就活などでMOS資格の取得をお考えの方に朗報!MOS資格はスクールに通わなくても、独学でも充分に取得できます。
今回は、需要の多いエクセルスペシャリストとワードスペシャリストを対象に、MOS資格の独学での合格におすすめするテキストと勉強方法などについてです。
MOS資格はほんとうに独学で合格できるの?
MOS資格の合格率は80%以上
MOS資格の試験問題自体はそう難しいものではなく、合格率は80%以上といわれています。
その場で考えるような問題ではなく、知っていることを淡々とこなすという感じで進めていくので、さほど疲れることもありません。
普通にパソコンで書類や表の作成ができる人なら、一通り勉強すれば思ったより簡単に合格できるでしょう。
全く勉強せずにチャレンジすることはおすすめできない
MOSで問われるのはパソコン操作のレベルではなく、Officeの機能を理解してマニュアル通りに操作出来るかどうかです。
自在にパソコンを使いこなしているという方でも、ワードやエクセルの機能の中の一部しか使っていないはず。
MOS試験では存在さえ知らなかった(というかこんなの使う?というような)機能についても出題されるので、最低でも一通りテキストに目を通してから受験されることをおすすめします。
MOS資格に独学で合格できるおすすめのテキスト
よくわかるマスター MOS 対策テキスト&問題集(FOM出版)
MOS対策にはこの1冊があれば充分で、筆者もこれだけでエクセルスペシャリストとワードスペシャリストに合格できました。
自動採点機能がある模擬試験が入った付属のCDが大変よくできており、間違ったところだけ復習できたり、わかりにくいところをアニメーションで確認できたりします。
この模擬試験をクリアできれば、MOS合格はまず間違いありません。
▼これさえしっかりやれば大丈夫
▼苦手な人が多いExcelも大丈夫
MOS資格に独学で合格できるおすすめの勉強方法
テキストを見ながら実際に操作してみる
「よくわかるマスター MOS 対策テキスト&問題集」に、「Lesson」という演習問題がありますが、自己流のやり方でできそうにみえても、ここで問題を解いてはいけません。
すぐ下に操作方法が解説されているので、この解説のとおりにパソコンを操作してください。MOS試験では、操作方法も採点対象となっているので、正しい手順を身に着ける必要があるためです。
テキストの欄外にある「How to」や「Point」にも目を通します。1章から5章まで一通り流すために8~10時間ほど、加えて弱点の補強に数時間みておけばよいでしょう。
模擬試験は9割以上正答を目指そう
続いて模擬試験に取り組みます。実際の試験は50分で8割取れたら合格できるので、模擬試験で45分以内に9割以上取れるようになれたらまずOKでしょう。
模擬試験は5回分あり、正解できなかった問題の操作方法を確認しながら復習を繰り返してます。
模擬試験の終了に必要な時間も、おおむね8~10時間あれば大丈夫でしょう。
勉強時間はトータルで24時間程度
ここまでみてきたように、MOS対策は「よくわかるマスター MOS 対策テキスト&問題集」1冊を制覇すれば完了です。
1冊をマスターするために必要な時間は、普通にパソコンを使える人なら24時間もあればOKです。
勉強時間を1日にどれだけ確保できるかによって、完了までの日数が違ってきますが、たとえば平日に2時間ずつ、土日に5時間ずつ使えるなら9日でOKです。
テキストを一通り流す第一段階は、できるだけ日をあけず一気に済ませたほうが効率的なので、まとまった時間が取れる休日に勉強をスタートすることが望ましいでしょう。
試験当日に注意したいこと
マシントラブルなどにビビってはいけない
MOS試験はパソコン上で完結するテストですが、たまにパソコンが固まったり、エラーメッセージが表示されたりするようなトラブルがあります。
筆者はエクセルスペシャリストの試験中に、2回も画面が固まってしまいました(ボロいPCだっだのでしょうか)。
そんなときには自力で解決しようとせず、速やかにに試験官を呼びましょう。トラブルを解決している間の時間はカウントされないので、焦る必要はありません。
実のところ小心者の筆者は動揺を隠せず、残念ながら満点を取ることはできませんでした。
こまめな「上書き保存」を忘れずに
試験中はこまめに上書き保存を行ってください。理由は以下の2点です。
- パソコンのトラブルなどの場合、上書き保存されたところから再開される。
- 上書き保存した時点が採点対象となる。
それまでに回答した部分が消し飛んでしまうことになりかねないので、試験勉強のときからこまめな上書き保存を習慣にしておくことをおすすめします。
「スキップ」をうまく活用する
時間切れで解けない問題をできるだけなくすために、解ける問題を確実につぶしておくことが必要です。
分からない問題や時間がかかりそうな問題に遭遇したら、「スキップ」を利用して次に進みましょう。
操作を誤ったら「リセット」
MOSの回答は、できるだけシンプルな手順で無駄なく行うことが望まれます。
うっかり遠回りしてしまったり操作をミスってしまったりしたときには、「リセット」を押してやり直したほうが確実でしょう。
履歴書に書けるMOS資格は独学で取得しよう
MOS資格の勉強は短期集中型がおすすめ
大学などでも就活支援としてMOS試験対策講座がよく行われていますが、トータルの勉強時間は、1科目あたりでおおむね20~25時間程度しかありません。
この程度なら、日数を掛けずにできるだけ短期間に集中したほうが効率的。ご自身のスケジュールを見ながら、先に受験日を決めて申し込んでしまうことをおすすめします。
1万円以上もする受験料を無駄にしたくないという気持ちが、強力に背中を押してくれるはずです。
今日のボタモチ
今日のボタモチは「身銭」です。
社会人のほうが学生より熱意を持って勉強に取り組める理由は、身銭を切って学費や受験料を支払っているからでしょう。お金の力をうまく利用して、収穫の最大化を目指したいものです。
※今日はボタモチ、1個追加!
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