外壁塗装で汚れが目立たない色は?失敗しない色見本からの選び方も紹介

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外壁塗装や屋根塗装での色選びで、イメージと仕上がりが一致しないことは結構あります。また、気に入った色でも思いのほか汚れが目立ってしまうということも…外壁や屋根塗装は一度塗ってしまうと十数年後の塗り替えまでガマンしなければならないため、失敗は避けたいものです。

今回は、これまで2回の塗装経験や知人の失敗談から導き出した、外壁・屋根塗装で失敗しない色の選び方です。

外壁塗装で汚れが目立たない色とは?

外壁・屋根は汚れる運命から逃れられない

日々風雨にさらされている建物の外壁や屋根は汚れから逃れられない運命にあり、汚れの原因となっている主なものは、次の3つです。

  • 排ガス
  • 土や砂
  • カビ・コケ

排ガスは黒色、土や砂は茶色、カビ・コケは緑色がベースになった中間色の汚れになります。家も車のように定期的に洗えばよいのですが、なかなかそうもいかず汚れるに任せているのが実情でしょう。

汚れが目立つ色は「白」と「黒」

汚れが目立つ色はなんといっても「白」がトップです。最近はカラフルになりましたが、医療や食品関連に従事する方のユニフォームは本来白でした。これは汚れを目立つようにして衛生的に保つという目的のためで、とにかく白は汚れが目立つのです。

また、白とは対局の色である「黒」も汚れが目立ちます。汚れの色は濁った中間色なので、黒に付くと白っぽく浮き上がってしまいよく目立つのです。

汚れが目立たない色は中間色

身も蓋もない話ですが、汚れが目立たない色は汚れに似た色となります。具体的にはグレー系・ベージュ系・モスグリーン系で、明るすぎず暗すぎないあたりの中間色です。

個人の戸建て住宅の外壁にはグレーやベージュ、モスグリーンが多くみられますが、みんな考えることは同じということでしょうか。

とはいえ、そんな没個性的な色は嫌だという方もおられると思います。そのような方には原色ではなく少し色味を抑えたものを選べば、かなり汚れが目立ちにくくなります。

なお、塗料を混ぜて新たに色を作る場合は入念に打ち合わせを行うことが必要で、それを怠ると我が家のようになってしまいます(後述)。

太陽光で褪せやすい色も避けたい

汚れではありませんが、外壁・屋根は紫外線にさらされているため、長年のあいだに色が褪せていきます。

赤や紫は紫外線を吸収しやすいため退色しやすい色で、反対に青は退色しにくい色です。貼りっぱなしのポスターが青っぽい色調になっていくことからも、このことが分かりますね。

外壁塗装で失敗しない色見本からの選び方は?

混色は避けたほうが無難

我が家はこれまで新築と塗替えの2回、外壁と屋根の色を選びました。最初の新築時には気合が入っていたため、外壁は色を混ぜてもらうことにしましたが、イメージとはまったく違う色になってしまったのです。

「あずきバーを明るくした感じ」と伝えていたのですが、どう見ても色褪せたピンクにしか見えない…職人さんにそういいましたが、「塗ったらイメージ通りになる」「変更するなら追加料金がいる」といわれました。

まぁプロが言うんだし追加料金は困るし、ということでお任せしましたが、やはりイメージとはかけ離れた「肌色」のような仕上がりになってしました。

「混色はとてもむずかしい」「多くの場合、塗ったら明るい色になる」「赤や紫は褪せやすい」という塗装の落とし穴をあとで知りましたが、ときすでに遅し…。

結果的に、イメージより白っぽく仕上がった外壁は汚れがよく目立ちました。既存の赤茶色を選んだ屋根もイメージより赤味が強い仕上がりとなり、色褪せも早かったようです。

▼外壁・屋根塗装は塗装屋さん次第

色見本と実際の色は実はほぼ同じ

色見本と実際に塗ったときの色は違うとよくいわれますが、実際に並べてみるとほぼ同じ色になっています。

それなのに違って見える理由は、色は面積が大きくなると明るく見える傾向があることや、塗装面の凹凸状態によって光の反射具合が変わるため、明るさや色合いが違って見えることにあるのです。

色見本は48mm×22mmのサイズでツルツルの紙に印刷されており、実際に塗る場所とはかけ離れた条件となっています。そのため、仕上がりがイメージ通りにならないことは当然といえば当然なのかもしれません。

我が家の場合も実際に塗ってみるとイメージとはかけ離れた色で、白っぽくぼやけたあいまいな色の外壁と妙に赤味がかった色の屋根になってしまいました。

外壁・屋根塗装で失敗を防ぐには

色見本と塗料の色そのものに大きな違いはないのですが、実際に塗ったときイメージとおりにならないことは避けがたいことのようです。

少しでもイメージとのギャップを防ぐためにできることは、実際に塗る外壁や屋根と同じ素材をA4以上のサイズで用意してもらい、そこに塗料を塗ってもらったものを屋外で確認することです。

とはいえ、ここまでやってもらうにはそれなりの費用と手間が必要なので、なかなか厳しいものがあります。次善の策として、「コレ」と思う色より少し暗めで色味を落とした色を選ぶようにすれば、イメージに近い仕上がりが期待できます。

外壁・屋根塗装の色選びにはコツがある!

初回の失敗を踏まえて今回の塗り替えは大成功

初回の失敗を踏まえ、外壁はイメージのより一段トーンを落とした抹茶ラテ色に、屋根は赤味を抑えたダークチョコ色にしました。

工事後まだ日が浅いため、色の持ちや汚れの目立ち具合についてはコメントできませんが、仕上がりの色についてはほぼイメージ通りとなり満足しています。

今日のボタモチ

今日のボタモチは【相場】です。

子供が描くおうちの絵では、たいてい屋根は赤で壁は白と相場が決まっていますが、実際に見かけることはあまりありません。相場と実態は意外とかけ離れていたりするようです。

※今日はボタモチ、1個追加!

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