教育費を節約!最強の手段は公立高校&塾へ行かずに自主学習

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勉強

家計が厳しくても、子供の教育費はなんとかしてやりたいと願うのは当然の親心でしょう。でも、無理しすぎるのは禁物。途中で学費が続かなくなり退学、ということにもなりかねません。

教育費を抑えるポイントは、公立高校に通わせることと塾に行かせないことで、実はこの2つ、両立できるのです。

高校で必要な費用、公立と私立では大違い

3年間に必要な費用は、公立では約100万円ですが、私立だと約300~350万円も必要となります。

また、公立は自宅からそう遠くないことが多く、徒歩や自転車で通学できれば交通費はタダです。しかし、私立だと遠方になるケースが多いため、結構な額の交通費も必要となります。

3年間で200万円以上、1ヶ月あたりだと6万円弱の違い、これはかなり大きいといえます。200万円あれば、国立大学の場合、入学金と3年生までの授業料がまかなえるのです。

公立高校へ行くために塾は必要?

子供が通う中学校では、塾へ通っていないお子さんは3割程度で、多くのご家庭が、塾は必要と考えていたようでした。

費用は3年間のトータルで60万円は必要で、夏期講習などの補強を入れるたびに、どんどん膨らんてゆくのだとか。

しかし、よく話を聞いてみると、「成績は上がっていない」「辞めたら成績が下がりそうだから通わせている」「家では勉強しないから通わせている」という声が多くありました。

また、「学校の先生の進路指導は頼りない」「みんなが行ってるから」といった声も聞かれました。

この中で、「学校の先生の進路指導は頼りない」という声は気になるところでした。しかし、それ以外の声は、塾を積極的に肯定しているようには感じらなかったというのが、筆者の感想でした。

塾のメリットとは?

受験情報が手に入る

塾では各種データが豊富です。大手塾だと特にその傾向があります。最新のデータを解析して、学校より的確な情報を提供してくれるのです。

進路指導が的確

情報の質が高ければ、それに基づいた進路指導の質も高くなります。高校受験はよその中学に通うお子さんとの競り合いになるので、広域の情報を持つ塾のほうが、学校の先生より的確な進路指導をしてくれるはずです。

いい先生がいる

「塾でいい先生に出会って学習意欲が高まった」「学校の先生より教え方が上手」という声も少数ですが聞かれました。多感な思春期、先生の好き嫌いで成績が左右されることはありがちですから、この点は大きなメリットでしょう。

いい友達に出会える

塾には、よその中学から通ってくるお子さんもいます。学校の友達には言えないようなちょっと深い話ができる、耳新しい話題に接することができるなど、勉強以外のメリットも得られるところが魅力です。

熟のデメリットとは?

おざなりな学習になりがち

学校の宿題をするだけでも結構時間が掛かります。部活などで遅くなるともっと大変です。そこへ塾通いが入ると、さらに忙しくなります。その上、塾の宿題までこなすとなれば、勢い全てにおいておざなりな対応になりがちです。

受験指導では「3冊の問題集を1回だけやるより、1冊の問題集を3回やるほうが、チカラがつく」といわれています。つまり、忙しすぎておざなりに課題を片付けるというのは、実りが少ない方法といえるのです。

学校を軽視しがちになる

塾を優先して学校を疎かにするのは間違いです。調査書(内申書)を書くのは学校の先生なのです。調査書の内容には「意欲・関心・態度」が加味されるのですが、学校を疎かにしているとテキメンに響きます。

学校の宿題や課題物の提出期限を守る、授業中の居眠り・内職(塾の宿題をやる子が結構います)をしないという程度でOKなので、ぜひ、学校を優先してください。特に、推薦での合格をめざすなら、ここは大切なポイントです。

勉強より大切な「チカラ」が伸びない

塾の手厚いサポートのなかで勉強すれば、学習効率は良くなるかもしれません。しかし、そのことで失われるものがあります。

それは問題発見力。何が問われているのかを見つけ出すチカラですが、このチカラがあるお子さんは、応用問題が得意です。日頃から独力で勉強する習慣のあるお子さんは、試行錯誤しながらこのチカラを身に付けてゆきます。

また、自律できるチカラも身につきます。塾では、時間割や教材の配分まで面倒を見てくれます。それに従っていれば効率よく勉強が進みますが、ここでも重大な機会損失が発生します。

自分の目標とそこまでの距離を測り、学習対象を絞り、持ち時間を配分するという訓練の機会が失われてしまうのです。

これらのチカラは、勉強より大切であると同時に、後々伸びるための基礎でもあります。即席には身につかないものなので、大切に育ててゆきたいものです。

塾なしでも大丈夫!

塾のメリットを、自前で補えれば問題ありません。受験情報と進路指導については、塾レベルの精度が必要かどうかを考えてみましょう。

新設校でない限り、学校にも過去のデータがあり、それを見れば、各高校に入学できる人数や成績などがわかります。めざすのが公立高校合格であれば、際どい勝負は挑みませんから、学校レベルの情報で充分なのです。

いい先生といい友達については、塾に行ったからといって、必ずしも手に入るというものではありません。また、環境に左右されない自主自立の精神を養うためなら、むしろ塾に行かないほうがよいといえます。

以上のことから、塾なしでも公立高校入学は充分に可能なのです。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【自律】です。

育児・教育のゴールは子供を自立させることで、それには自らを律するチカラが不可欠です。このチカラは学校を出た後にいよいよ本領を発揮し始め、一生役に立つ賞味期限なしのものなのです。

※今日はボタモチ1個追加!

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