみて、調子がいい体操を紹介しましょう。
【お尻歩き】
長座の状態から、お尻を使って歩きます。部屋の隅まで進んだら後退しましょう。
【足ふり】
つま先立ちで片足を前後に軽く振ります。よろけないように壁に手を添えましょう。
【でんでん太鼓】
足を肩幅に開き、でんでん太鼓のイメージで腕をカラダに巻きつけるようにブランブランと振ります。
いずれも力を抜いて、ゆるゆると行うのがコツです。運動するというより、ゆるめてほぐすイメージでお願いします。
ぎっくり腰は日頃の無理がたまったツケ
ぎっくり腰は予防できる
ぎっくり腰の予兆と原因が分かれば、予防は可能です。五十路を過ぎたなら努めて自分を労らないとダメですね…。
忙しさにかまけて対策を後回しにしていると、大きなツケが回ってきます。「加齢なる変化」で回復力が落ちているのだから、後手より先手が正解です。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【中断】です。
座りっぱなしは老化を促進するそうです。でも座りっぱなし状態を中断するには、30分に1度3分間椅子から離れるだけでOKだとか、早速やってみようっと…
※今日はボタモチ、1個追加!
コメント