充電式乾電池のエネループとエボルタの違いは?長持ちさせるコツも

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家族の在宅時間が長くなると、乾電池がすぐになくなってしまうような気が…。

この機会に充電式乾電池に変えてみたいけど、エネループとエボルタはどこが違うのか、充電器は共用できるのかなどの疑問が生じます。また、値段がけっこう高いので、長持ちさせたいものですね。

今回は、充電式乾電池への疑問を解消できる内容となっています。

充電式乾電池のエネループとエボルタの違いは?

いずれの電池もパナソニックの製品

充電式乾電池の二大巨頭といえば、エネループとエボルタ。いずれもパナソニックから発売されているニッケル水素タイプの充電地です。

なお、エボルタには充電できない普通の乾電池と、充電式のエボルタがあります。普通の乾電池を充電すると大変危険なので、間違えないようにご注意ください。

最大の違いは元のメーカー

パナソニックは元々充電式でないエボルタを製造していて、その姉妹品として充電式のエボルタを製造するようになりました。

エネループは旧三洋電機の製品でしたが、知名度がとても高かったためパナソニックが三洋電機を買収後も製品とブランド名を残しているのです。

単1・単2形はエネループだけ

エネループには、単1から単4形までそろっていますが、エボルタには単1・単2サイズがありません。とはいえパナソニックから出ている専用のスペーサーを使えば、エボルタの単3形電池を単1・単2形として使うことができます。

なお、パナソニックのスペーサーは自社製の単3形スタンダードモデル専用で、流用は推奨されていません。

充電式乾電池の使い分け方は?

充電池は標準タイプが使いやすい

充電式乾電池には、容量によって3つのモデル(ハイエンド・スタンダード・お手軽)の製品があります。

容量が多い電池は 1回の使用時間が長く、容量が少ない電池はくり返し回数が多いという傾向がありますが、用途がひろい標準タイプが最も使いやすくておすすめです。

カメラのストロボや電動玩具などのような、長時間ハードに使う機器にはハイエンドモデルがよいでしょう。お手軽モデルは、リモコンなど電池の消費量が少ない機器に使うと、電池そのものを長持ちさせることができます。

なお、ハイエンドモデルはエネループ、お手軽モデルはエボルタのみです。

エネループは「くり返し回数」が多い

充電式乾電池の充電回数は無限ではありませんが、エネループは繰り返し充電できる回数(「くり返し回数」)が多いという特徴があります。

「くり返し回数」とは、JIS規格で定められた条件で試験した、充電と放電のくり返しが可能な回数のことです。スタンダードモデルの単3・単4型の場合だと、

  1. 「100%放電してから充電」なら約600回
  2. 「60%放電してから充電」なら約2,100回

となっています。ちなみにエボルタでは1では500回、2だと1,800回です。また、エネループは出荷時充電済みとなっているため、買ってきてすぐに使うことができます。

エボルタは長時間使える

充電式エボルタは、エネループより容量が多くなっています。容量が多いと一度の充電で長時間使えるので、電池交換の手間を減らせるのです。

とはいえ、エボルタのスタンダードタイプ単3形の容量は1,950mAhですが、エネループは1,900mAhとさほど大きな違いはありません。

充電式乾電池を長持ちさせるコツ

充電式乾電池は、使い方次第でさらに長持ちさせることができます。そのコツは以下のとおりです。

適合する充電器を使う

充電式乾電池の充電には、専用の充電器を使ってください。古いタイプの充電器は、基本的にエネループ用充電器はエネループ充電池、エボルタ用充電器は充電式エボルタ専用となっており、互換性はありませんでした。

現在生産されているタイプの充電器は、エネループ・エボルタともに充電可能となっています。ちなみに筆者所有の充電器はかなり前に買った三洋製で、当然ながらエネループ専用です。

使い切ってしまう前に充電

充電式乾電池は、完全に電池を使い切ったままにしておくと「過放電」という現象が起こり、充電地の寿命が短くなってしまいます。

「過放電」を防ぐには、2/3ほど使ったら充電するとよいのですが、電池にインジケーターなんかついてません。

でもエネループ・エボルタともに使えるこの充電器なら、残量チェック機能がついているので安心です。


種類をそろえて使用する同時に充電

複数本使う場合は同一モデルでそろえ、グループとして固定化することをおすすめ。充電するときも同時に行うようにすると状態がそろいます。

複数本を同時に使うと、電池はみな同じように消耗します。このときにそれぞれの電池容量が異なっていると、容量の少ない電池はひと足先に電池容量が無くなるのです。

しかし他の電池にまだ容量が残っているのでそのまま使い続けることになりますが、空の電池は「過放電」状態が続くため、電池が劣化してしまいます。

充電式電池は長い目でみると断然お得

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きっと手放せなくなる充電式電池

筆者が最初にエネループを買ったとき正直なところ、けっこう高いなと思いました。けれども何度も充電して繰り返し使えるので、長い目で見るとかなりお得なお買い物となっています。

捨てる手間がいらないことも魅力で、我が家の単3・単4型電池はすべてエネループです。エボルタでない理由は、購入時にエネループしか売り場になかったためで、これから購入する方の場合はお好みで選んでOKです。追加で購入する場合には、手持ちのブランドにそろえた方が使い勝手が良くなるでしょう。

画像は、使い込んだ新旧のエネループ、左の製品に今はなき三洋電機のロゴが…。迷走中のPanasonicですが、ロゴが永続することを願っています。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【ロングスパン】です。

モノゴトを判断するときに、どのくらいの期間を視野に入れるかということが重要で、目先の欲得だけを考えているとえらい目に遭います。日本の中枢におられる面々は、オセロゲームが弱いに違いない?

※今日はボタモチ、1個追加!

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