和菓子がおいしいシーズンの到来です。また、お茶会が催されることも多くなります。せっかくだからもっと抹茶を楽しんでみませんか?
今回は、お家で気軽にできる抹茶の点て方や必要な道具、お菓子のほか、お茶会での作法についてご紹介します。
抹茶の点て方と必要な道具は?
抹茶はお家でも楽しめる
抹茶=茶道のイメージがあるためか、コーヒーや紅茶のようには、抹茶を自宅で気軽に楽しむという風潮がありません。
でも、コーヒーだって昔は喫茶店で飲むもので、お家でレギュラーコーヒーを淹れて飲むというものではありませんでした。
だったら、抹茶もコーヒーのように自宅に持ち込んで楽しんでも構わないですよね?
抹茶の点て方はとても簡単
抹茶を点てるのは、とても簡単です。
- 茶碗に抹茶をティースプーン山盛り1杯入れる
- 80度のお湯を100cc注ぐ
- 茶筅で混ぜればできあがり
抹茶は茶漉しで漉して使うとダマになりません。お湯は、沸騰したお湯を一度別の茶碗に入れたもの使うと、丁度良い温度になります。
茶筅は垂直に立てた状態で、すばやくMの字を描くように左右に30秒ほど往復させましょう。
最後に円を描くように中央に泡を集めれば出来上がり。細かい泡がふんわり盛り上がっていれば大成功です。
最低限必要な道具は?
茶筅だけは用意したい
絶対に必要なのは茶筅です。
値段はピンキリですが、穂先の本数が多いものを使えば簡単に美味しく点てることができます。点てる前に茶筅をお湯で湿してから使うと、折れにくくなって長持ちします。
茶碗はカフェオレボールでも構いませんし、抹茶をすくう茶匙はティースプーンで代用できます。
抹茶の選び方
抹茶は製菓用ではなく、お点前用のものをおすすめします。また、見た目は同じに見えますが、粉末茶と抹茶は全くの別物です。元の茶葉からして違うので、お間違えなきように。
抹茶の値段もピンキリですが、練習用として売られているものよりワンランク上程度のもので、充分おいしくいただけます。
抹茶の保存方法
抹茶は少なめの容量のモノを求め、早めに使い切ってください。冷蔵庫での保存は、出し入れの際の温度変化と結露が抹茶の品質を損ねるので、おすすめしません。
開封後は密封して直射日光の当たらない常温の場所に保管し、2週間程度で使い切るのが理想です。
抹茶に合うお菓子は?
お家で楽しむ抹茶なら、お菓子は特にこだわらなくて大丈夫です、抹茶ケーキや抹茶アイスなどの和洋折衷のスイーツがあるくらいなので、和菓子でなければいけないということはありません。
でも、和菓子屋さんに行けば見目麗しい季節の上生菓子が売られています。値段はケーキよりお安めなので、ぜひ一度お試しいただきたいと思います。
抹茶の作法がわからないけど…
この時期、観光地などでもよくお茶会が行われていて、散策の一休みがてら参加してみたいと思ったけれど、作法が分からないから諦めた…という声も聞かれます。
そこで、茶道をやっている知人に教わった、お茶の心得がなくてもOKの作法?をご紹介します。
観光地なら気にしなくてOK
観光地などで催されているお茶会なら、作法はほとんど気にしなくて大丈夫だそうです。
そもそも、通りすがりに立ち寄る観光客には茶道の心得などないことがほとんどなので、主催側は大らかに構えているものです。
気にしてほしいのは
- 大きな指輪やブレスレットなどは外す
- お茶を頂くときは、茶碗の正面を避ける
の2点くらいとのこと。お茶碗に傷や汚れを付けないための配慮です。
あとは座る席に気をつけましょう。床の間に一番近い上座とその隣り(正客・次客の席)、そして最後の席(末客の席)は避けます。この場所に座る人には相応の役割があるからです。
着席後は、自分の順番が回ってくるまでの間に、他の客の振る舞いを見ておいて真似すれば問題ありません。
マニュアルがあればそれに従う
観光地によっては、客が困らないように簡単なマニュアルを用意していることもあります。
その場合には、書かれている通りにふるまえばOKです。
抹茶の点て方と道具・お菓子・作法のまとめ
おいしいお茶で雅な気分を
おいしい和菓子をお抹茶でいただくと、ちょっと雅な気分に浸れます。
お家で抹茶を楽しむのはちっとも難しくはありません。忙しい日常の中にそんなひとときを取り入れて、気軽にリフレッシュしてみるのもよいのではないでしょうか?
今日のボタモチ
今日のボタモチは【はんなり】です。
コーヒーや紅茶もいいけれど、大和撫子としては、ティータイムはお抹茶ではんなりといきたいものです。女子力?がアップするかも…。
※今日はボタモチ。1個追加!
コメント