大学進学のお金がない!奨学金や学費免除を受けるコツとは

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never give up

義務教育の後、いよいよ教育費の正念場を迎えます。いろいろと大変ですが、子供の夢を叶えてやりたいと思わない親はめったにいません。

お金がないからあきらめて…この言葉だけは言いたくないという一念で筆者が練り上げた、お金をかけずに大学卒業まで漕ぎ着ける戦略をご紹介します。

大学進学のお金がない!

ありえない展開…

我が家では、夫から生活費を受け取るスタイルで家計をまかなっていましたが、生活のために消えていく程度の額だったので、たいして貯金はできずにいました。

上の子が中学3年になって、夫にそろそろ大学進学の準備をしたいと話したところ、夫は「女の子が大学に行く必要はない」と言ってのけたのです。

女の子が大学なんかへ行ったら可愛げがなくなる、よそへやってしまうのにもったいないなど、耳を疑う時代錯誤な発言の数々でした。当然学費は出してもらえません。

あきらめなければ何とかなる!

上の子は小6のころから将来の職業を決めていました。それは大学院を卒業しなければなれないものだったので、大学進学は必須です。何とかしなければなりません。

途中でもうダメかと思ったことも何度かありましたが、あきらめなければ何とかなるものです。子供二人が第一種貸与型奨学金と学費免除を受けた、我が家の事例をご紹介しましょう。

奨学金と学費免除が頼みの綱!

子供には事情を説明しました。そして、お金を掛けずに大学に行くための戦略を伝えました。

高校は絶対公立、無利子の奨学金と学費免除をゲットするために高校で成績の上位をキープすること、塾へは行けないので学校の先生を使い倒すことなどです。

自分の夢が掛かっているためか、真剣に聞いてくれ腹をくくったようでした。

奨学金は必須

奨学金はほとんどが貸与型

奨学金には「貸与型」と「給付型」の2種類があります。

我が家もお世話になった、独立行政法人日本学生支援機構の奨学金は、貸与型の代表的なものです。在学中毎月45,000円を貸してくれ、卒業後ゆっくりと返済していきます(補足:平成30年度から給付型が本格的に開始)。

もうひとつの給付型は、返済不要の奨学金で、大学や企業などがそれぞれ独自に設けているものですが、条件・定員とも大変厳しく、実際に利用するのは難しいようです。

無利息の第一種を利用するには

無利息の第一種を利用するには、親の収入や本人の成績など結構厳しい条件がつきます。

我が家の場合、夫の勤め先が倒産したこともあり、親の収入に関しては文句なくクリア、本人の成績も問題なしでした(この本人の成績にはカラクリがあり、それについては後ほど説明します)。

大学卒業後、毎月1万円強を十数年かけて返済しますが、無利息なので後払いといった感覚です。

私立大学は給付型が充実

学費が高い私立大学ですが、その分、学校独自の給付型奨学金が充実しています。お金がないからとあきらめる前に、しっかり調べてみましょう。

まだある奨学金

企業独自の奨学金や、民間の育英団体、地方自治体が実施している奨学金もあります。奨学金は併用可能なものが多いので、調べてみる価値は大きいでしょう。

学費免除なら返済不要!

国立大学では、学費免除という制度があり、他の奨学金と併用も可能です。募集人数や全免・半免の比率は大学によって異なり、親の収入や本人の成績で対象者が決められます。

また、半年ごとに対象者の見直しが行われるため、大学での学業も疎かにできません。しかし、返済不要の学費免除は、なんとしてもゲットしたいものです。

第一種奨学金と学費免除を受けるコツとは?

成績の基準は結構厳しい

ここで、第一種奨学金と学費免除を受けるための重要なポイントである、基準の成績をクリアする方法について、こっそりお話しましょう。

当時、日本学生支援機構の第一種や、国立大学の学費免除を入学当初から利用する場合、家庭の経済状態に加えて、高校2~3年の成績が3.5以上という条件が付きました。

高校の通知表は10段階だったので、おおむね8以上であればOKなのです。とはいえ、大学進学の費用でさえ厳しい中で、子供を塾へ行かせることはできません。

成績を「上げる」方法とは?

さて、ここからが本題です。例えば地域のトップ校といわれる高校で8以上を取れずに涙を飲んだ生徒がいたとします。

この生徒がもし2番手校に進学していれば、充分に8以上をキープできたはずで、大学進学後は、めでたく第一種や学費免除を利用できたでしょう。

また、大学入学後も同様で、入学できる学校に入学するか、上位をキープできる学校に入学するかは、考えどころです。

実力は同じでも居場所で評価が変わる…先に笑うか後で笑うか、結構シビアな選択ですが、ここでの本人の決断が重要なのです。

まだある!お金を工面する方法

国の教育ローン

ここまでご紹介した奨学金や学費免除は、入学後に利用できるものです。したがって、入学手続きの際に納入する入学金については、事前に用意しておくことが必要となります。

入学前に不足資金を調達する手段としては、国の教育ローンの利用が可能です。

学校納付金(入学金、授業料、施設設備費など)のほか、受験にかかった費用(受験料、受験時の交通費・宿泊費など)、在学のため必要となる住居費用(アパート・マンションの敷金・家賃など)、教科書代、教材費、パソコン購入費、通学費用といった、入学前に必要となるものの費用も、融資対象となっています。

350万円まで金利は1.81%で借りられます。世帯年収の制限はゆるく、日本学生支援機構の奨学金との併用も可能です。

学生寮が狙い目

交通費は意外と大きい

近くの大学に通うのでない限り、交通費は意外と高く付きます。上の子はアテが外れて遠方の大学に通うことになり、4年間想定外の出費で痛い目にあいました。

その反省から、下の子は学生寮のある大学を選んだのです。道を渡ればすぐに大学、交通費は0です。寮費も激安で、自宅から通学するよりはるかに安上がりでした。

バイトを増やして収入増

通学時間も数分ですみ、満員電車に長時間ゆられることもなく、浮いた時間と体力で、めいっぱいバイトができます。

しっかり稼いでくれたお陰で、就活期以外は仕送り0で切り抜けてくれました。

大学進学のお金がない・まとめ

あきらめなくてよかった

上の子は大学院を卒業後、憧れの職業に就くことができました。専業主婦になるという野望を抱く下の子は、大学卒業後、一部上場企業への就職を実現しています。

夢は見るものではなくつかむもの、あきらめたらそこで終わりです。お金がないくらいのことでくじけてあきらめてはいけない、心からそう思います。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【相対観】です。

不幸の源のようにいわれる相対観ですが、うまく出し抜けばいいのです。つまり、ボタモチがたくさん落ちてきそうな場所に移動しましょうということです。

※今日はボタモチ1個追加!

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