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立春朝搾りは縁起のよい日本酒版ボジョレー・ヌーボー

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立春朝搾り

2月4日は立春です。春とは名ばかりの寒い時期ですが、確実に春は近づいています。そのひとつが立春の朝に搾ったばかりのお酒・立春朝搾り。

通常は蔵元見学でもしない限りなかなか飲めない搾りたての生原酒を、自宅で楽しめるのです。今回は、日本酒のボジョレー・ヌーボーともいえる立春朝搾りについてです。

立春朝搾りってどんなお酒?

立春朝搾りは日本酒版ボジョレー・ヌーボー

立春朝搾りとは2月4日、立春の朝に搾ったばかりのお酒のことです。日本酒のボジョレー・ヌーボーともいえる立春朝搾りは、『日本名門酒会』が主催し、全国の酒蔵が参加していています。

2002年のスタート以来多くの日本酒ファンから注目され、2018年は、北は北海道から南は九州まで全国43の蔵元が参加しました。

立春朝搾りは造るのが難しい

通常はお酒の状態をみながら出荷時期を決めるのですが、立春朝搾りでは出荷日は立春と予め決まっています。

立春に合わせて最高の状態に仕上げるために、杜氏さんたちは大吟醸より神経を使っているのだそうで、立春朝搾りは「杜氏泣かせの酒」と言われているのです。

搾りたてのフルーティーさが魅力

立春の朝(というか前夜)から、蔵元総出で搾りあげ瓶詰めする立春朝搾り。時間との勝負のため、お酒を買い付ける酒屋さんも早朝から駆けつけて作業を手伝うのです。

立春朝搾りは搾ったままで火入れをしない生原酒なので、フレッシュでフルーティーな香りと味わいが楽しめます。反面、どうしても変質しやすくなっているので、要冷蔵のうえお早めにお飲みください。

地域限定の地酒オブ地酒

筆者は今朝、立春朝搾りを予約しておいた『富久錦』までクルマを走らせて取りに行ってきました。

立春朝搾りは通常のお酒のように出荷されるものではありません。蔵元近郊の立春朝搾り参加加盟店が蔵までやってきて、それぞれ予約分を持ち帰って販売されるか、蔵元で直接販売されるものですが、即日完売となるようです。

つまり、立春朝搾りは地域限定の地酒で、新酒のできあがりを心待ちにしていたお酒を作る人・売る人・飲む人たちといった「ジモティー」みんなが立春に集まってお祝いする、乾杯のお酒といってよいものでしょう。

立春朝搾りは縁起物

立春の前夜祭が節分

立春の前夜は、新しい春を迎えるため豆まきをして邪気を祓い、福を呼びます。つまり、節分は立春の前夜祭のようなものなのです。

恵方を向いて太巻きを食べた翌日の立春には、恵方を向いて立春朝搾りをいただいてダメ押ししておきましょう。

立春には福を呼ぶ縁起物を

立春朝搾りのラベルは、立春の早朝から集まった酒屋さんたちが1枚ずつ手作業で心を込めて貼ります。さらに、神社の神主さんによるお祓いを受け、無病息災・家内安全・商売繁盛を祈念するのです。

立春朝搾りは、関わる人たちの喜びと感謝がつまった縁起の良いお酒。立春にはぜひとも縁起物の立春朝搾りをいただいて、福を呼びたいものですね。

立春朝搾りはイベント感満載

立春朝搾りは酒文化になりうる?

搾りたて生原酒は、酒蔵見学などの特別なイベントで飲める機会がありますが、大変人気が高いためなかなか参加が叶いません。しかし立春朝搾りなら、希少な搾りたて生原酒を自宅に持ち帰って楽しむことができるのです。

また、立春を心待ちにしていた地元の蔵元・酒屋・消費者がつながる地域密着型のイベントでもあります。

このように特別感に満ちた立春朝搾りは、春の始まりを祝う新しい酒文化になりうるものだと思うのです。

富久錦の立春朝搾りを飲んでみた

1月中旬に立春朝搾りを予約してから、立春を心待ちにしていた筆者。さっそく今朝生まれたばかりの「純米吟醸無濾過生原酒」を飲んだ感想をお伝えしましょう。

お酒の色合いは、無濾過なのでうっすらとやわらかな乳白色ににごっています。搾っただけで火入れしていないため、ほんのりサワーな味わいが初々しくフルーティーな香りが際立っていますね。

原酒は加水などの調整を加えていないため、アルコール度数がやや高めで味が強いものが多いようですが、富久錦の立春朝搾りは優しい口当たりでした。

例えるなら、目覚めたばかりの天使が、春風に吹かれながらはにかんで微笑んでいるような感じでしょうか。

鬼に笑われそうですが、来年はいくつかの酒蔵を回って立春朝搾りの飲み比べをしてみたいなぁ。でも、立春朝搾りは立春にいただくのが本筋だから、欲張るのはやめておきましょう。

立春朝搾り…まとめ

立春朝搾りで春が来た

初めて立春朝搾りのことを聞いた時、正直なところ単にネーミングで目先を変えた販促戦略かなと感じていました。

しかし、立春に合わせておいしいお酒を作ることの難しさや、寒いこの時期の夜中から酒蔵と酒屋さんが力を合わせて出荷してくれることなどを知るにつれ、立春朝搾りは新しい酒文化になっていくのではないかと思うようになったのです。

寒さに弱い筆者ですが、春の気配が日ごとに色濃くなっていくことが感じられる2月は嫌いではありません。富久錦の敷地にある柳の枝がなんだか青く見えたのは、春がそこまで来ていることの証拠でしょうか。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【到来】です。

到来でやって来るのはいいモノと相場が決まっています。お迎えする側もそれなりの準備をしておきたいものですね。

※今日はボタモチ、1個追加!

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若杉ひふみ
兵庫県生まれの兵庫県育ち
アラ50のO型
現在、昼間は介護予防事業、アフター5はエイジレスライフ実現への考察と実験に勤しむ日々です。
介護予防につながるエイジレスライフの奥義は、好奇心を失わないこと。その実践として「興味本位」な毎日を過ごしています。おいしそうなボタモチはとにかく食べてみよう!ということで、新たな世界との出会いに加え、足腰が強くなるというおまけも付いてきました。
そんなボタモチたちを集めたのがこのブログです。稔り多い人生を祝う「祝活」を目指す日々が、ボタモチとなって棚の上に積み上がり、いつかナイスなタイミングで落ちてくるかも?

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