子供がペットを飼いたがっているけれど、世話が大変そうだし、うちは留守がちだし…とためらっている方へ。
我が家で実証済みの、飼いやすいおすすめのペットはハムスターです!飼い方、費用、ついでにお子さんへの教育効果など、合わせてご紹介しましょう。
初めてのペットおすすめはハムスター
我が家では下の子が3歳のときに、ジャンガリアンハムスターを飼い始めました。
動物が大好きで、ずっと毛の生えた温かいペットを飼いたがっていたのですが、それでなくても忙しいところへ、ペットの世話まで回ってきてはかなわないと思い、本人が世話をできるようになるまで保留していたのです。
すでにザリガニやメダカ、カブトムシなどの世話は、自分ひとりでできるようになっていたので、そろそろ大丈夫かと決行しました。
ハムスターはとても飼いやすい
くれぐれもケージに入れるのは1匹にしてください。オス同士・メス同士で2匹飼っていたはずが、ある日突然増えていた!という事例を何例か知っています。
ハムスターマンションを作りたいとか、ブリーダーになりたいとかなら別ですが…。
飼い始めるにあたって必要なもの
- 飼育ケース:3,000円程度から
- 回し車:1,000円程度から(飼育ケースに付属していれば不要)
- 餌入れ:400円程度から
- 餌:500円程度から
- 巣箱:700円程度から
- 水入れ:給水器の場合は1,000円程度から 容器タイプは400円程度から
- トイレ:700円程度から
- トイレの砂:500円程度から
- 敷ワラ:1,000円程度から
- ハムスター:1匹1,000円くらい
飼育ケースなど代用品でもOK
初期費用はトータルで9,000円程度、でも、全てを新調する必要はありません。
飼育ケースは、余っている衣装ケースや水槽で代用できます。また、巣箱は段ボール箱を適当にカットして大きさを調節すればOK、餌や水入れは、余っている食器で十分です。
水入れについては、専用の給水器をすすめる声が多いのですが、うちの初代がうまく使えなかったので、小鉢で代用しました。
トイレも手持ちの容器で代用できますが、砂が飛び散って掃除が面倒なので、ドーム型のフタがついたものを購入するのがよいと思います。
回し車は必須アイテム
絶対に必要なのが回し車、ハムスターは夜中もこれに乗って遊びます。音に敏感な方は、うるさくないものを選ぶことをおすすめします。
餌は、市販のペレットを基本に、おやつとしてひまわりの種のほか、台所から出るかぼちゃの種、さつまいもの切れ端、キャベツやブロッコリーの芯をあげていました。
ご紹介したアイテムは、ホームセンターで簡単に購入できます。
ハムスターは臭わない
ハムスターはとてもおりこうで、オシッコはきちんとトイレでします。トイレの砂は、臭わないように工夫されているので臭くなりません。
ウチの歴代ハムスターの中で、3代目だけが回し車で走りながらオシッコをする困ったコでしたが、ハム友に聞いても「そんなヤツはおらんやろ」ということだったので、かなり珍しい個体だったようです。
ウンチは本人のお気に入りの場所を決めてしますが、オシッコとちがい臭いもなく、ワラなどが汚れることもありません。毎日のお世話は、トイレ用砂の汚れた部分を取り除いて新しい砂を足すことと、餌と水の取り替えくらいです。
週に一度くらい、ケージの中身を取り出して、底に落ちているウンチや、隠してある餌、ワラの汚れた部分を捨てれば大丈夫です。回し車は、汚れていたら洗うか、水拭きするかしてください。
ランニングコストは、餌・砂・敷ワラ代ですが、平均でならすとひと月1,000円程度です。
ハムスターの健康管理
夏は涼しく、冬は暖かく、飼育環境は清潔に
この3点を押さえておけば大丈夫です。温度管理については、ケージの置き場所を考えるのが一番確実です。
夏は風通しの良い場所、冬は暖かい部屋に置いた上で、ケージの下にトロ箱のフタを敷いたり、夜はフリースでカバーを掛けたりすれば大丈夫です。
餌と水は毎日取り替え、トイレはいつもキレイにしておくといった、基本的な世話を怠らないこと。飼い主である子供は、夕食の後、これらの作業を日課にしていました。
掃除の間ハムスターを廊下に放すと、気の向くまま元気よく走り回って遊んでいたのを思い出します。
病気になったらどうしよう?
我が家では歴代のどのコも病気になることはありませんでしたが、これはたまたまラッキーだったと考えるべきでしょう。
これからハムスターを迎えようとお考えの方は、近場でハムスターを診てくれる動物病院を探し、確保しておくことをおすすめします。
ハムスターとのお別れのとき
ハムスターは短命
ジャンガリアンハムスターの場合、寿命は2年半程度です。我が家の歴代4匹のうち、回し車でオシッコをしていたコだけが2年を待たずに召され、あとのコたちは天寿を全うしてくれました。人間で言うところの老衰というやつです。
ハムスターの身体がなんだか小さくなったなと感じたら、お別れのときが近づいたことを覚悟しなければなりません。みるみるうちに毛艶が悪くなり、動作も緩やかになってきます。
背中で息をするようになると、間もなくお別れです。静かに見守るしか術はありません。
埋葬はどうするの?
息を引き取った後、庭があれば埋葬します。我が家では、マジックで「○○ここに眠る」などと書き込んだ、手製の墓石を置きました。マンション住まいのハム友は、大きな植木鉢に埋葬したそうです。
埋めることができない方は、ペット霊園で引き受けてくれるそうなので、事前に確認しておかれることをおすすめします。
ペットが教えてくれるいろんなこと
ペットとの別れは悲しいものです。こんなに悲しいのなら…と、二度とペットは飼わない人。しばらくすると、再び新しい「家族」を迎える人。どちらにしても、短い期間ではあっても、愛するペットと共に暮らした時間は、かけがえのないものです。
よく、子供の情操教育のためにペットの飼育をすすめる声があります。確かにペットとの暮らしは、子供の情操を育んでくれます。
しかし、情操教育はいわばおまけで、ペットを飼おうと決める前に最も大切なことは、「最後まで我が家の一員としてともに暮らす」と誓うことだと思います。
飼い主がペットに甘えるときも当然ありますが、やはり、責任ある保護者としての自覚を忘れてはいけません。それは、飼い主が子供であっても同様のことなのです。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【責任】です。
愛のない責任は寂しすぎますが、無責任な愛は迷惑至極です。愛ある責任は、よき隣人となるために必須の素養でしょう。
※今日はボタモチ1個追加!
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