卒業式は大切な人生節目の式典です。我が子が無事に学業を修められたことへの感謝をかみしめながら、厳粛な気持ちで列席したいのは吝かではないのですが…冷え性にとってはかなり辛いイベントでもあります。
そこで今回は、冷え性の方が少しでも快適に我が子の晴れ姿を目に焼き付けられるよう、マナー違反にならない服装や防寒対策と、おすすめの持ち物をご紹介したいと思います。
卒業式だから服装でのマナーは必要
フォーマルさは外せない
卒業式は、入学式に比べて厳粛な雰囲気のなかで行われます。もちろん主役は子供たちですが、列席する父兄も式典の構成要因となるため、それなりのマナーが必要となるのです。
とはいえ、父兄代表として挨拶をするのでもない限り、そこそこにフォーマルな装いで静かにしているだけで大丈夫です。
スーツの色目はダークなものを選んでおけば無難で、黒の式服でも問題ありません。アクセサリーはパールがおすすめです。
スカートが理想だけど
女性のフォーマルスーツは膝下丈スカートが正式なのだそうです。さらにタイツ・靴下は不可で、ストッキングは肌が透ける薄さのベージュ系と決まっています。
こんな服装で、空調なしの体育館でじっと座っていることなど寒くて耐えられません。しかしうれしいことに、パンツスーツでもOKという流れになってきているのでご安心を。
頑張ってスカートで決めているのに、厚手のタイツや靴下でぶち壊しにしているお母さんがおられますが、ここは無理せずパンツスーツの着用を強くおすすめします。
卒業式の服装に防寒対策は不可欠
冷え性なら絶対にパンツスーツ
パンツスーツなら、アンダーにロング丈のヒートテックや厚手の靴下、レッグウォーマーの着用が可能です。さらにパンプスではなくショートブーツを履いても問題ありません。
服装のマナーは「他人が見て不快にならない」ことが基本なので、外から見えなければとりあえず大丈夫なのです。
厚手のフォーマルコートがおすすめ
「式場では上着を脱ぐから…」とはいえ、普段着ているダウンジャケットで卒業式に出掛けるのは、ちょっといただけません。
暖かいダウンが手放せないなら、モコモコしていないダークカラーのもので、スポーティーでないデザインのものを選びましょう。できればフォーマル用のコートがおすすめです。
インナーや足元で徹底防寒
卒業式での服装は基本的にスーツなので、防寒対策はインナーや足元などに施すことになります。発熱タイプや暖かい素材のインナーをしっかり着込みましょう。
足元が冷えると体全体が冷えるので、厚手の靴下やレッグウォーマーなどで足元を重点的に防寒してください。
カイロを活用
貼るタイプのカイロを発明した人には、感謝しかありません。
背中やおへその下、仙骨周辺および襟の後ろあたりなどにカイロを貼ると全身が温まるので、ぜひどうぞ。
なお、体育館のほとんどは土足厳禁なので、足用カイロは靴下に貼るタイプにしておかないと、出入り口で泣き別れする羽目になります。
卒業式の持ち物 防寒対策編
電熱座布団があれば
卒業式で座る椅子は、たいていパイプ椅子です。座面の薄いスポンジを通して金属の冷たさがお尻を苛み、トイレも近くなってしまうのです。
そこでおすすめなのが充電式の電熱座布団、あるときとないときでは天と地の差があります。
USBで充電できてあったかい!
ボア付きシューズで足元快適
体育館には多くの場合、土足では入れません。出入り口で靴を脱いでスリッパに履き替えることになるのですが、学校のスリッパはペラペラなので、足が冷えっぱなしになります。
ぜひとも暖かいマイシューズをご持参ください。底が厚めでボア付きのものなら、冷たい体育館の床からあなたの足を守ってくれます。
下駄箱があっても、脱いだ靴は自前の靴袋に入れておいたほうが安心ですが、靴袋をスーパーのポリ袋で代用するのはやめましょう。ガサガサと音がするうえ、どう見てもフォーマルさとは程遠いものです。
予備のカイロもお忘れなく
カイロは予備のものを用意しておくと安心です。
うっかりトイレで剥がれてしまうこともありますし、寒くて震えている人にそっと差し出すと喜ばれます。
卒業式の服装 マナーと防寒対策…まとめ
実は座る場所が最重要
一般的に卒業式は体育館で行われますが、空調設備がないために点々とストーブが置かれています。
このストーブの側に陣取れば、今日の卒業式は安泰です。早めに会場へ行き、ストーブ近くの座席を確保されることを強くおすすめします。
もしストーブの側に座れなかったら、次はトイレ対策です。冷えるとトイレが近くなるので、スムーズにトイレに走れる場所を選びましょう。
そのうえで、ここまでご紹介した防寒対策をしておけば、感動的な卒業生代表の答辞を余裕で味わうことができるでしょう。
今日のボタモチ
今日のボタモチは【布陣】です。
卒業生代表の感動的な答辞の最中に、トイレに立つことはできません。多くのお母さん方は涙腺を緩めて聞き入っている様子でしたが筆者はそれどころではなく、答辞が終わると同時にトイレに向かって走りました。
すると後ろから5~6人のお母さんたちも猛ダッシュ!トイレ近くに陣取っていた筆者は、無事個室を確保できました。めでたしめでたし。
※今日はボタモチ、1個追加!
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