SDカードの寿命年数は?状態の診断方法や長持ちさせるコツも紹介

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SDカードからデータを取り出せなくなったり、いつの間にかデータが消えていたりしたことはありませんか?スマホやドライブレコーダーなど幅広く使われているSDカードには、寿命があるのです。

大切なデータを守るために、この機会にSDカードの寿命診断や長持ちさせるコツを押さえておきましょう。

SD カードの寿命年数はどのくらい?

SDカードの寿命は3年ほどしかない

SD カードは外見に異常がなくても、データが読み込めなくなったり消えてしまったりして使えなくなることはよくあります。実はSDカードは意外と短命で、おおむね3年程度の寿命なのです。

そもそもSDカードはデータを一時的に記録するためのもので、長期的に保存するためのものではありません。大切なデータをSDカードに入れたままにしておくことは、大変リスキーなことなのです。

データの保存にはCD-RやDVD-Rなどの媒体かクラウドを用い、こまめにバックアップを取っておくと安心です。

SD カードは使うたびに劣化する

SDカードは、使うたびに劣化していきます。データを書き換えられる回数には上限があり、その上限に達するとそれ以上データの記録ができなくなるからです。

書き換え回数は、 SDカードの書き込み方式によって次のように違いがあります。

  • SLC(シングルレベルセル):約10万回
  • MLC(マルチレベルセル):約1万回
  • TLC(トリプルレベルセル):約1,000回

書き込み方式の違いは SDカード内の記憶素子 1 単位に対して何重にデータ を書き込むかによるものです。

重なりが少ないものほど耐久性は高くなりますが、 価格が高いうえ技術的な問題で容量はさほど大きくできないという問題があり、主に産業用として用いられています。

一般のユーザー向けとしては、ドライブレコーダーや監視カメラ用にはMLC、デジカメやスマホ用には TLCがおすすめです。

SDカードの放置はNG

SDカードのデータは電気的に記録されているため、機器から取り出したまま長期間通電せずに放置していると「蒸発」するように消えてしまいます。

そもそもSDカードはデータの貯蔵庫ではなく、一時的に記憶させるためのものです。データはSDカードに入れっぱなしにせず、早めに他の媒体やクラウドなどに保存しましょう。

SD カードの寿命を診断する方法とは?

SDカードの寿命は診断用アプリでチェック

SDカードの劣化状態は、外側からうかがい知ることができません。

しかしSDカードなどのフラッシュメモリ診断アプリ「Check Flash」を使えば、エラーやダメージの具合を確認することができるのです。

チェックの際、SDカードのデータは消えてしまうので、あらかじめバックアップをしておきましょう。

なお、アプリ使用時にチェックを行うドライブを選択するのですが、このときに目的以外の場所を選ばないように注意が必要です。

 

SD カードを長持ちさせるコツとは?

フォーマットはほどほどに

SDカードを長く使っていると、アクセス速度が落ちたりエラーが起きたりすることがあります。そんなときにはフォーマット(初期化・リセット)を行って「おそうじ」するとよいのです。

とはいえ、フォーマットを行うと書き換え回数を「消費」してしまうことになってしまうので、総合的に考えると「フォーマットはほどほど」に行うことがベストでしょう。

抜き差しは丁寧に

SDカードはとても薄くて華奢な造りになっているので、乱暴に取り扱うと物理的なダメージを与えてしまいます。加えてとても小さいので、行方不明になってしまう心配も。

金属端子が丸出しになっている部分にはできるだけ触れないようにすることも大切です。デリケートなSDカードの取り扱いは、やさしく丁寧にお願いします。

データの移行はケーブルで

SDカードのデータを他の媒体に保存するとき、カードを差し替えて行っているケースがよくみられます。

しかし機器をケーブルで接続すれば、SDカードの取り扱いに神経を使う必要はなくなり、気軽にデータのバックアップを行うことができるのです。

ケーブル接続が可能な場合は、できるだけケーブルを使われることをおすすめします。

SD カードの寿命は3年と心得よう

壊れてしまってからではもう遅い

SDカードの寿命はおおむね3年です。意外と短いことに驚きましたが、そもそも SD カードにデータを長期保存することそのものが間違いだったのです。

大切なデータが取り出せなくなってからではもう遅いので、定期的に診断アプリで劣化状態をチェックするか、2~3年ごとに新調することをおすすめします。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【責任】です。

「信じてたのに…」と恨み言や泣き言をいっての後の祭りだし、相手も迷惑でしょう。誰に投げるかを決めたことの責任は、ほかでもない自分自身にあるわけだし…。

※今日はボタモチ、1個追加!

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